主が家を建てるのでなければ、建てる者の働きはむなしい。主が町を守るのでなければ、守る者の見張りはむなしい。
あなたがたが早く起きるのも、おそく休むのも、辛苦の糧を食べるのも、それはむなしい。主はその愛する者には、眠っている間に。このように備えてくださる。
詩篇127:1-2
12/31に、長男が韓国から一時帰国しました!
久しぶりに帰国したのに・・5泊6日💦
そして殆どが友達に会う事に忙しく家にいません(笑) 仕方ないですね‥(笑)
私はと言うと、ここ1-2ヶ月、デボーションをしたりブログに書く内容を黙想する中、自分の中に「自分の思い込み」が多い事を示されていました。
そして今回、長男が帰って来て元気な姿を見ながら、大きな「自分の思い込み」があった事にまた気付かされました。
長男が高校生になった時に、「韓国の大学に行ってみたい」と言いました。
その時の私の思いは複雑でした。本人が本当に行きたい!!というなら行かせるしかないのですが。
私は韓国に留学した時、私が日本人だという事で、凄く辛い思いをこれでもか!と言うほど感じました。
留学中に出会った人たちの中に、韓国夫婦家族で仕事で日本に数年住んで、韓国に帰国した人たちもいました。その子どもたちは韓国人ですが、韓国の学校に転校しイジメられていました。日本から来たという理由で‥ このようなケースを何度も見ました。
自分が今まで実際に経験した韓国の留学。身をもって感じた反日感情。日本から来た学生に対しての壁。また、韓国の友達たちにも「長男くんに、沢山話してから韓国に送って。アイデンティティをしっかりもって韓国に行くように!」というアドバイス。
私は、子育てする中で意識的にしている事がありました。子どもが成長する過程で、緊張や不安を感じる場面に接した時には「今日は、スッゴク楽しい一日になるよ!!」と言って送り出していました。(緊張や不安ではなく、期待を選択できるように)
長男は、私が留学して苦労したのを軽く知っています。私は長男に「イジメられるかもしれないけど・・」という話はしませんでした。イジメられると思って韓国に行くのは余計にしんどくなるだろうと思って。
ただ「もしも、韓国での生活が耐えれなく感じたら、途中で辞めても良い。大丈夫だから、その時は絶対に帰っておいで」と話しました。
長男は、期待しか持たず留学しました。
私は心の中で「長男を韓国に行かせたら、長男は私と疎遠になるかもな・・」と思っていました。
「自分の母親が日本人だというのを隠したがるだろう」と思ったからです。
日本が好きか嫌いかと言う問題ではなく、自分が韓国で生きて行く為に、母親が日本人と言うのは話したくないだろうし、秘密にしたいと思うと思ったからです。
夫も、「長男が韓国に行ったら、母親が理解してあげないといけない部分がある」「あなたは寂しい思いをするかもしれないけど理解してあげて」と言っていました。
長男が韓国に行って、もうすぐ丁度3年になります。
コロナで韓国に行く事が出来ていませんが、、、韓国に行って、長男の知り合いと会う事があれば、私は殆ど話さず無口な母でいようと思っていました。(私の韓国語の発音がネイティブではないから日本人だとバレるので)
私は長男と疎遠になる前から、韓国に送り出すのは凄く寂しく、私にとっては本当に息子を主に委ね、私は自分から長男を手放し、主に捧げる思いでした。
実際に韓国に住んでいる長男はと言うと、
すっごく楽しんでいます。友達も多いです。自分がダブル(ハーフの事)であるとみんなに言っています。
長男にとっては、自分が日本と韓国にルーツを持つという事は、隠す事柄ではなく、自慢できる事柄の様です。平気で「韓国も日本も好き~!!」と言えるようです。
そして、韓国の友達と一緒にいる時に私に電話をかけてきたりもします。「あ、お母さん? 前からよく話しているA君と一緒に居てる~」そして、Aくんに「うちのお母さんと話してみる? スッゴク面白い人だから一回話してみて!」と言って電話をAくんにかわるのです。
今回、日本に帰国して、スマホの中にある沢山の写真を見せて話してくれました。この人は、こういう人。この人はこんな所が凄い! 今一番仲が良いのはこの人!と。
そして、「あ、この人に今電話してみよう~」と言い、私の目の前で電話をして「あ?Bくん?俺、今、日本! 今、お母さん丁度一緒に居てるから、話してみて!」と言い、私にもビデオ通話に参加させます。
今回、このビデオ通話をして、私はやっと気付きました・・・
私は、長男が韓国に行ったら、私とは疎遠になってしまうと本気で思っていました。そして韓国に会いに行ったとしても、無口な母となり、隠れ、長男にとってマイナスにならないようにしようと思っていました。
しかし、長男の姿は、私も夫も韓国の友達も、全く想像も出来なかった状況です。
隠れて過ごそうと決めていたのに、長男は私を前に出してくれます。
しかも、その「前」というのは、私が今まで経験した「私をしんどくする人々」ではなく、「私を肯定的に受け入れてくれる人々」です。
これは、長男の性格・・・ではなく、
間違いなく主が長男にとって良き理解者、良き助け手を与えてくれています。
3年前に留学する時、学校の寮に住む予定でした。それしか選択肢がなかったからです。
そして当時は長男は未成年だったので父親と一緒に、渡韓して色々な手続きをしました。
学校の寮費を払おうとしていた前日に、ある教会の寮へと導かれました。
思ってもなく、考えも出来なかった事が、急に与えられたのです。
そして、その教会や寮を通して、良き助け手となる人々に出会いました。
今になって分かった事は、主は全て準備して下さっていたという事です。
長男は、韓国の神学大学に進学する事に、祈って確信を持っていました。
私には不安と寂しさしかありませんでした。
私にとって長男の留学は、主に長男を手放し捧げるという選択でした。
改めて・・「主の思いと私の思いは異なる」「主の道は私が考える道よりも高い」と実感しました。(イザヤ55:8-9)
今回この様に、自分の思い込みがあった事。主と私との思いは違う事。に改めて気付く日の朝に読んでいた聖書の箇所が今日の聖句です。
主は、私たちが眠っている間にも、私たちの道を整えて下さっている・・・
この3年間は、一つ一つが心配でした。夫とその一つ一つクリアしなければならない問題を、長男は「思ったより上手く適応できてる… 良かった・・」と思い進んでいました。
そして、今やっと気付いたのです。少し俯瞰(ふかん)して見れるようになったのです。
主が道を準備して下さっていたという事を。
主から恵みを頂きながらも・・・気付かない事が多いと思います💦
主に感謝しながら、残りの日を過ごしたいと思っています。(5日に韓国へ帰国)
今日も、主の恵みを感じる一日となりますように!!