心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。
あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
箴言3:5-6
今日の御言葉が好きです。
心に刻みべき御言葉です。何度も思い出すべき御言葉です。信仰生活の姿勢を示す御言葉です。
私たちは行った事がない国に旅行する時、不安を感じます。しかし、日本語ができる現地のガイドさんが居てたら心強く安心です。不安がなくなり旅行を楽しめます。
それと同じで、私たちも日々、新しい一日、歩んだ事がなく、経験したことがない日々を前進しているのです。
私たちの人生にもガイドが必要なのです。
先日、何気なく付けたテレビで「オウム真理教 THE重大事件vol.2土谷正実」というのをしていました。サリンを作った人の話です。
普通の大学生だった「土谷正実さん」が、オウム真理教に入信する経緯をみました。同じ大学の友達が道でオウムの集まりの案内のチラシを受け取るのです。「凄く可愛い子から受け取った!頼むから、この集まりに一緒に行ってくれ」と頼まれ、オウムの扉に足を一歩入れてしまったのです。
そしてそこで幹部らしき人に「大学生?」声を掛けられ、この土谷正実さんが、有名大学で化学を専攻している事について「頭が良いんだね。僕も化学を勉強したんだよ」という言葉に、次のステップの扉を開いてしまうのです。
違和感を覚えながらも、不思議な体験を通して、「素質がある」「凄い」と言われ、はまっていくのです。
すごく怖さを感じました。 本当によくある「日常のひとコマ」のような出来事が重なり、サリンという化学兵器を用いたテロ事件を起こしたのです。
これを見ながら思い出した事があります。
長男が高校3年の時に、韓国の大学受験をしました。
私の韓国の友達は心配をし、何人も連絡をくれました。
「韓国は、キリスト教だと主張する異端が多くある。そこに捕まったら、子どもが何年も帰って来なくなる。(家を離れるように誘導され洗脳される)ある牧師の息子も、そこに捕まって洗脳されて3年間、家に帰って来なかったし、今もその息子は洗脳から自由になれていない。
あなたの子どものような子が一番狙われやすい!! 韓国語は出来るけれど、韓国に住んだこともなく、これから韓国で友達を作ろうと思っている。しかも親は子どもの近くにいない。(親は日本で単身で留学するので)絶対に”聖書勉強しよう”と声を掛けられても付いて行ったらダメ!!
神学校にいる学生にも気を付けて!! 異端はプロテスタントの神学生にも声を掛ける為に、神学校に在籍しているから!! 友達作りに気を付けて!」
「あなたの息子のような子どもが一番狙われやすい!!」と何人にも注意を受けました。
そして長男は受験する為に一人で渡韓し、試験の前泊で大学の近くで一人で宿泊予定でした。
韓国について、ホテルにチェックインする前に時間があったので、スーツケースを持ったまま大学までの道を下見したそうです。
そして、大学を出た時に、年配の女の人2人に声を掛けられたそうです。「教会通ってるの?」と。
長男が「クリスチャンです」と答えたら、「近くに教会があって今から聖書勉強あるから、一緒に行こう!」と誘われたそうです。
長男は、知らない人だし、チェックインの時間もあるし、明日の試験に備えて準備もしたいし・・と思い断ったそうです。しかし、ずっと付いて着て「そうなんだ・・明日試験なんだ。日本のどこから来たの?ホテルはどこ?」と色々と聞かれたそうです。
結局、ホテルの前までついて来られたそうで・・ホテルに入ってから、私に「ちゃんとホテルに着いたから」と電話がありました。そして、おばちゃんたちに聖書勉強を誘われたと話すのです。
びっくりして、私の友達が話していた異端の話をしました。「絶対に!絶対に!付いて行ったらダメ!!」というと「小学生じゃないんだから知らない人に付いて行く訳ない」と。
「教会」という言葉に安心したらダメだと伝え、明日の試験について一緒に祈り電話を切りました。
そして次の日、「今からホテル出て、大学行きます~!」と電話がありました。一緒に祈り、電話を切って5分後、また電話がありました。
「昨日のおばちゃんたちがホテルの前で待ってた・・💦 教会に行こうって誘って来る!」と言うのです。
怖くなって鳥肌がたちました💦 半分、誘拐のように連れ去っていくと聞いていたからです。
大きな声で強く!「行きません!辞めて下さい!」って叫びなさい!! と私は長男に言ったのですが、そんな強い主張ができないのか「あ・・試験があるので~」と断っている声が、電話越しに聞こえてきます。
私は怖くて怖くて、「そのおばちゃんと電話変わって!!」というと長男は電話越しに「あの、僕の母親が電話を変わって欲しいと言っています」と・・おばちゃんはそんな事おかまいなしに、無理やり教会の方へ連れて行こうとしているのです。
「電話をスピーカーにして!!」と言い、私は長男の電話を通しておばちゃんたちに叫びました💦
私が何て叫んだのかは忘れましたが、、多分・・「行かないって言ってるだろ!!! 防犯カメラに映ってるぞ!! 警察よぶぞ!!」的な事を叫んだように思います(笑)
韓国は至る所に、防犯カメラがあるのです・・・(笑)
それで、走って去って行ってくれたそうです。
本当に怖かったです。鳥肌がたち、電話先の長男が拉致されるかも・・という思いが頭を過ぎりました。
私は友達の異端に対するアドバイス・・渡韓する前に長男に軽くしか話しませんでした。留学する前にしっかり話そうと思っていました。今回の渡韓は、数日間で目的がハッキリしていたから、何となく大丈夫だと思ってしまっていたのです・・
なんてことない日常を通して、大きく人生を変えてしまう可能性があるのです。
人生にガイドが必要です。特に、若い子には本当に必要です。
主は「私の道をまっすぐにされる」と約束して下さっています。
しかし、それには「3つの条件」があるのです。
➀ 心を尽くして主に信頼すること。
どんな時でも、自分が望まなくても、納得できなくても、「私は心から主を信頼する」と選択するのです。
② 自分の分別に頼らないこと。
自分の判断、常識、見た目、好み、経験によって物事を判断し、選ばないということです。自分で未来を想像し、勝手に計画や道筋を立てない。
③ すべての道で主を認めること。
すべての道です。「どこでも、いつでも、どんな時でも」です。主を認めるとは、主を覚える。主がの主であると認める。主に依り頼むという意味です。
どのような小さなこと、または難しすぎる事であっても、自分で解決しようとせず、主に依り頼むという事です。
私たちは、ある部分は主の導きを求め、ある分野では全く導きを求めないという傾向を持っています。
懸命に祈っている部分は導きを求め、普段から祈らずに自分で出来ると思っている事は、導きを求めるのを忘れてしまうのです。
本当に小さな、日常の出来事も祈る必要があります。
毎朝、「今日一日の祝福と守り」を祈る必要があります!
今日も、主と共に歩む1日をお過ごしください!!