私たちは何もわかっていない【エレミヤ29:11】

2023年

わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。―主の御告げ―それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

エレミヤ29:11

ここ数日、私は実家近くにある畑へ水やりをしに行きます。

実家に住む兄が出張で留守の時、私は兄が趣味でしている畑の水やりを頼まれるのです。

虫が苦手な私は、完全防備な格好で畑に入り、急いで水をあげるのです。

その畑はさほど大きくはないのですが、何畝かあり、近所のおじさんと半々で使っています。

おじさんは、畑に詳しく、私が水やりに行くと、楽しそうに話しかけてくれ、色々と教えてくれるのです。

一刻も早く畑から出たい私。

楽しそうに話をするおじさん…

「今日は男爵を植えてる」と言うので、

私「じゃがいもって冬に収穫ですよね? 今からで間に合うんですか?」

「男爵の収穫は、梅雨の時期!男爵は9月に植えるものだよ。明日は大根を植える予定。大根の収穫は冬だな~」

「なすび、トマト、ピーマン持って帰って良いよ!」と採れたてをくれました。

なすびは、2-3月に植えて、夏から秋に収穫。

トマトは、3-4月に植えて、9月頃収穫。

ピーマンは、3-5月に植えて、7-9月に収穫。と教えてくれました。

そして、この畝には、何をいつ植えて、いつ収穫になるのか。

隣の畝は… その隣は… と話してくれました。

よくよく考えたら、家庭栽培の畑も計画性を持って楽しんでいるのです。

ここには何を植えて、それが収穫したら、次に何を植えるか。

トマトとジャガイモは相性が悪いらしく、離して育てるそうです。どうやら、トマトに虫が付きやすくなるんだとか…

他にも、大根とねぎ。玉ねぎといんげん。など相性の悪い野菜があるそうです。

野菜を貰って実家に寄りました。

すると久しぶりに近所のおばさんに会い、立ち話。

このお宅はいつも綺麗な花が沢山咲いています。

私「いつも綺麗にお花の手入れをされていて、家の前を通るだけでちょっと楽しい気持ちになります」というと、

おばさんは花の話をしてくれました。

玄関周りに花を植える人も、畑同様、計画性を持っているようです!

色々な花が季節ごとに咲くように、花が咲かない月がないように、計画を立てて種を蒔き楽しんでいるとの事。

野菜とお花。

帰り道、今日は似たような話を聞いたな…と思いつつ、なんだろな~と考えながら帰りました。

そうなんです!

私のように、菜園に無知な人には分からないのです。

1つの種が、生きやすい、成長しやすい時期に植えられ、必要な光や栄養を吸収し、種にとって一番良い時に実(花)を実らせるのです。

でも、なすびは知りません。

自分が一番良い時に植えられた事も、

成長する為に必要な水が与えられている事も。

その水は、人が汗を流して暑い中、重い水を運び、与えられているとは知らないのです。

そして一番良い季節に立派な実をつけるのです。

なすびは、分かっているのでしょうか。

太陽の光がないと自分が成長できなかったと。

時間を割いて水を与えてくれる人がいたから実をつけれたんだと。

なすびにとって必要なものを、なすびは求めずして与えられたのです。

自分の一番良いタイミングに。

ある時は、なかなか雨も降らず、人からも水が貰えず、のどがカラカラになって辛い時間を過ごしたかもしれません。

台風が来て、激しい雨風に打たれたかもしれません。

ある時は、自分の身に付いた虫を、自分で追いはらう事ができず、自分の身に傷がついたかもしれません。

私たちと一緒なのです。

主が計画を持って、私にとって一番良い時期に、生まれるようにされたのです。

生まれた環境は人それぞれ。

しかし必要なものが、必要な時に与えられているのです。

自分が気付かないうちに。

人生で、これでもかと辛い事もあり、傷つくこともある…

1人寂しく涙する事もある…

色々な事が人生で起きたけれど…

今こうして、私たちは生きているのです。

自分は気付いていないけれど、必要な時に必要なものが与えれ、今、生かされているのです。

畑やお花の管理者は、ちゃんと考えて育てているのです。

時期をずらして、一年中ずっと花を楽しめるように。

一年中ずっと旬のものを食べれるように。

工夫され管理しているのです。

管理者は、全体をイメージし計画し、先を見据えて植えてるのです。

なすびは何もしらなくても、管理者の頭の中には完成された図があるのです。

先を見据える事が出来るからです。

私たちの管理者…

主イエス・キリストは、全て先を見据えておられるのです。

私たちは目先の水ばかりに気を取られ、「喉が渇いた…水が欲しい!」と呟いている時も、

主は全てをご存知なのです。

そう言えば、去年も田植えをされているのを見て学んだことを、このブログに書きました。

田植えをして、1ヶ月程すると水を抜き、土をカラカラにし、2週間も水を与えないのです。

この「中干し」をする事によって、「稲の根が強く張り、土中に酸素を補給して根腐れを防ぎ、根の活力を高める」そうです。

稲が立派に強く美味しく育つ為に、必要な過程なのです。

田植えをされている方も、全て先を知っているのです。

どうすれば良いお米として成長させる事ができるのかを。

主なら尚更です。

主を信じ、私たちの人生の「中干し」の時期も、主に期待して耐えるべきなのです。

この中干しにも意味があるからです。

その意味は私たちは知らなくても、主がご存知なのです。

私に与えらえた人生… 創造主なる主に任せた方が良い実を結べそうです。

人生の全てに意味があるから。

今日も、主を信頼し、共に歩み、共に時間を過ごして下さい!

「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」

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