ユニークな神様③【ヨハネ15:16】

2023年

あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものは何でも、父があなたがたにお与えになるためです。

ヨハネ15:16

「イエスキリストってどんなお方?」と聞かれたら…何と答えますか?

私にとってはユーモア溢れる「ユニークな神さま」なのです。

私の証です。(記録したと思っていましたが、まだ書いていませんでした)

どの様に教会に導かれたのか…です。

実家のすぐ近くに母親が通う教会があります。

そこではなく、家から2時間かかる教会に導かれました。

1993年「甲子園ミッション」という超教派の集まりの集会が3日間ありました。

ある日、母親が「甲子園で、大きな礼拝があるの。そこに行ってみない?」と聞きました。

私「え? どうして行くの? そんなの行かないよ~」というと

母「…3日間あって、これは日本のキリスト教会の歴史に残る大きな礼拝で、牧師先生たちがスッゴク祈って行われる礼拝なの…

だから、お母さんも思い切って…あなたが一回行ったら1万円あげる!」

私「ふーん。じゃ2日ほど行く!」

とお金に釣られていく事になりました。

礼拝の第一日目の金曜日は仕事を早く切り上げ甲子園まで…

甲子園球場を目指して歩きながら初めて真面目に「神」について考えました。

もし、私が今死ぬことになったら「神」が必要とするのかな…

いきなり死ぬことになったら必要かも。

でもどれが本当の神なのかって分からないし…

神を選ぶとしたら…「キリストかな。キリストについては良く分からないけど。私の母は良い人だし、その母が信じてる神だから… 多分キリスト教を選ぶんだろうな。」

などを考えながら、球場に入り、観客席の上の方(後方)に座りました。

礼拝に参加している人を見たら、結構年配の方が多く、

やっぱり私にはまだ宗教は必要ないかも…と考えたり。

そしてお昼ご飯を食べようと、道中に買ったサンドイッチを食べ始めました。(礼拝中に)

すると私の座席より3つほど前の座席に、若い今風の服装をした男の子が一人で礼拝に来ていました。

こんな若い子も来るんだと驚き、またこの子が手を上げて賛美をし、時折「ハレルヤ~!主よ感謝します!」と叫んでいました。

私は、この子…お酒に酔って来たんだ!(笑)と、本当に思って「笑える…」と思いながら見ていました。

ずっと見ている内に、この子はお酒に酔っていない事、

そして私の持っていない何かを持っている事、

そして私の人生の中でこの子と出会う事によって、自分の人生が大きく良い方向に変える事ができる事を感じました。

思い切って声を掛けて見よう!と思ったのですが、声を掛けるのも緊張します。

そして、声を掛けれずに集会が終わりました。

帰りの道中、電車の中で凄く後悔しました。

あの子と出会ったら人生が変わっただろうに…と思い

心の中で「神さま、もう一度チャンスくれませんか?」と祈りました。

そして2日目。

朝からデートの約束をしていました。

この日は甲子園に行くつもりはなかったのですが、でも頭の中では、あの子が忘れられません。

人生を大きく変えれるチャンスを逃したように感じ…

思い切って相手に、昨日見かけた子の話をしました。

そして一緒に探しに行こう!と言ったのですが。

断られ、本当に申し訳ないけれど…と言って私は一人甲子園へ行きました。

1日目の座席に座りました。見渡しても彼はいません。

私は後ろ姿しか見なかったので、彼の顔を知らなかったのです。

ずっと同じ席で数時間待っていたら、集会の終盤に見つけたのです。女の人2人と共にいました。

1人になるチャンスを狙って声を掛けようとしましたが、凄くドキドキして結局は声を掛けれず…

帰りの道中、1日目よりもっと後悔しました。

そして心の中で「神さま…勇気が出ませんでした。お願いします!もう一度だけチャンス下さい!次にチャンスをくれたら絶対に思い切って声を掛けます!」

そして3日目。朝から行きました。1日目の後方の座席に座り、ずっと待ちましたが見つけれません。

もしかしたら、来ていない可能性もあります。

心の中で何度も祈りました。「どうか会えますように。勇気を出して声を掛けれますように。私の人生でこの子と接点を持てますように…」と祈りつつも、

礼拝は終板へ。段々と暗くなり、見つけにくくなるのです。

どうしたら見つけれるだろう…と考え、

そうだ! 彼は、賛美の時が一番目立つ!  賛美が始まったら、観客席の一番前に行って、客席を見渡せば、見つけれるかも…と思い、

最後の賛美が始まった時に、前に走って行き、観客席をグルッと見渡しました。

そして、両手を上げて賛美をしている彼を見つけたのです!

教会の友達と来ている様子で、同年代の人たちが何人もいました。

私は走って彼の所に行きました。

そして思い切って声を掛けました。

「すみません…ちょっと…」

「え??はい?」

「教会に行っていますか? 私…教会に行ってみたいです。」

と言って、彼が通う教会へと導かれました。

その教会が、私の実家から2時間かかる教会だったのです。

すごく不思議なのですが、

私の家は父親が絶対的な存在でした。

母親は気を使いながら教会に通っていました。自由には行けなかったのです。

父親と姑(私の祖母)は、母親が教会に行くのは仕方ないとしても、子どもが教会に行くのは反対。

母親は子どもたちが教会に通うのは、私たちがこの家を出て結婚してからしか無理だと思っていました。

家のすぐ近くに教会があるのに、そこには行けないと断念しながらも、2時間もかかる教会に、父親にバレずに2年間も通えたのです。(2年後には韓国へ)

そして1年半の求道を終え、聖書の学びを受けて、甲子園から2年後に洗礼を受けました。

その時に、甲子園で出会った子がこう言いました。

「僕も甲子園ミッションの為にずっと祈っていた。そして聖書のどこの箇所か忘れてしまったんだけど… 祈りの中で、御言葉を貰ってたんだ。

‟私はあなたが今から導く人を準備してる”って。」

本当に、人生が変わりました。

本当に、初めて彼を見た時、お酒に酔って一人でフラッと来たんだと思っていました。

3日間の集会で、私はメッセージは全然聞いていません💦

賛美にも、殆ど耳に入っていません。

何の言葉の説得もなく、1人の人の賛美をする姿を見て感じたのです。

キリストには何かある!って。

もちろん、私の母親は私の救いを何年も祈ってくれていました。

母親の教会の方々も祈ってくれていました。

沢山のとりなしの祈りに守られ導かれ、時が来て私の霊が開かれ主に出会う事ができました。

本当に感謝です。

…この証をしたら、最後に聞かれるのが「ところで、本当に3万円貰ったの?」と聞かれます。

貰いました(笑)

私の記憶では、1万は母親の教会に献金し、1万は留学中だった妹に。残り1万は私の財布の中へ…

お金を貰って…とは思いますが、

主に出会えて本当に感謝です。

人生が本当に変わりました。

この喜びを知らない人に、伝えたい…!

今日も、主と共に歩む一日をお過ごしください!!

「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」

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