信仰を成長させる為に【ローマ6：4-8】

私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、いのちにあって新しい歩みをするためです。
もし私たちあ、キリストにつぎ合わされて、キリストの死と同じようになっているのなら、必ずキリストの復活とも同じようになるからです。
私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅びて、私たちがもはやこれからは罪の奴隷でなくなるためであることを、私たちは知っています。
死んでしまった者は、罪から解放されているのです。
もし私たちがキリストとともに死んだのであれば、キリストとともに生きることにもなる、と信じます。

ローマ6：4-8

先日、仕事に行く為、電車に乗っていたら私の前に20代後半位の男性が３人立っていました。

とても楽しそうに将来の話をしていました。

彼女とどのタイミングで結婚するのがいいのか。

多分、あと2-3年したら花形部署に異動出来る気がする…　異動したら忙しいから、結婚はその前？その後？

挨拶行くのとか、考えるだけでしんどい…とか。

家を買うとしたら結婚して何年後ぐらいに考えるべきか。

自分の仕事についても互いに話しながら、何年後には給料が少しは上がるはず。など。

未来に対して肯定的で楽しそうに話していました。

その後、私は夜勤業務をしながら、初めて少し静かな夜を過ごしました。（大抵、患者さんは夜に寝ずナースコールを何度も押す…）

看護師さんが「今日はやけに静か…」と言い、

20代半ば～30代前半の未婚の看護師さん3人で、恋バナを始めました。

どうしたらいい人に出会って結婚できるか。

マッチングアプリで何人か会ってみたけど、この前会った人は最悪…

私はその話にビックリし、

「えーっと～　その話、私も入って良いですか？(笑)」と聞くと

「どーぞ！どーぞ！(笑)」と。

20代の子は、普通にマッチングアプリを利用していると言うのです。

会ったりとか怖くないの？と聞いたら、

１対１の合コンのように思っている。と聞いて、なるほど…と。

〇歳までには結婚したい。

その頃には、給料も上がってるだろうから、今よりもっと余裕ある生活が出来そうな気がする。など

忙しい仕事であり、なかなか出会いには苦戦している感じでしたが、将来に対して期待と夢をもってるんだな～と感じました。

前者の男性たちも、看護師さんたちも、今はしんどいけれど、数年先は今よりもっと良い生活、良い環境になっている！！と思われているようです。

今のしんどい状況がこれからも続くわけではなく、今より悪くなる訳でもなく、このまま歩めば良い未来になる…という希望を持って話をしていました。

そんな二組の話を聞きながら自分はどうだろう…と思いました。

このまま歩めば良い未来が待っているのでしょうか。

このまま歩めば、信仰が成長しているでしょうか。

信仰を持って何年たちますか？

私は…28年…

もっと長い信仰生活を過ごされている方も多いと思います。

反対に、最近信仰を持った方もいらっしゃると思います。

信仰は、持ち続ければ成長するものでもない…

信仰は、今のまま歩めば、日々、少しずつ良くなっていく訳ではないのです。

生きていれば、自分の人生に色んな事が起こります。

自分にとって良い事だと感じる事が起きれば、嬉しさに包まれ、主に感謝するかもしれません。

しかし人生は、

愛する人と分かれる事もあれば、

仕事で大失敗をすることもあります。

裏切られる事もあるだろうし、傷つけられる事もある。

誤解されたり、理不尽な思いをすることもあります。

その度に、私たちの信仰はどうでしょうか。

自分を取り巻く環境や人に影響を受けないでしょうか。

主を信じて何年も経っていても、

教会で一生懸命奉仕をする人であっても、

直ぐに環境や人に影響を受け、何かしら心に葛藤を感じてしまいます。

主を信じるクリスチャンだと言いながらも、信仰はいとも簡単に揺らぐ経験をしたことがあると思います。

このように自分の信仰に影響を与えるもの…

私たちが遭う困難や問題は、自分が招いているものもあります。

自分が本当に弱い存在であると認めず、自らの力に頼り事を治めようとしたり、行動したり。

その様な事を繰り返す場合…

主が、意味を持って意図的に許されて起こる事もあります。

私たちが弱さに気付く為に…

私たちの信仰は、単に持ち続けるだけでは、根を張った信仰へと成長しません。

私たちの信仰は、日々良い方に自然に変化していかないのです。

私たちの信仰は、日々「自分に死ぬ」必要があります。

自分に死ぬとは、古い自分、以前の罪深い習慣や考え、価値観などを捨てると言う意味です。

日々、自分に死ぬことで、信仰は成長するのです。

日々、自分を見つめ、主の似姿に変えられていきたいです！

今日も、主と共に時間を過ごし、古い自分に気付く一日となりますように…