すると、彼らに答えて言われた。「あなたがたで、あの人たちに何か食べる物を上げなさい。」そこで弟子たちは言った。「私たちが出かけて行って、二百デナリもんおパンを買ってあの人たちに食べさせるように、ということでしょうか。」
マルコ6:37
最近、気分が何となくダウンしていました。
働いている病院で考えさせられることが多いのです。
1カ月ほど前にブログで書いたAさん。
21歳でバイクで事故に遭い、下半身不随になってしまい…
現在30代後半。
一方的に車にあてられた様子。
お母さんが毎日、昼と夕方に病院に来られ
食事介助をされていました。
人生の半分近くをこの状態で過ごしてこられたのです。
そして下半身の床ずれが酷く、足を切断しないといけない…という話になっていました。
それに対処すべく、他の病院へ移転されました。
そして次の日には、違う人がAさんが使われていたベッドに入院で来られたのです。
チラッと見た感じ、子どもかな?と思ったのですが、
31歳の男性Bさん。
生まれた時から障害があるようで、自分で動くことが出来ません。
話す事も出来ません。何も出来ないのです。
お母さんは毎日、7時半に病院に来られ、
朝ごはんの食介をされ、夜8時頃に変えられるのです。毎日。
一日12時間以上、病院で過ごされるのです。
お母さんが来られなくても、病院で食介をする事ができます。
しかし、Bさんが心配なんだと思います。
離れずずっとそばにおられるのです。
そんな姿を見ながら、狭い個室の中で、息子さんと過ごされる時間。
十分な会話が成り立っている様子はなく、
一日の半分以上を2人で過ごされているのです。
「今日は久しぶりにママ友とランチ!」なんてことはないのです。
多分、30年以上、ずっとそばで付き添って来られてる様子。
孤独だろうな… 長い一日、何を思い過ごされているんだろうと考えると
心が痛みます。
そんな中、今朝、韓国で飛行機事故が起こり、
沢山の方が亡くなられました。
年末に海外旅行を楽しみ、無事に帰国したと思った時に
起こったのです。
残された家族の気持ちを考えると…
増々、気分がダウンしました。
何が起こるか分からない世の中…。
事故に遭うかもしれないし、病に侵されるかもしれない。
天災や戦争の恐れもある…
「神さま…私たちの心は不安で一杯です。
私たちには力がない…
何も対処する事ができない…
主よ。私たちは何もできないのです…」
と祈る中、思い出したのは、今日の御言葉。
5つのパンと2匹の魚の話。
弟子たちは、時刻が遅くなり心配したのです。
イエスさまに「何か食べるものを上げなさい」と言われた弟子は、
近くの部落や村に行ってめいめい買う。
群衆を解散させる。
私たちがパンを買う?
200デナリ以上必要?
と考えたのです。
私たちは何か自分が直ぐに解決できない事柄に出会った時、
まず、この弟子たちのように対策を考えるのです。
思いつく限りの対策を。
しかし、主は5つのパンと2匹の魚から
5000人以上の人を十分に食べさせたのです。
主は私たちの想像させ出来ない方法を用いて…
主は、私たちの想像を超えた、
途轍もない事をされる方なのです。
私たちの状況がどれほど悪くても、
自分が対処できる状態でなかったとしても、
主に不可能はないのです。
主は何とでも出来る方。
私は、何とでも出来る主を信頼します。
主を選ぼう。
今日も、瞬間瞬間、主を選ぼう…!
主に期待します。
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)