あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、いま見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。
第1ペテロ1:8
もし誰かが「あなたの信じているイエスキリストはどういったお方ですか?」と聞かれたら・・・
何て答えますか?
救い主? 愛の神様? 赦しの神様?
この質問の答えって人それぞれ違うと思います。 人それぞれの答えってとても重要だと思います。
自分と神様との関係を表すものが答えとなると思います。
凄く自分の罪に苦しんでいた人が、イエスキリストと出会い許しを経験したら、「許しの神」だと告白すると思います。
あなたにとってイエスキリストはどういうお方ですか?
私にとってイエスキリストは「ユーモア溢れるお方」です。
私は、お笑いやコントなどが大好きです。笑点のようなクスっと笑えるものが一番好きです。
楽しいと思うことがとても大切だと思っています。
子どもが学校に行くときも「今日も一杯楽しんできて!」と声をかけますし
コンテストや大会、試験など、緊張する場面でも「今日は絶対楽しいよ!!」と送り出しています。
どんな状況であっても、その中で楽しめるようになって欲しいと思っていますし、
自分もどんな状況でも楽しみたいと思っています。
私がまだ結婚する前の話です。
1993年に開かれた「甲子園ミッション」で教会へ導かれ、数年間の牧師先生の聖書の学びを通して
神学校へ行きたいという思いが起こされました。
当時、ノンクリスチャンの父親は、私が教会へ通っていることを知りませんでした。
教会へ通うことも内緒にし、どちらかと言うとバレないように教会へ通っている中、神学校へ行くというのはどうしても話せませんでした。しかし、主が何度も何度も、私を神学校を示されていることは気付いていました。
その中で、縁もゆかりもなかった韓国への留学を示されました。
私は凄くドキドキしました。「え?仕事辞めるの? 勤めながら学ぶとかではなくて?」と思いました。当時の仕事は、時間もお金もかけて学んだ専門職だったので、これを辞めるの?という思いが負担でした。
しかも20歳後半という年齢。友達は結婚したり、子育て中も友達もいました。そんな中、
今から仕事を辞めて、韓国へ留学し、語学学校へ通い、韓国語を学んでから、神学校へ・・・? 神学校って何年だろう・・(笑) 卒業して、帰国して、そこから誰かに出会って恋愛して、結婚するとしたら・・・私何歳になるの?
一気に不安になりました。 この仕事を手放すこと。今から語学を学んでから神学校へ行くこと。
「これって本当ですか?」と何度も聞きました。考えるとドキドキしました。
でも面白いなと思ったのは、誰も私が、仕事を辞めて韓国へ留学するなんて思ってもいません。誰にも話していませんでしたから。
「ちょっと待てよ・・・もしこれ韓国へ行かなくても、誰にも何も言われないよね? だって誰も知らないことだし、神様と私だけの話だし。私が〝行かない!”と言う答えを選択しても、誰も私が神様の示しに不従順だったなんてバレないよね?(笑)」と思うと、一人で勝手にドキドキしてるのが笑えました。
ある夜、布団の中で、「どうしよう・・・本当に今から行くのか? 行かないのか・・? でも〝行かない”を選択したら、年取ってから、あの時に行くって言うのを選択してたら、どんな人生だったんだろう・・?って絶対後悔するだろうな・・・」という思いがありました。「よし・・じゃ、一旦行く方向で考えよう。後、一年だけ働いて数年留学できるお金を貯めよう」と決めました。
そう心を決めた瞬間、不安な思いが襲ってきました。
ところで、私は結婚できるのかな? 結婚に対していつかはしたいと思っている程度でしたが、一気に不安になりました。一体、日本に帰国するころには何歳になってるんだろう? それから直ぐに、結婚相手に出会えるかどうかも分からないのに。今まであまり将来に対して不安な思いがなかったのに、一気に不安に押し潰されそうになりました。
布団の中で沢山泣きました。「神様。本当に行くのですか?しかも韓国・・今から? 私は結婚出来るのですか? 誰と結婚するのですか? それを教えてもらうことは出来ないですか? それを教えてもらえたら、安心して勇気をだして留学できそうな気がする・・・」と泣いて祈りました。
布団の中から時計を見ると、夜の10時50分。
泣き疲れた私は気力もなく「11時までに結婚相手から、私に電話かけて下さい。そしたらその人が将来の結婚相手だと思い、私は韓国へ行きます・・・」と祈り、疲れ果てた私は祈ったことも忘れ眠りに入っていきました。
眠りに入った瞬間に自分の部屋にある電話が鳴りました!
びっくりして飛び上がり、驚いて「もしもし・・?!」と受話器を取ました。
電話の相手は誰だったと思いますか?
無言電話でした。
何度も「もしもし?」と聞きましたが、何の音もしませんでした。「なにこれ?」と思い電話を切りました。
電話を切ってから、やっと我に返り・・「そーだ!!祈ってた!!」と思い、時計を見ると
11時少し前!!
頭がパニックになって「え? 私、さっき祈ったよね? 11時までに結婚相手から電話かけるようにして欲しいとか・・祈ったよな・・確かに・・・祈ったな・・・で・・11時前に電話がかかってきて・・・無言電話だったってことは・・・どういうこと? 結婚は出来るけど、今は誰かは教えないってこと?」と思うと同時に
1人で笑えました。 すっごく私好みの楽しさ!! と思いました。
「神様って凄いな。私、凄く疲れ切ってて、滅茶苦茶なお祈りだったと思うけど、これは私に必要だと思って答えてくれたのかな? しかも無言電話って凄くユニーク!! これで女友達だったら私が結婚できるという合図には思えなかっただろうし、かと言って男友達からだったら、え・・? あの子と結婚??とショック受けるかもしれないし・・(笑) 無言電話をかける神様ってスッゴク素敵!!」
疲れ切っていた心が一気に楽しさに変わり、韓国留学が期待に変わりました。
それから1年間、仕事を続け、韓国語も少し勉強しました。1年間、その思いを持ち続けるっていうのも楽ではなかったです。途中、「あの無言電話、ホントに神様からだったんだろうか? 単なる掛け間違い電話? もしくは嫌がらせ電話? 勝手に結婚できると安心してるだけじゃないか・・?」と不安が押し寄せてくる時がありました。「やっぱり辞める? だってまだ誰にも韓国留学行くなんて話してないし・・大体、私今何歳? 今から留学って・・留学するにしても20歳前半がギリギリじゃない?」と行かないで良い理由を正当化しようと、色んな思いが湧き起こりました。
その度に、「本当に私が行くの? 私じゃないとダメですか? もっと頭の良い人沢山いるハズ! 韓国語を習ってから神学校って、結婚どうなるの・・!」と思うとまた将来が不安で涙が。。。
びっくりする事に・・・ 初めて無言電話を貰ってから、実際に留学するまでの1年間で、2回大きく不安になりました。本当にあれは神様からの無言電話だったのかって・・・
その2回とも、その夜に無言電話がありました!!
合計3回の無言電話。
3回目の無言電話の時には「もしもし?」「・・・」「・・・もう分かりました。もう電話くれなくて大丈夫です。韓国行きます!」と受話器に向かって返事しました(笑)
結果的には、27歳で留学をし、語学学校で1年ほど韓国語を学び、韓国の大学、神学部3年生に編入し、夫と大学で出会いました。
韓国人の夫と結婚し、「あの時の無言電話の相手・・・(笑) どうりで無言だった訳だ! 日本語出来なかったんだから(笑) いやいや、もしあの時、韓国語の電話かかってきたら、国際結婚するかと思ったら怖くて韓国留学しないと選択したかも・・」とか色々思いました。
こんな無茶苦茶な祈りが、合っているのかどうか分かりません。ただ、あの時、無言電話を貰えなかったら、留学を決心出来なかったと思います。無言電話が大きく私の背中を押したのは事実です。
私にとっては神様は「ユニークな神様」であり「私好みのユニークを知っておられる神様」です。
今日は凄く長くなりました・・
タイトルを「ユニークな神様➀」にしておきます。また②、③・・と証が出来ればいいな!