損になっても、立てた誓いは変えない【詩篇15篇】

2022年

ダビデの賛歌

1 主よ。だれが、あなたの幕屋に宿るのでしょうか。だれが、あなたの聖なる山に住むのでしょうか。

2 正しく歩み、義を行い、心の中の真実を語る人。

3 その人は、舌をもってそしらず、友人に悪を行わず、隣人への非難を口にしない。

4 神に捨てられた人を、その目はさげすみ、主を恐れる者を尊ぶ。損になっても、立てた誓いは変えない。

5 金を貸しても利息を取らず、罪を犯さない人にそむいて、わいろを取らない。このように行う人は、決してゆるがされない。

詩篇15篇

今日は、詩篇15篇を読みました。

神と人、人と人、その両者の密接な関係についてのあるべき姿が書かれています。

「主が望まれている人間像」の様な気がします。

2節、正しく歩み、義を行い、心の中の真実を語る人・・・とは

主に従い、人に対して親切であり、自分に対して誠実・・・

言葉では簡単ですが、では実際どのようにすればいいのでしょうか。

それは、3-5節に書かれています。

この中で個人的に心に止まった御言葉は、「損になっても、立てた誓いは変えない」という言葉です。

2つの事を思い出しました。

1つは、韓国に留学していた時です。留学生の私に毎月献金をして下さる団体がありました。

しかしある日、その団体の代表の方に、大きな罪があるという事を知ってしまいました。代表個人的な罪なので、見てみぬふりをして、そのままそこに留まり、毎月献金を代表から受け取るか・・・

それとも、去るか悩みましたが・・・ 祈って去る事にしました。

とても不安でした。僅かとはいえ、支えてくれる団体が一つしかなかったからです。

しかし、主は道を切り開いて下さり、数か月後に他の教会が7倍もの恵みで留学生活を援助してくれました。

もう一つは、三浦綾子さんの話です。これは昔、人に聞いた話なので、自分で真実を確認した

訳ではないのですが・・・(もしご存知の方いらっしゃったら連絡下さい!)

三浦光世さんとご結婚されて、執筆活動だけでは食べていけないので「三浦商店」という雑貨店をされたそうです。

雑貨店は繫盛したそうです。そしてある日、道向かいに同じような雑貨店が出来たそうですが、繁盛せず、三浦商店だけが繁盛していたそうです。

それである日、ご主人の光世さんが「向かいの雑貨店には、子どももいるし、生活が大変そうだからお客さんを分けてあげたらどうか・・」と言われ、

三浦商店の品揃えを少なくし、お客さんに「〇〇がない」と言われたら、向かいの雑貨店にありますよ!と言うようにしたそうです。

そうするうちに、向かいの雑貨店は繁盛し、三浦商店からお客さんが減ったそうです。

そうするうちに、綾子さんの弟さんから「朝日新聞社の1千万円懸賞小説の社告」と言う話を聞き、

雑貨店が暇になり、時間が出来た綾子さんは、一年かけて書きあげたのが「氷点」です。

そして無名の主婦でありながら、見事、入選をされたそうです!

目先の損は、本当に損かどうかは分からない。

目先の損より、主の前で正しく、人に対して親切を選べるキリスト者を選択できますように・・

今日も、主の豊かな祝福の中でお過ごしください!

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