あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに。
詩篇139：16
今日、車を運転していて久しぶりの道を通りました。
私は高校生の時、陸上部だったのですが、
クラブ活動で国道沿いを走る事が多かったのです。
「あ～久しぶり… お店など建物が随分変わっているけれど、
道の形状は変わってない…」と思いつつ、
１つの思い出を思い出したのです。
今思えば「これっていいの？」と思える思い出です。
私は陸上部の長距離だったのですが、
もともと部員が少ない上、
長距離は女子が私だけ。
夏休みのある日、他の長距離の男子が皆休み…
私一人になったのです。
長距離の指導してくれていた先生が、
「LBお前1人か～ んー今日は頭の運動するか！(笑)」と言い
いつものように国道沿いを走り…
着いた先が、ビリヤードのお店！
店に入ると、他の先生もいました。
「よ！LB！今日は頭を鍛えるぞ！」と言われ
ビリヤードを教えてくれたのです。
「オレはこの球をあの球に当てたい。どこに打てばいい？」と聞かれたり、
「この場合、何処を狙う？」という質問が続きました。
「この球をこっちに動かす為に、一番近い球の左側を擦るように打つ」とか
「この球をあっちの球にあてる為に、まずこの壁に向かって打つ」と…
計算しながら打つ…
高校生の私にとっては、まどろっこさを感じました。
１つを狙う為に、沢山の球が複雑に動くと言うことを学び、
そして陸上部の先生と、10キロの道のりを走りながら学校へ帰ったという思い出です。
それを思い出し…
なんか不思議だな…と思いました。
高校時代の１つの思い出が、
今になって主がその意味を教えて下さっている様に感じました。
ビリヤードが信仰生活と重なるように思えました。
あの球を当てたい…
でもあの球に当てるには、目の前に沢山の球がある…
一つずづを取り除きたい。
だから邪魔な球を、まず先に当てて除いてしまいたい…
目の前にある邪魔な球から
取り除きたいのです。
でも主の目標、主の計画は、ビリヤードのようだと思いました。
何かを達成させる為に、
複雑に動くのです。
私たちは目の前にある問題を取り除くように
主に求めてしまいます。
しかし、本当はそこに目を奪われてはいけないのかもしれません。
目標にしないといけない物は、
邪魔をしている球のもっと後ろにあり、
一見、隠れたように存在しているかもしれません。
１つの目標を達成するために、
まず球を壁に当てる事も多いのです。
そして壁にぶち当たり、球の戻りを利用して、他の球を少し動かし、
そしてその弱い力で、目標としている球を当てる…
主の働きと似ている様に思います。
主の御手、主の計画、主の助け、主の導き…
ビリヤードの球の様です。
私たちは時には壁にぶち当たる必要があるのです。
そして、時には思ってもない事がら、
自分とはあまり関係のない出来事で、
自分が影響を受けることもあります。
「どうして私に…」と思えること…
それらも、主の中では意味があるんだと思います。
何気ない私の一言。
何気ない私の態度。
何気ない私の挨拶一つでさえ…
その様な事さえ、主は用いられている様に感じました。
ビリヤードを長く楽しんでいる人には「球の道」が見えます。
しかし、私には全く「道」が見えないのです。
球が何処に進むのか、
私が打った球が、他の人に、他の事柄に
どのような影響を及ぼすのか…
全く道を読めないのです。
ビリヤードをするにあたって、
最善の道と言うものがあるんだと思います。
しかし、打ちミスをしたとしても、
そこから、違った別の世界が準備されるのです。
一回のミスでゲームが終了するのではないように、
私たちの選択ミスで、自分の人生が終わるのではない。
主の御心に叶う選択を出来なかったとしても、
そこから始めの計画とは違う、
新しいスタートが始まるのです。
私たちの人生にも「主の道」があるのです。
しかし、私たちにはその道が見えない…
言われた通り、
先を読めなくても、１つずつ確実に進んでいくのです。
そのように信仰生活を送っていくという経験が、
道を読めるようになるのかもしれません。
主のパターンを知っていけるように思います。
今日は、運転をしながら、
小さな思い出から、多くの事を学べたように思います。
あの高校生の思いでも、
球がどの様に進むか想像さえも出来ていなかったけれど、
確実に１つの球を動かしてくれていたんだ…
主が、何十年も前から、
今日、私が主を少しでも知る為に準備して下っていたんだと
今になって気付きました…‼
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち（LOVE BIBLE）に与えられますように！」（ブログ2023.04.28～）
