また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。
ピリピ4：19
今日も、次男の信仰の記録です。
中学３年の次男は、今、楽器にハマっています。
今の中学に入学した時に、「中学卒業前に、各自好きな楽器を１つ演奏するというテストをします」と言われていました。
ずっと、何にしよう～と悩んでいました。そして中3になった時に、エレキギターをしたい！と言い出しました。
教会に使っていないエレキギターがあり、それで動画を見ながら練習し、教会でも高校生などに教えてもらっていました。
そして少しづつ弾けるようになると。「アンプが欲しい。テストの時にアンプが必要」と言い出しました。
私は全く分かっておらず「アンプがないと音がでないの？」という質問をするレベルでした。
あるクリスチャンの方に相談しました。そしてその方から１つ大切にしておられるアンプを譲ってもらいました。
次男はそれが送られてきて、凄く喜びました。アンプを次男の前に置き、譲って下さったその方について話をしました。
凄く大切な物を譲ってもらったんだから、その人の大切にしていた気持ちも受け取って大事に使って欲しいという話と、
またその方が今、信仰生活を送る中で、苦しい思いを持っておられると話しをしました。
「分かった！ 僕がアンプを使う度に覚えて祈るから！」と言い、アンプを使う度にアンプを抱きしめて祈っていました。
そして３学期に入り、次男は「エフェクターが欲しい」と言い出しました。どうやらエフェクターとは「音の音色を変えたり、音にひずみを付ける物」だそうです。
夫は「まだ中学生で、そんなにエレキを触る時間もないのに・・エフェクターまで必要？ もっと大きくなってからでいいんじゃない？」と言い、買うことを反対しました。
でも次男にしたら、欲しい物は欲しいのです・・テストの時にエフェクターを使いたいのです。
夫に隠れてこそっと自分が貰った給付金で買おうとしていました。私は「止められたのに、こそっと買うのは良くない」と次男を止め・・
「買う前に、主に祈ってみよう。自分の思いだけで決断したり、先走って自分で準備したりせず、主がどう思われているのか聞いてみよう。もしかしたら、お父さんの心が変わるかもしれないし、誰かが与えてくれるかもしれない」と言い、
次男と私で祈る事にしました。
しかし次男の心中は、テストまでに凄く欲しくてたまらないのです。友達の前でエフェクターありで弾きたいのです。次男は、自分の欲しい気持ちを封印してみる・・との事。
そして、先週とうとう楽器テストがありました。
1カ月程祈りましたが、夫の心が変わる訳でもなく、エフェクターが与えられる訳でもなく、何も変わる事がありませんでした。
エフェクターなしでテストを受けました。次男は口には出しませんでしたが、残念そうに思っているのが分かりました。
自分の祈りに対して、主はなんの変化も与えてもらえなかったので、「仕方がない・・これは自分の欲なんだ」といった感じで諦めているように感じました。
そして、テストは終わり（2/13）、テスト終了と共に、エフェクターが欲しい！！という思いも落ち着きを持ちました。
楽器テストが終わってから１週間たった2/20に、学校から帰って来た次男が「もう一回、学校でエレキ弾く事になった！ 僕だけ・・」と言うのです。
音楽の先生が「もう一度、聞いてみたい楽器はありましたか？」と生徒に聞いたらしく、クラスの友達が、次男のエレキ！と言ったそうです。
「だから、僕だけアンコール演奏してって先生に言われた。来週の月曜に！（2/27）」と言ってました。
その時の次男は、「どうして僕だけ・・」と、別に喜びもありませんでした。
そして、同じこのアンコール演奏が決まった日の朝に、私はアンプを譲って下さった方から連絡を受けていました。
「次男君がアンプを使う度に、僕を覚えて祈ってくれていて嬉しい」「転職して初めての給料をもらったので、僅かばかりのプレゼントを次男君に送ります」とメールを貰いました。
次の日、登校前に次男にその話をしました。次男は「新しい仕事って順調なんかな・・」とつぶやき「プレゼントってお菓子かな・・届いたら、開けずに置いといて」と言って学校へ行きました。
次男が学校に行った後、私はその方からの荷物を受け取りました。
ビックリな事に・・品名を見ると「エフェクター」と書いてあるのです！！
次男が帰宅し、お菓子か何かだと思っている荷物を空けると、シールドが入っているのです。（シールドとはエレキの機材を繋ぐ線）
「あれ？どうしてシールド？？」と言いつつ、エフェクターが入ってるのに気付き・・・絶句・・
「えーーーどうして？？ エフェクターが入ってる！！ しかも２台も！！」としばらくエフェクターを持ったまま「え？どういうこと？？」と・・時間が止まりました。
そして、エレキとアンプ、エフェクターを繋げ、音色が変化するのを楽しみ大喜びしていました。
少し弾いては「すごーい！ 楽しすぎる！」とはしゃいでいました。
夜も遅くなり、これ以上続けて音を出していたら近所迷惑になるので、一旦やめさせ・・
話をしよう！と声をかけました。
欲しかった物が与えられて「嬉しい」「ラッキー」で終わるのは残念。
祈って与えられたんだから、主のメッセージがあるはず。
無理やり「主の祝福」と結びつけるのではなく、どうして与えられたのか考えてみようと・・。
次男に、今までの自分の心の変化などを考えてもらいました。
まず・・僕は、何かを新しく始めたら揃えたくなる。欲しいと思いだしたら手に入れるまで気持ちが収まらない。
アンプがなかった時は、「まずアンプが欲しい！ だって必要！」と思っていた事。
そして与えられると・・次は「エフェクターも欲しい！ あった方が音色がいい！」と自分の中で正当性を主張していた事。
そして祈る事もせず、買おうとした事。
父親と私に止められ、、凄く凄く買いたかったけど・・欲かもしれない・・欲しい思いを封印して見ようと決めた事。
そして祈っても何も変わらないままだった事。
エフェクターなしでテストを受けるのが残念だった事。
テストの為ではなく、友達の前でカッコよく弾きたかった事。
全てが終わったと思ってた事。
先生や友達の前で、何故かアンコール演奏が決まった事。
そしてアンコール演奏の前に、エフェクターが与えられた事。
次はエフェクターありで演奏出来る事。
と今までの自分の心の状態を思い直しました。
「どうして、主は与えて下さったんだろう？ どうして、テスト前に与えられなかったんだろう？」 と聞くと・・
多分、自分の欲で欲しかったから。テストの為ではなく友達の前で、カッコよく弾きたかったから。
すごくしんどかったけれど、心を封印して主に任せたから・・ご褒美かな？
うん・・・欲しいっていうのは自分の欲だって分かってる。でも、主がご褒美をくれたように思う！と言っていました。
送って下さった方に驚きと、お礼の連絡をしました。
そして今までの一連の流れも説明し、共に喜んで頂きました。
その方は、ご自分の信仰生活を守るだけでも、心も身体も大変な中にいます。
主はその方を通し、次男の信仰に大きな経験を与えて下さいました。
何かする前に必ず祈ること。欲を手放すこと。主が与えてくれること。
主は、全てを揃えて下さるのです。
次男は、自分が欲しかった物だけが与えられたのでなく、舞台（アンコール演奏）まで主が準備して下さったのを体験する事ができたのです。
私や次男にとって、テストが終わったので、「時」が過ぎたと思っていました。
しかし、その「時」とは、私たちが考えたタイムリミットです。
「主の時」は、まだ終わっていなかったのです・・！
恵みに満たされ、次男は次の日・・早く起きてきました。
そしてデボーションを一緒にしたいと言い出し・・凄く恵まれた時間を持ってから学校へ行きました。
私は、１人家で感謝の祈りをしていました。
あの方を通して、次男の信仰の背中を押して貰えた事。私自身ももう一度、祈ってから何かを始める大切さをもう一度体験出来た事・・
夕方、次男が帰宅しました。そしてインターホンが鳴り、次男が対応・・
玄関で叫んでいます。
「また来た！ また来た！！ 〇〇（その方の名前）からまた来た！！ え・・・エフェクターって書いてる・・え？？」と。
開けて見ると、３つ目のエフェクターと、次男宛ての手紙が入っていました。
次男はそのエフェクターを、スマホにかざし品名などを調べ、直ぐにそれに関する動画を見て・・
「これは本当に、ご褒美だわ！！イエスさま、本当に僕によく我慢した！よく祈った ！って言ってるように思う！！ え・・スゴ過ぎ～～！ 〇〇もサイコー！」
そして、手紙を読み、「人の為にとりなしの祈りや、祝福の祈りって、神さまは働かれる・・」
「僕も主が働いて下さったのを体験出来たけど、〇〇も主を体験したって書いてる」
「僕はずっと〇〇のこと覚えてると思う。ずっと祈ろうと思う」
短期間の間に・・凄く大切な事を沢山学んだ次男。
私も恵まれ、その方の信仰にもプラスになって下さった主に感謝します。
今日も、自分が決めた「時」を生きるのではなく、「主の時」を感じ過ごしたいと思います。
主の祝福ある１日をお過ごしください！
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