心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。
あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。箴言3：5-6
今日、薬局に行って処方箋を出して、待合室で待っていました。
テレビが付いていて、何気なく見てました。
番組名も内容も良く分からないのですが、
何グループかに分かれて、互いの考え方を主張していました。
ある若い男性の芸能人Aさんに対して、誰かが苦情を言っていました。
「Aはね。いつもリハーサル通りしないんだよ！」と。
それに対してAさんが
「テレビの一番重要な点は、面白さです。結果が全て、視聴率の数字が全て。」
「リハーサル通りして数字が低いより、アドリブで数字が高い方が
スポンサーは喜ぶし、視聴者も喜ぶ。テレビは結果が全てなんです‼」
と言うような内容を熱弁していました。
その勢いのある熱弁ぶりに私は「ふーん、そうなんだ～」と思ったのです。
それを黙って聞いていた年配芸能人Bさんが
「それは違う。だったらリハーサルは何の為にするんだ？
１つの番組を作りあげるのに、沢山の人が関わっている。
番組を作るという事は、カメラさん、証明さん、音響さん…
沢山の人がいて成り立っている。
お前の急で勝手な行動に対応しないといけない、
証明さんや音響さんがいると分かっているのか？
番組は、お前１人の力で作れてると思っているのか？」と言われていました。
私はそれを聞いて「あ、ホントだ… 」と思い直したのです。
Aさんの熱弁ぶりは、本当にAさんの哲学に基づいた発言。
自分なりの正論であり、決まりなどに捕らわれず、
頭を固くしないでもっと自由に、楽しく、良いものを作ろう！という発言。
彼の中では揺るがない正論なのです。
私もAさんの物言いを見ながら「へーそっか～」と思って見ていました。
しかし、Bさんの意見を聞いてハッとしたのです。
「あー本当… 他の人たちへの負担っていう配慮が出来てなかったな…」と思ったのです。
そのBさんの意見を聞いたAさんは
言葉を詰まらせ、恥ずかしそうに苦笑いしていました。
Bさんの意見を聞く前までは、自信満々の発言。
自分が考える哲学。
しかし、Bさんの意見を聞いてみて、
Aさんは、自分が気付いていない部分があったと明らかになったのです。
そのことに気付くと、一気に自分の哲学は崩れ落ち…
先ほどまで「正しい」と思い込んでいた思いは成立しなくなるのです。
…これって私たち人間の姿だな～と思いました。
私たちはいつも自分の思い、考え、哲学があるのです。
「だって、相手が絶対に悪い」
「だって、差別をされたから」
「だって、誰が見ても正しくない」
「だって、一方的に攻められた、傷つけられた」
「だって、良い家庭、親に恵まれなかった」
「だって、私には出来ない」
私たちは、色々な状態や理由があり、主に訴える事が多いです。
前置きに「だって」という言葉をつけて。
「だって、忙しすぎです」「だって、私は悪くない」…
この薬局での短い待ち時間に目にしたテレビの会話をみながら、
私は、主にいつもこのように
「だって」と言いながら自分の正当性を訴えているな…と思いました。
どれ程沢山、主に「だって」と、私の哲学に則って訴えたんだろう…
自分の心が「だって」で一杯になって苦しくなり、主に沢山訴えるように祈った…
私の考え方、見方、判断などを基準にして。
でも…主に会った時、私はAさんのように言葉を詰まらせると思います。
私は今まで本気で、主に「だって」と何度も訴える祈りをしてきました。
もし、過去の私が涙ながらに主に訴えて祈っている姿が
映像で流れたら、
本当に恥ずかしくなると思います。
今のうちに謝っとこう…(笑)と思い、薬局の待合室で目を閉じて祈りました。
「私は今まで、沢山 ‟だって” と言いながら自分の正当性を訴えて来ていました。
でも多分、全部何かが間違えているはずです。ごめんなさい…」
そう祈りながらも、癖のように ‟だって” という思考がある…
また「だって！」って祈るんだろうな…と思ったのです。
「だって…」という言葉が出たら、違う事を考えるようにしよう…！と思った瞬間。
「だって、主は私の為に死んで下さったんだよ」という言葉が頭に浮かびました。
その言葉が頭に浮かんだ瞬間。
ボロボロと泣いてしまいました。
自分の心が「だって」で一杯になって苦しくなったら、
「だって、主は私の為に死んで下さったんだよ」って言おう…
こんなに浅はかで、自分の思考を越えた考えをする事ができず、
多分、途轍もなく愚かな考えの中で苦しんでいる私。
「だって」「だって！」「だって！」と主に訴えているけれど、
多分、主に会った瞬間に、私の「だって」は狭い思考からの正当性。
主に会った瞬間に、言葉を失くし恥ずかしくなると思います。
これからは、聞き役で祈ってい見よう‼
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち（LOVE BIBLE）に与えられますように！」（ブログ2023.04.28～）
