あなたの神、主が、この四十年の間、荒野であなたを歩ませられた全行程を覚えていなければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試み、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった。
申命記8：2
主に「訓練」されたことありますか？
訓練？って思いましたか？
私は、韓国に留学している時、すごく訓練されました。大きく２つの訓練を受けました。
一つ目は、長い期間、私はその訓練をパス（合格）出来ませんでした。
韓国に行って、初めて、いじめや差別を体験したのです。どこに行ってもです。
道を歩いていて私が韓国人だと思って道を聞いて私が日本人だと分かると、暴言を吐いたり、郵便局に行っても、バスに乗っても、学校でも、スーパーに行っても、タクシーに乗っても、全く違う場所に連れて行かれて降ろされたり、神学校でも、教会の中でもです。
どんなことがあったか内容は詳しく書くつもりはないのですが。
今まで体験したことがないほど、孤独になりました。韓国人の友達が出来た！と思っても、じわりじわりと変化球で見下したりバカにされたり、周りに日本人が居ない状態で、相談したくても韓国人しかいません。
自分の周りに、心をゆるし話せる人が一人も居ないのです。今のようにSNSがない時代です。日本にいるクリスチャンに簡単には相談できないのです。
自分では解決できない問題（日帝時代、竹島問題など）と、休まず攻撃され続けるストレスに、主の前でボロボロと泣くしか出来ない状態でした。留学中は、殆ど毎日、泣いて祈っていました。
何度も「もう日本に帰りたい」「もう耐えれない」「傷つける為にここまで呼んだのですか？」「主よ。私、将来結婚したとして、子どもを生んだとして、もしそれが女の子だったら、絶対に！絶対に！！あなたに捧げません！私の母親が、娘（私）が、こんな留学生活を送ってるのかと知ったら悲しみます。」と何度も祈りながら文句を言いました。
毎日毎日泣き続け、「主は私を、主にしか依り頼むことしか出来ない環境に置かれた」という事が分かりました。
「そっか～ 日本に住んでいたら、完全に主だけに寄り頼む環境なんて訓練受けれないよね～」と分かると、心がストンッと、軽くなりました。すると、自分の環境は変わらなくても、自分の目に違った形で映るようになりました。
２つ目は、
私はもともと、あまり怒ったりはしない方だと思うのですが・・ しかし、留学中は、何度も人に怒ったことがあります。すごく失礼な事をされたからです。
心の中で「流石に私が怒っても間違えていない。っていうか、怒らないとダメだわ・・」と一瞬、考えてから怒りました。相手も怒られても仕方ないという態度。
私が誰かに怒ると、決まって数日後、私はその怒った相手に、「助けて欲しい」と切にお願いしないといけない状態になるのです。 毎回そういう状況になるのです。毎回、私はバツ悪い思いで頼む羽目になるのです。「あ・・・もうちょっとソフトに怒れば良かった・・」と毎回思いました。
「あ・・・主は私にどんな理由があっても、どんなに私が正しかったとしても、私がこのように怒る姿は嬉しくないんだな。怒る事を辞めて欲しいんだな。相手のした事に対しての対応は、私がするのではなく、主に任せるように言われているんだな。」と思いました。
「自分の周りの人が、どうであれ、それに対する対応は、主に任せる。」と言うのを何度も訓練されました。（罰は自分で与えず、主に任せるという意味）
主から訓練を受けていますか？
主は試練をもって私たちを傷つけ、滅ぼそうとされているのではないのです。
主は私たちを、試練を与える理由は、私たちを本当に愛しておられるからなのです。
神の子どもらしく、忍耐と練られた品性を持たせる為です。
主は、より幅広い範囲における責任を私たちに与えようとしておられるからです。
「訓練」は選ばれた一部のクリスチャンだけが、与えられるものだと思いますか？
全てのクリスチャンが「訓練」を与えられていると思います。
これは、誰にとってもとっても難しい訓練ですが、全てのクリスチャンに与えられていると思います。ただ、それが「主が与えられた訓練」と認識していないだけだと思います。
「待つ」という訓練です。「主を信頼して祈りの答えを待つ」「主の導きを、主の時が来るまで待つ」
これは、信頼の訓練です。難しいですよね(笑)
多くの人は、それが訓練だと思わず、「私は祈っても答えてもらえない。と言うか、貰ったことがない。」➡「神さまはいないかも・・・」という発想になってしまっているように思います。
主は「あなたは本当にその答えを望んでいますか？」「私の答えを本当に切に求めていますか？」と問われているのです・・・
神さまからの訓練・・・嫌だな・・と思うと思いますが、愛されているから与えられるものです！
今日も、主の中で豊かな一日となりますように・・・
PS. 韓国での生活を書きましたが、私は韓国の方を通して訓練を受けたという話です。「韓国人は悪い」という意味ではありません。本当に仲の良い友達も出来ました。夫も韓国人です。
PS. 私は、結局結婚して子どもを２人生みました。両方とも男の子です(笑) 妊娠中に病院で「男の子ですね～」と言われた時は、「やっぱり・・」と思いました。主は、私が子どもを主に捧げる事を望まれているようです・・・
