私はこのことばを聞いたとき、すわって泣き、数日の間、喪に服し、断食して天の神の前に祈って、
ネヘミヤ1:4
最近、これからどのように祈っていこうか・・という事が頭の中にあります。
その中でネヘミヤが思い出され、もう一度、読み直していました。
ネヘミヤは、バビロン捕囚でバビロンに移住した人の子孫だと言われています。(捕囚された地で生まれ育った)
ネヘミヤは、ペルシャの王アルタシャスター1世の献酌官(宮廷で仕える高官)でした。
常に王の側におり王と親しい関係にあり、単なる王の為の毒見だけではなく、政治的な助言する重要な地位、信頼される位置に居たのです。
バビロンに捕虜とされていた人たちは、三度に分かれてエルサレムに帰還しています。
1度目は、ゼルバベルによって、エルサレムの神殿の再建がなされました。
2度目は、エズラによって、民に律法が教えられた。
そして3度目が、ネヘミヤです。
ネヘミヤはペルシャで献酌官として豊かに過ごしながらも、先に帰還した民の状態、エルサレムの状態がずっと気になっていました。
そしてユダから帰って来た人に、エルサレムの状態を聞くのです。
エルサレムの神殿の城壁は崩されたままで、門も火で焼き払われたままであり、帰還した民たちの生活は困難を極めているという話を聞いたのです。
バビロンから帰還した民たちは、捕虜から解放されてもエルサレムで周りの民から「あれが神の民か?」と、そしりを受けていたのです。
外壁がなければ、外敵の攻撃から町を守る事はできないからです。
エルサレムの状況を知ったネヘミヤは、非常に心を痛めたのです。同胞が苦しんでいるという事だけで心を痛めたのではなく、「神の御名があざけられている」という心の痛みです。
ネヘミヤがこの知らせを聞き、まずした事。
座って泣き、数日の間喪に付し、断食して天の神の前で祈ったのです。
この「座る」と言う語源の意味は、
主の前に座る、主にとどまる、主の家に住まう、腰を据えるという意味があるようです。
ネヘミヤは断食の後も黙って一人、4カ月祈り続けたのです。
そして主の時が満ち、王がネヘミヤの心の痛みを知るのです。そして、ユダヤまで安全に行く事ができる「通行許可書」と「再建に必要な資材」が与えられたのです。
ネヘミヤ取った行動は、心の痛みを誰かに相談したり、王に頼るのではなく、まず祈りの時間を持ったのです。
祈りの時間を十分に持ち、城壁再建に対する具体的なプランを得たのです。
ネヘミヤの祈った、祈りが1章4-11節に書かれています。
➀偉大な主をたたえる祈り
②罪を告白して赦しを求める祈り
ユダヤ人の罪を告白し、赦しを求めました。エルサレムが破壊され、ユダヤ人たちが捕囚になった原因は、先祖たちの不信仰と不従順の罪、偶像礼拝の罪によるものです。
しかし、ネヘミヤは先祖の罪を自分が犯した罪のように告白しました。
そして、「悔い改めるなら必ず回復させて下さる」という主の約束に訴え、ユダヤ人の為に赦しを求めました。
③ 具体的な必要を求める祈り
最後にネヘミヤは、具体的な必要を祈りました。
ネヘミヤは、アルタシャスタ王がエルサレムの城壁再建の許可を与えてくれるようにと祈ったのです。
また、ネヘミヤの特徴として「瞬間祈祷」があります。
王に「あなたは何を願っているのか?」と問われた時。(2:4)
ネヘミヤは答える前に神に瞬間祈祷を捧げています。
城壁を再建で敵にそしられた時も、その場で祈っています。
ネヘミヤは、瞬時瞬間の祈りを捧げていたのです。
ネヘミヤが、城壁再建に取り組む中、周囲の敵からの攻撃が続きました。
しかし、祈りと知恵を持って、ネヘミヤは民に具体的な方法を示唆する事ができました。
そして外敵に襲われながらも前進出来たのです。
そして結果的には、52日と言う短期間で城壁再建を成す事ができました。
そしてネヘミヤは、民の社会生活と経済生活の確立まで修復させることが出来ました。
私たちにも城壁が必要です。
外敵から守る城壁・・・
私たちの城壁は、御言葉であり、祈りであり、賛美です。
ネヘミヤから学びたい・・・
ネヘミヤは自分は王のそばで、信頼を得た豊かな身分でありながらも、常にイスラエルの民、神殿を思い続けていました。
民に対する思いを、常に持ち続ていたのです。
またネヘミヤが、先祖の罪を自分が犯した罪のように告白し、許しを求めたように、私も神社の罪、地域の罪を自分の罪のように告白し許しを求める祈りをしていこうと思いました。
同時に、自分の城壁を堅固なものとできるように・・・
祈りを進めていこうと思いました。
今日も、主に賛美し、主に満たされた一日をお過ごしください!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。(ブログ2023.04.28~)
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」