過去の失敗や不運に心を痛めていませんか?【ローマ8:28】

2022年

神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを私たちは知っています。

ローマ8:28

 

過去に大きな失敗や不運に心痛めたことはないですか?

今も思い出したら心が痛んだり、テンションが下がったりすることはないですか?

「あんな決断をしなければ良かった」という思いから、もう一度過去に戻れるなら、やり直したい、同じ失敗をしないようにしたいと思う事はないですか?

 

聖書には、失敗する話が沢山出てきます。

主を3度も知らないと言ったペテロ。タマルは遊女に変装し義理父の子を産みます。ヤコブは兄から長子の権利を奪います。ヨセフの兄たちも弟ヨセフを奴隷として売りました。アブラハムもエジプトの王を恐れ、サラを妹だと言いました。ダビデも姦淫を犯しました。

 

主は私たちの失敗から、または私たちの暗い過去からをも、良いものを引き出すことができる方です。

私たちの短い人生、過去の出来事や失敗に心を支配され、その過去に時間とエネルギー、生きて行く力さえ奪われて生きるのは辞めましょう。

過去の失敗に、もがくことを辞めて、自分の失敗を主に告白し、その失敗を主に委ねましょう。

主の創造性は無限です。私たちの良い行いも、間違った行いからも、美しいものを作り出せるお方です。

 

人間は、誰もが失敗し過ちを犯してしまうものです。

私たちの失敗や過ち、罪を犯してしまうのは、主の想定内です。大事なのは、その後です。

失敗した後、どうするのかです。ずっと心を痛め、生きて行くのか、主のもとにその失敗を差し出すのか。

主の前に、自分の弱さ、失敗、過ち、罪を告白し、主に委ねれば、その失敗や暗い過去は恵みの源となり、一層私たちは謙虚になるのです。そして、他社への弱さを共感できる者へと変えられるのです。

 

1800年代半ば、アメリカの男性の話をしっていますか?

青年時代に、田舎で苦労して店を出しましたが、経営不振で閉店しました。
器材を買って測量技師の仕事を始めたが、それにも失敗で終わり、器材を売り払っても借金が残りました。
元手いらずの仕事を探して、軍隊に志願し、運よく隊長に任命されるが、すぐに兵卒に降格となり、最後は除隊処分を受けました。
愛する女性と婚約し喜んでいたが、相手は急死したのです。
苦労のすえ独学で弁護士になりましたが、開店休業状態。
正義心が篤かったので政治家になる決心をしますが、立候補するたびに落選。その後も、落ちたり当選したりを繰り返しすが、ついにアメリカ合衆国大統領に選ばれたのです。
この男性の名は、奴隷解放の立役者となったアブラハム・リンカーン(1809‐65)です。

 

あのリンカーンの人生がこれほどまでに失敗を繰り返しツイてい人生だったのです。

リンカーンの、今までの人生は無駄だったのでしょうか? 山ほどの失敗や不運を繰り返したからこそ、偉業をなすことが出来たのではないでしょうか?

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