「きょう、もし御声を聞くならば、御怒りを引き起こしたときのように、心をかたくなにしてはならない。」と言われているからです。
聞いていながら、御怒りを引き起こしたのはだれでしたか。モーセに率いられてエジプトを出た人々の全部ではありませんか。
へブル3:15-16
ずっと会いたいなと思っている人がいます。
韓国に留学中に出会った女の子で私より少し年下でした。
私が余り韓国語が出来ない時期に、半年ほど一緒に住みました。
クリスチャンホームで生まれ育ち、大きな教会の事務員として働いていました。
おっとりした感じの可愛い子。
凄く仲良くなったのですが、ある時「自分の秘密を話したい」と言いました。
「秘密?何だろ…?」と言うと、「驚くと思う(笑)」と言うのです。
話を聞いて、本当に驚きました。
ずっと、彼氏が欲しい、結婚したいと言っていたので、彼氏ができたのか~と思っていたら
「ずっと長く付き合っている人が居るんだけど…」から始まり、
相手は既婚者。しかも教会で事務長として働いている人だったのです。
そして、今回、3回目の妊娠をしたと…💦
そしてお金を貸して欲しいという話だったのです。
思ってもない、想像もしてなかった話を聞き…言葉を失いました。
「両親は知ってるのか」と聞くと、「もちろん知らない。そんな事言ったらショックを受ける」
私「自分のしている事が主を悲しませている事だと分かってる?」と聞いたら
彼女「分かってる。でもどうしようもない。」
私「主は全てをご存知なのに、罪を犯し続けてる事は怖くはない?」
彼女「怖いと言えば怖いけど。でも大丈夫。私の両親は私の為にすっごく毎日祈ってくれてるから、多分許されると思う…」
私「…」
彼女「本当に本当に、すっごく祈ってるから、だから神さまも両親の祈りを聞いてくれると思う!」
私「そんなに祈ってくれる両親がいるのに、神さまだけでなく両親も悲しませていると思う。私はあなたのこと凄く好きだけど、悪いけど…お金は貸せないよ。お金を貸すって事は、それを手伝う事になるから」
それからも、彼女と何度もこの話をしました。
親がとりなしの祈りをしたとして、だからって子どもの罪がゆるされる訳ではない。
親が自分の事を祈ってると知っていながら、それに安心して罪を犯すのは、とりなしの祈りがない人より…怖い結果になると思う。
彼女は、
自分の親が素晴らしい信仰を持っていて、その親がとりなしてくれてる。しかも毎日。だから両親の祈りは絶対に聞かれる。だから許してもらえる。と信じていました。
そして「本当に自分のしている事が悪い事なら、神さまが止めればいい。神さまが私を止めないのに… これが本当に悪い事ならどうして妊娠させるの?」と言うのです。
私の韓国語に限界があり、深く色々と話せなかった…
話せない私だから、彼女は自分の話をしてくれたのかもしれませんが。
あの子は、どうしてるんだろう…とよく思い出していました。
そして先日、初めて彼女の夢を見ました。
沢山の涙を流しながら微笑んでいる姿で、言葉はありませんでした。
どういう意味だろう…
でも何となく、自分の頭にはイスラエルの民の姿と重なりました。
イスラエルの民は、エジプトでの奴隷生活から解放され、カナンの土地が与えられると約束させていたのです。
祝福が約束されていたのです。
しかし、その約束の地に到着するまで40年もかかりました。
エジプトからカナンの地まで、直線距離で約300キロ。仮に1日に10キロ移動するとして1か月で到着できる距離だと言われています。
どうしてそんなに時間がかかったのでしょうか。
民の心が頑なだったからです。
頑なな心が、主の言葉を聞こえないようにしたのです。
頑なな心が、主の御言葉を素直に受け入れる心を閉じさせたのです。
苦労に苦労を重ね、40年かけてやっと約束の祝福を手に入れたのです。
私たちは、このイスラエルの民から本当に学ばないといけないと思います。
私たちにも、主の祝福は約束されているのです。
しかし自分の頑なな心が、祝福を遠ざけている可能性があります。
祝福を貰い損ねている可能性もあるのです。
夢に出て来た彼女、遠回りをして今は祝福を手に入れたんだろうか…と思いました。
彼女の心がこれからも、頑な思いから解放されるように祈りました。
私も気を付けないと…
頑なな心は祝福を遠ざけ逃す…
日々、自分の信仰をチェックし歩んで行きたいですね!
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」