忙しくて・・時間がない・・💦【マタイ6:33】

2023年

だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。

マタイ6:33

私は子どもの学校のPTA活動に参加しています。

多くの保護者はPTAに参加する事を断ります。

一番の理由は「仕事があり忙しい」からです。

確かに・・自分の家庭を回すだけで精いっぱいなのに、学校の事は学校に任せたいのです。

これ以上、他の事に心も時間も奪われたくない状態なのです。

しかし参加してみると、学年や学校を超え、保護者の知り合いが出来たり、学校の様子を知れたり。

確かに忙しくなりますが、良い事も沢山あります。

分かった事は、PTAに参加している保護者も、皆同じように忙しく毎日過ごされています。働いている方が殆どなので、

時間を割いて毎月会議をしたり、学校の行事、PTAの行事をしたりしています。

その中のいくつかの行事で、毎年すごく決める事が多く、負担が多い行事があります。

私を含め、保護者たちはそれらの行事が近づくと気が重くなるのです💦

でも学校で伝統的に行ってきた行事。

学校側からも保護者も、この伝統を守りたいと思っているし、第一に、子どもたちが楽しみにしている行事なのです。

しかし実際には保護者の負担が多く、行事前には何度も何度も会議や準備の為、学校に行かなくてはなりません。

会議終わりに、「次の会議いつにする?」となると、皆が仕事も家庭もあり忙しく、なかなか日にちが決まらないのです。

「じゃ、この日が来れる人が一番多いので・・」と日にちが決まります。

良い行事だけれど、実際には負担が大きく感じる行事。

しかし当日は、皆楽しいのです。子どもが楽しんでいる姿を見て、親も嬉しく感じ、今年も頑張ってこの行事をして良かった!と思うのです。

負担から解放され、「 今年も大変だったけど楽しかったよね~(笑) お疲れ会(ママ会のランチ)しよ~!」と誰かが言います。

皆、「あー! したい~!」と。

日にちをいつかを決めないといけません。でも不思議とこんな時、日程は直ぐに決まるのです(笑)

「ちょっと待って!(笑) 会議の日程はなかなか決まらないけど・・ママ会の日程は決まるの早すぎじゃない?(笑)」と言うと、

皆が「これは楽しいから(笑)」と笑いました。

学校からの帰り道・・「これは楽しいから!」という言葉が心に残っていました。

そうなんですよね・・私たち。

毎日毎日が忙しく、あっという間に時間が過ぎます。

お子さんが小さく、仕事も持っていれば、本当にMAXで時間との闘いです。

でも楽しい事、したい事、会いたい人には時間を割けるのです。

あ・・・私はどれほど、主に時間を割いて捧げているだろう・・・

主が無言だからと、私は「忙しい」という言い訳をどれほど言い放ち、どれほど主を後回しにしているんだろう・・

自分の好きな事、自分の好きな人、会いたい人・・には無理をしても時間を作れるのです。

新約聖書はギリシャ語で書かれました。

新約聖書の中に「時間」を意味するギリシャ語が2つ使われているそうです。

「Chronos(クロノス)」と「Kairos(カイロス)」です。

【クロノス】は、時計が刻む時間。客観的な時間を意味しており、過去・現在・未来と区別する事ができます。

【カイロス】は、主観的な時間であり、「ある目的が成し遂げられる時」「機が熟す時」「適切な時」「完璧なタイミング」を意味します。内的時間。時計で測定できない時間です。

私たちは、クロノスの時間で生きているのです。

しかし、主の時間はカイロスだと言われています。「時が満ち、神の国は近くなった・・(マルコ1:15)」などです。

イエスさまが復活された後、エマオに向かう弟子たちに現れました。

弟子たちは後に「道々、聖書を説き明かしながら、お話しくださった時、私たちの心は燃えていたではないか(ルカ24:32)」この時、弟子たちはカイロスの瞬間だったと言われています。

私たちが主に出会った時、賛美をして心が満たされた時、御言葉を通して深い感動を覚える時、出来事を通して主を感じた時・・

私たちは「カイロス」が自分の人生のなかに刻み込まれるのです。

「カイロス」は神さまの次元で、神さまが与えられた「時」であり、神さまが導かれる「時」なのです。

私たちは日々忙しい「クロノス」に気を取られ生活しています。

「クロノス」の支配から離れ生きる事は出来ません。

私たちは「クロノス」の世界で生きながら「カイロス」を感じ生きて行くべきなのです。

「主の時間は楽しいから!」と、自然と主に時間を割きたい・・・と望める信仰を持ちたいです。
今日もカイロスの時間を感じる事が出来ますように。
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