しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。
使徒1:8
聖書を読んでいて、今日の御言葉が心に留まりました。
そして一つの場面を思い出しました。
韓国の教会に所属している時です。大きな教会でした。
その教会での私の奉仕は、中学生の教師と日本語教室でした。
中学担当の牧師先生の礼拝の後、中学生10人ずつを一つの班にして教師が一人付き、聖書勉強をするのです。中高の教師合わせては60人位いました。
初めて、中学生の担当になり、ドキドキしながら教師になる為のオリエンテーションに出席しました。
そこでの牧師先生の言葉がずっと心に残っています。
「牧会は牧師だけがすることではないです。油の注ぎは、特別な選ばれた凄い人だけが受けるものではないのです。あなた方はこれから1年間、中高の子どもたちの教師として主に選ばれ、奉仕しようとしています。」
「これから1年、受け持った子どもたちの名前を呼びながら、この子どもたちが御言葉で育つように、主に出会う事が出来るように。将来、主に仕える者となるように、本気で祈って下さい。」
「あなたにとって、この10人は主に与えられた羊であり、あなたはこれからこの10人の手をしっかり握り”牧会”をするのです。」
「教師が主に満たされ、子どもたちに時間と愛情を注ぎ、御言葉を伝えるなら、主は働かれます。」
という内容でした。
「油の注ぎは特別な人だけでない」「主が与えらえた10人を、私も牧会するんだ」と言うのが凄く心に響いたのを思い出しました。
そんな事を思い出しながら、、、今もそうだよな~ 主が与えられた羊がいる・・
私たちが今出会う人々、ご近所さんや会社の同僚、同じクラスの友達、同じコミュニティーに属する人・・主から私に与えられた羊・・・と思いました。
会社は、生きて行く為にお金を稼ぐ場所でもありますが、私たちクリスチャンにとって、主が私に与えられた牧会の場かもしれません。
主が与えて下さった場所で、キリスト者として生き、福音を伝えるべき隣人として準備されたのではないでしょうか。
主婦の方は、ご近所さん、お友達、そして何より重要なミッションは、家族です。
家族というコミュニティーが一番大切な牧会だと思います。
家族の救いの為に、一番タイムリーに祈れるのは家族です。
私たちキリスト者は、与えられた仕事をサボらず懸命に取り組み、人々と良好な関係に努めるべきです。
私たちが今置かれている場所(職場、学校、家庭・・)は、偶然ではなく、主によって与えられた場所なのです。
一度も主に対して祈りがなされなかった場所に、私たちが送られたのかもしれません。
一度も主に祈りがなされなかった場所に私たちが入り、祈りを積んでいくのです。
私たちがキリスト者として影響力を発揮しようとするのではなく、影響力は主が起こして下さいます。
今日の御言葉を通し、私たちは「主の証人」として日々過ごし、世の中に遣わされていくべき・・
主の証人は、牧師だけでなく、どこか他の国に使命を貰った宣教師だけでなく、主を信じる全てのキリスト者が当てはまる・・
今まで祈りがされなかった場所を、主の御名によって祝福し、そこに集まる一人一人が主に立ち返れるように、主に願っていくべきだな・・と感じました。
自分の与えられた場所で、主が私に何を望んでいるのか祈る一日にしたいです。
今日も、主が与えて下さった場所に出て行き、祈りを捧げ一日をお過ごしください!!