神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女を造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。
人は言った。「これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから。」
それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。
人とその妻は、ふたりとも裸であったが、互いに恥ずかしいとは思わなかった。創世記2:22-25
私は結婚して23年目になります。
23年目にして今朝、やっと気付いた事がありました。
今日はそこの事を記録したいと思います。
数週間前に、スマホにニュース速報の通知が表示されました。
チラッと見たら、野球の大谷選手の結婚されたというニュースでした。
「へ~」と思い、スマホをタップして記事を読みました。
私が知っている大谷選手の情報は、
アメリカのどっかの球団からどっかの球団へ移籍した人。
20代後半で凄く人気がある選手。という事だけで、結婚のニュースを見ても「へ~」で終わったのです。
次の日ぐらいに、夫が「大谷選手の結婚相手は元バスケ選手らしい」と言うのです。
「へー本当? どうして知ってるの?」
「韓国のネットに書いてある」と言うのです。
そして、そのバスケ選手について色々とどういう方なのかという話までするのです。
「日本人の私が知らない事を、韓国の人は知ってるのか~(笑)」と笑っていました。
そして昨日、何気に目にしたテレビのニュース番組で、大谷選手が韓国へ行っていると流れていました。
そして結婚相手は元バスケ選手だという話をしていました。
「あ、あれ本当だったのか!」と思いつつ、テレビに大谷選手が出てインタビューしている場面が映し出された時、
夫が近くを通り、私がそのニュースを見ている事に気が付いたのです。
夫「バスケ選手だっただろ? それでさー大谷選手が韓国で…」と話し始めるのです。
私としては、結婚の速報以来、動いて話している大谷選手は初めて見るので、
「ちょっと待って。今、大谷選手が何か話してるから。後にして!」と夫を黙らせたのです。
すると夫は「そのニュースより、もっと面白い(大谷選手の)話があるのに…」と呟き、
他の部屋へと行ってしまいました。
私はその姿を見ながら「もう、イチイチいじけないで欲しいわ…」と思いました。
夫はおしゃべりが好きなのです。(エンタメが好きな訳ではないです)
何か知っている事を話したがるのです。
普段から、私にとっては「そんなことぐらいで…」と思えることで、私に対して不満を覚えるようです。
この日、夫は終始、私に対して少し不機嫌でした。
私は「めんどくさい性格…」と思っていました。
そして今朝、目覚めた時、夫はまだ不機嫌なのです。
話しかけても必要以上に言葉を発せず…
夫は一度、この様な状態になると、数日長引くのです💦
私はその度に「本当にちょっとした事で、どうしてこんなに長引くんだろう?」と思うのです。
朝、その様な夫の姿を見ながら、
「私がおかしいのか? いやいや、可笑しくないだろう(笑) 誰が見ても私は可笑しくない…」と思ったのです。
次の瞬間「私は絶対に可笑しくない(間違っていない)のか?」という問いが心に響いたのです。
「私は絶対に間違っていない」という思考は、そのような思考自体が間違っているはず。
私は絶対に間違う存在なのです。
絶対に自分が正しいという思考も正しくない…
そう思った時に、
「私は大谷選手が話しているのを聞いてみたい。ニュースはあっという間に終わる。その後で夫の話を聞いても良いのでは?」
「夫はそれも待てない? 小さい子どもならまだしも… 大人なんだから、待っても良いのではない? 普通の人間関係の中で、もしも、今話題となっている渦中の人物がコメントをしていて、そのコメントに被せて話す人って非常識じゃない?」
と思ったのです。
そしてその瞬間「あなたと夫は、普通の人間関係なのか?」という問いが響きました。
「あ… 私が間違っているかも…💦
私と夫は普通の人間関係ではないです…」と主に訂正しました。
普通の人間関係とは、一般常識的なルールやモラルを基準として判断する事だと思います。
しかし、夫婦は普通の人間関係ではないのです。
互いに認め合い、カバーし合う関係。
普通の人間関係において、夫が渦中の人のインタビューに被せて話すというのは
マナー違反かもしれません。
しかし、夫は「知っている事を話したい人」なのです。
「へーそうなんだ!」と言ってもらいたい人なのです。
私は、それを知りながらも「めんどくさい…」といつも思っているのです。
基本的に、女の人は夫からずっと「愛される事」を望みます。
愛されると感じれば、日常の色々な事を頑張ろうというエネルギーに変えれる場合が多いのです。
男の人は、「認められること。尊敬される事」を望むのです。
互いに、求めるものが違うのです。
これは、夫婦になれば、傍から見て小さなことであろうと、夫の要求を満たしてあげるべきなのです。
私は時折見る、長引く夫の不機嫌な姿をみて
「小さい事で、よくそんなに長く不機嫌でいれるな~」と思っていました。
第三者が聞いたら、みんな私が間違ってるとは思わないはず…と思っていたのです。
そして、今朝、やっと分かったのです。
私は「小さな事さえも、夫に満足をさせてあげれていない妻」なのです。
夫婦は普通の人間関係ではない…
常識的に合ってるか、間違っているかという考え自体が間違えているのです。
夫婦は特別な関係だと、今朝になってやっと気付いたのです。
「えーーー神さま。ごめん… 結婚して23年目にしてやっと気付きました… 神さま。私が気付くのをずっと待ってくれてたよね? 23年も待たせてしまいました… ごめんなさい…💦」
これからは、夫の話す事に興味を持とう…
ちゃんと話を聞いてあげよう。
夫婦関係を、常識的なルール、モラル、礼儀という尺度で測ってはいけない。
夫婦関係は、満たし合うもの。補うもの。
「二人とも裸であったが、互いに恥ずかしいとは思わなかった」とあります。
夫婦の間では裸でも… 全ての姿を見せても恥ずかしくないのです。
全ての姿とは、性格や感情、心の傷、癖、拘りとも言えるのではないでしょうか。
社会では、全ての姿を見せることは出来ません。
辛くても繕わないといけない部分があるかもしれませんが、
夫婦では、包み隠さなくてもいい関係なのです。
まず、私から満たしてあげよう。補ってあげよう… 私が夫より先に気付いたから…