互いに戒め合っていませんか?【Ⅰテサロニケ5:11】

2022年

ですから、あなたがたは、今しているとおり、互いに励まし合い、互いに徳を高め合いなさい。

Ⅰテサロニケ5:11

「人間って・・・」って思う話を聞きました。

生活習慣病により、大きな手術を受ける事になった人たちがいます。

心臓のバイパス手術という、大手術を受けた人達の2年後を調査したそうです。

2年後、90%の人が自分の生活習慣を変えていなかったそうです。

え・・?って思いませんか?

心臓のバイパス手術が成功率が上がっているにしろ、大きな手術を前に、生死が頭を過ぎるという経験をしたと思うのですが。

もちろん、生活習慣を変えるのは難しいと思います。

好きなものを自制する必要があるでしょうし、食事は一日に3度あり、私たちにとって食事は楽しみです。

大多数に当たる90%の人が、手術前と同じ生活習慣から、自分をコントロール出来なかったのです。

しかし、この様な調査結果もあります。

手術後、定期的に病院に通い、医師の診断を受けアドバイス聞いた人。周りの人が気にかけてくれる人が居た人。家族でサポートしてくれた人。同じ病気の人通しのコミュニティーに参加していた人・・・このような人たちの2年後、80%の人たちが生活習慣を変えることが出来ていたそうです。

「死」を意識するような事が身に起きても、自分一人で自分をコントロールするのは難しいようです。

人には他者との交わりが必要なのです。励ましてもらったり、相談に乗ってもらえる人が必要なのです。

信仰も同じだと思います。

一人で信仰を持ち続けるのは、難しいのです。

「一人の方が楽。」「教会に通っている人にいは絶望した。」という意見もあると思いますが。

教会に通っている人、自分の隣人、自分の親、自分の友達、自分の先輩、自分の先生・・・

教会に通っている人も、自分の周りの人も、全ての人が不完全です。

殆どの人が、弱さを持ったまま、信仰生活を送っています。

殆どの人が、傷が癒されないまま、信仰生活を送っています。

殆どの人が信仰生活を送りながら、自分の問題も持っています。

全ての人が自我を持ったまま信仰生活を送っています。

全ての人が不完全ですが、全ての人には、主を信じる経緯があり、主に出会って変えられた人なのです。(神の子となったという意味であり、完全になったという意味ではないです。)

つまり、人それぞれ問題があり、弱さも違い、傷も違うのですから、全ての人は、私が経験したことがない、私が知らない主の姿を知っているのです。

全ての人が不完全ですが、私が知らない主のすばらしさを知っている人たちなのです。

冒頭で書いた調査の結果を見ても分かるように、

人には、交わりが必要なのです。

主も私たちが、集まり主を礼拝する事を望まれています。

今日の御言葉、「互いに励まし合い、互いに徳を高め合いなさい。」とあります。

不完全に目を向ければ、交わりは必要ないと思うかもしれません。

しかし聖書は、「互いに戒め合って、徳を高めよ」とは書かれていません。

「互いに励まし合い」と書いています。

視点を変えて交わる必要があるのです。

私たちは「死」を意識しても、自分をコントロールできない存在なのです。

信仰生活は、「山あり谷あり、誘惑あり」です。

互いに励まし合って信仰生活を送る事をお勧めします。

今日も主の中で、素晴らしい一日をお過ごしください!

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