この様なキリスト者の人生って良いなと思います【コロサイ4:10】

2022年

私といっしょに囚人となっているアリスタルコが、あなたがたによろしくと言っています。バルナバのいとこであるマルコも同じです—この人については、もし彼があなたがたのところに行ったなら、歓迎するようにという指示をあなたがたは受けています。—

ユストと呼ばれるイエスもよろしくと言っています。割礼を受けた人では、この人たちだけが、神の国のために働く私の同労者です。また、彼らは私を激励する者となってくれました。

コロサイ4:10

聖書の人物で誰が好きですか?

私はヨセフが一番好きです。ヨセフの話を読んで、凄く慰められ生きて行く意味を知れたからです。

他にも凄く良いな…!!と思う人物がいます。

アリスタルコです。

アリスタルコって知っていますか?(笑)

え・・聞いた事ない。って思いますよね。きっと。

アリスタルコって言う人は新約聖書に5回だけ名前が出てきます。

一言で言うと、パウロの伝道旅行に同行した人です。

パウロが書いた手紙には、宣教を共に助けた人物が約100名、書かれているそうです。

この100名程が、それぞれの時期に違った状況の中で、自分の役割を積極的に果たした同労者なのです。(この100名の中で、信仰を捨ててしまう人もいます。)

神学者ブルスという人は「磁石に鉄が付くのと同じように、パウロの周りには常に信仰の人々が多く集まっていた。」と言っています。

信仰の人であるパウロのそばには常に信仰の人々が集まり、パウロを影で支える多くの同労者たちがいたのです。

その中の1人、アリスタルコはパウロに長年仕えた人物です。

アリスタルコは12弟子でもなく、指導者でもなく、ごく平凡なクリスチャンでした。

彼に対する記録は、テサロニケのマケドニア人であるという事しか分かりません。

宣教の働きに大きな貢献をしたとか、功績を残したなどとは聖書に書かれていません。

アリスタルコは、パウロが第3次伝道旅行の時、エペソでパウロと出会いキリスト者とされ、パウロと共に伝道旅行を歩み始めたとされています。

エペソで「ただならぬ騒動」が起きた時も、アリスタルコはパウロの傍を離れませんでした。(使徒19:29)

アリスタルコの名前は聖書中に登場する5回、そのどれもに共通するのは「パウロと共に」という事です。

パウロと共にいたという理由で、不条理にもパウロと一緒に投獄された時も、ムチ打ちされた時も、

パウロがローマへ移送される時も彼は共にいました。

捉えられ船で移送中、大嵐に遭い、海で放浪し命の危険にさらされた時も、パウロのそばに彼はいたのです。

アリスタルコはパウロの慰めとなり、労苦を分かち合う同労者だとパウロも言っています。

アリスタルコは信仰を持った後、一度もパウロのそばを離れることはありませんでした。
彼はいかなる時も、何処へでも従って行きました。

パウロが刑務所に幽閉された時、パウロの福音宣教の初期に共にいた多くの人々はパウロから離れました。(Ⅱテモテ4:16)

しかしパウロは最後まで自分と共に居たのは、ルカとアリスタルコだと記載しています。

しかしある時を機に、アリスタルコの名前が無くなりルカだけが記載されるようになりました。

パウロがローマに着いてまもなく、パウロが死ぬ前に撲殺、殉教されたのではないかと言われています。

アリスタルコは、大きな偉業を成したわけでもなく、有能な指導者でもありませんでした。

素朴なクリスチャンだったのです。しかし、彼はパウロの使命の重さを悟っており、最後までパウロに従い通しました。どのような難しい局面に立たされても、パウロに従うことを止めなかったのです。

主が選んだパウロの真の同労者となり、慰め人に徹したのです。

パウロの伝道旅行の裏方です。陰で大きな宣教を支えたのです。

アリスタルコは、「無名の偉人」だと思います。

素朴な信仰者。大きな偉業は出来なくても、世の中で自分が表に立たなくとも、自分に与えられた使命を最後まで持ち続け、揺るがされることなく突き進む人生を送りました。

物静かな中に強さを感じます。

私も、この様な信仰者になりたいです!

今日も、主と共に歩む一日をお過ごしください!

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