求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。
マタイ7：7
うちの次男は時々、口にするセリフがあります。
「ごめん・・一生のお願いがあるんだけど！！」
この続きは、決まって大抵忘れ物を持って来て欲しいというお願いです。
体操服忘れた・・タブレット忘れた・・
「あなたは一生のお願いを体操服で使って良いの？」と聞くと
「いいよ。いいよ。とりあえず良いから！お願い！困ってるから！」と言います。
そして一生のお願いは、今までに何度も施行されています💦
昨日の朝も、体操服を持って行くのを忘れそうになり「体操服いらないの？」と家を出る前に聞いたら、
次男「やば！一生のお願いをまた使う所だった(笑)」と言っていました。
いつになったら・・という思いと、まだまだ可愛いという思いが混じったため息をしながら、
・・私も主の前で同じかも・・・と頭を過ぎりました。
「主よ。お願いします・・これさえ上手くいけば・・」
「本当にこれだけは、成功させたい」
次男の「一生のお願い」と同じで「これだけは・・」という願いが多い・・様な気がします。
もし・・「主が何か一つ願いを言いなさい」と言われたら、何を望みますか？
凄く悩みますよね。私も自分で問いながら、凄く迷います。
ソロモンのように「知恵」とカッコよく答えたい所ですが・・「知恵」と答えれるか自信がありません。
何故なら願い事が多いからです💦
聖書の中にも、イエスさまに切に求めた対照的な人物二組が思い出されます。
12人の弟子たちの中のヤコブとヨハネという兄弟は、イエスさまに「栄光をお受けになるとき、わたしどもの一人をあなたの右に、もう一人を左に座らせてください。（マルコ10：36-37）」とお願いをしました。
主イエスが王座につかれる時、私たち兄弟をその右と左に座らせてください、という願い事です。
他の弟子たちより認められたかったし、今でいう出世をしたかったのです。
もう１人は盲人のバルテマイです。
バルティマイは通りかかったイエスさまに何度も叫んでお願いをしました。「目が見えるようになりたいです（マルコ10：46-52）」
バルテマイの願いは聞かれ、見えるようになるとすぐに、イエスの行かれる所について行った。と記録されています。
両方とも切に祈ったとしても、何となくお願いのレベルというか、内容というか・・違いがあります。
ヤコブとヨハネの願いが聞き入れられたかどうかは分かりません。
もし、聞き入れられたとしたら、この２人はどうでしょうか。満足し御国で過ごしているでしょうか。
お願いは・・１つ聞かれると、また違うお願いが出てくるのです。
私の想像ですが、
王座の隣の席を手に入れたら、時間が経つと、もっと上を望まないでしょうか。もっと良い待遇を必要としないでしょうか。その席に見合う衣装や宝石が必要だと切に願わないでしょうか。
願い・・という言葉を思った時に思い出す話があります。
NYにある物理療法リハビリステーション研究所の受付の壁に、‟ある無名兵士” の詩が飾られているそうです。
『大きなことを成し遂げるために
力を与えて欲しいと神に求めたのに
謙虚を学ぶようにと 弱さを授かった。
偉大なことができるように健康を求めたのに
より良きことをするようにと 病気をたまわった
幸せになろうと富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった
人生を楽しもうとして あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと 命を授かった
求められたものはひとつとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬものであるにもかかわらず
心の中に言い表せない祈りはすべて叶えられた
私はあらゆる人の中で 最も豊かに祝福されたのだ』
主は私たちにも「求めなさい」と言われています。
求めて良いのです。お願いをしても良いのです。
全てが自分が思っているように叶えられるか、叶えられないかは分かりません・・
祈りながら、自分の心が変わる可能性もありますし、
願っていたものが必要なくなることもあります。
この兵士が経験したように、主が見て判断され「祈りに対して良きもの」を与えて下さるのです。
自分の思い描いたものではないかもしれません。
しかし、主が下さったものが本当の意味で一番良いものなのです。
主に期待し、祈り求めましょう！
主は与えて下さる方なのです。
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。（ブログ2023.04.28～）
「主よ。あの土地が私たち（LOVE BIBLE）に与えられますように！」
