御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。
ローマ8:26
私は仕事で病院に行く時、決まって祈る事がいくつかあります。
その中の一つ
「主が今日、私に教えようとする事を、私が逃さずに学ぶ事ができますように」です。
昨日、仕事だったのですが、
私にとっては大発見の一日でした!
働いている病棟に、
90歳ぐらいの患者さんで、もとお医者さんの方がいらっしゃいます。
何度も入退院を繰り返し、そして入院されている時は、一日に何度も何度もナースコールを押されます。
失禁したのでオムツを変えて欲しい。テレビのリモコンがない。お茶を買ってきて欲しい。汗をかいたので着替えさせて欲しい。このティッシュを捨てて欲しい。カーテンを閉めて。やっぱり開けて欲しい。クーラーの温度が…。ごはんはまだですか?
今は、まだ家族の面会が自由ではないのです。
一言で言えば、寂しくて誰かと話したくて何度もコールされるのです。
体調面は良くない状態です。しかし食欲旺盛です。
あれを食べたい。久しぶりにこれを食べたいと言われます。
しかし、入院中ですので食べ物に制約があります。
病院のご飯以外のものは飲食禁止なのです。
しかし、我慢が出来ない様子… こそっと目を盗んではコンビニへ行き、買い食いをするのです。
すると次の日の血液検査などで直ぐに数値に変化が起こるのです。
病気の状態としては良くない状態。
絶対に守って下さい! と言っても守るのが難しい。
どうしても食べたい… もう数値何てどうでも良いよ。
食べたい物も食べれないなんて…
コーヒーも飲みたい。
コーヒーを飲めば気持ちが安らぐ…
と沢山の理由を言われるのです。
この患者さんをコントロールをするのが難しくなり、
この患者さんの息子さんに病院に来てもらいました。
息子さんもお医者さん。
どうして病院食以外食べたらダメなのか、
今が本当に我慢をする時だという事。
どんなにコーヒーが心を穏やかにしたとしても、今のお父さんの身体には毒だという事が分かるのです。
息子さんは、担当医に「父が先生の指示を守れなくて本当に申し訳ない限りです。
しかし、私にとっては大切な父親であり、まだまだ死なれては困るのです。
ですから、申し訳ないですが、父親がわがままを言ったとしても、絶対に与えないで下さい。
そして本当に申し訳ないですが、規則を守らない父を他の病院へ転院させないで下さい。」
と言われていました。
私は… 驚きました!!
この息子さんが「聖霊さま」のように感じました。
患者さんであるお父さんが、私たち人間。
担当医が天の父です。
私たちは、「コーヒーを飲めば心が穏やかになる」というような、
自分なりの理由を盾に、
自分の望む事を好き勝手に言います。
「主よ。私にはあれが必要です。だって…」
「これさえ手に入れれば、私はもっと心が豊かになれるのに」
「この事業さえ上手くいけば、人生安心して過ごせます…」
「安定した収入がないから… こんなにも生きる事が苦しいんだ…」
自分の感じるがままを願うのです。
しかし息子さんは「いくら父がコーヒーを欲しがり、一瞬の安らぎを手に入れたとしても、
それは結果的には父親にとっては毒である」という
私たちとは違う上からの視点を持っているのです。
そして本当に自分の父の為となる「制約を守る」という生活を強いる事を、
担当医(天の父)に求めるのです。
この3人の姿を見ながら…
「え… 私は今… 聖霊さまを可視化させてもらってるのかも…」と感じと同時に、
今日の御言葉を思い出しました。
私たちは、どのように祈ったらよいか分からない時、御霊さまが、言いようもない深いうめきによって、私たちの為にとりなして下さる…
私たちは、いつもどの様に祈ったら良いのか分かっていないのです。
私たちはいつも、
目の前の幸せ、幸せを感じさせるものに心が奪われ、
それを得るために、必死に自分なりの理由を盾に主に祈るのです。
成功を求め、経済的祝福を求めるのです。
それらを求める根本的理由は何でしょうか。
満たされたいのです。
もっともっと満たされたいのです。
今の自分は渇いているのです。
だから、その渇きを潤そうと、自分の目に良いものを望むのです。
これは、私たちが「神さま、私は渇いています。私の心をもっとあなたによって満たして下さい!」と祈るべきなのに、
私たちは自分の根本的原因に目を向けず、
とりあえず、成功や経済的なものを求めるのです。
私たちは、何を求めれば良いのか分かっていないのです。
今の自分に何が必要なのか、
どのように祈ればいいのか分かっていないのです。
だから、私の内にある根本的原因を知っている聖霊さまが、
私たちのとりなしをして下さるのです。
…コーヒーを求める父と、病院の規制を求める息子さん。
これと同じように、私たちが求め祈っているものと、
聖霊さまが私の為にとりなし、
天の父に求め祈っている内容は違う可能性が高い…
息子さんの「規則を守らない父を他の病院へ転院させないで下さい。」という言葉が、
「主よ。愛するあなたの子を諦めないで下さい!!」と聖霊さまが
天の父にとりなして下さっているように感じました…
イエスさまが、この地を去り天に帰られた時、
私たちに聖霊さまを与えて下さった理由が少し分かった様に思いました。
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)