イスラエル人はモーセのことばどおりに行い、エジプトから銀の飾り、金の飾り、それに着物を求めた。
出エジプト12:35
今、アメリカで大きなハリケーンが来ています。
数日前に、ニュースで「これから来るハリケーンに備えて
避難している車で道が渋滞している」と報道を見ました。
フロリダ州の方々の車で長蛇の列となっていました。
非難する姿を見ながら、
「もしかしたら、次に家に帰った時には、
自分の家がないかもしれない…」と想像すると
凄く不安でありながらも、非難するしかない。
前に進むしかないんだろうな…と思ってみていました。
ハリケーンなんて、体験したことがない…
日本では、地震のようなもの。
ある日、急に「明日、大地震が来る!」と分かったとしたら、
私は何を持って逃げるんだろう…と考えました。
そんな事を考えながら、
聖書に出てくるイスラエルの人たちも同じような経験をしたんだな…と思いました。
エジプトから奴隷と言う立場を解放され、
急に、1人の指導者のもと、長年住んで来た土地を離れる事になったのです。
もう、戻ってくることはない。
430年間もエジプトの奴隷となったのだから、
エジプトの地で生まれた人は多いはず。
約束の地を目指す…
約束の地ってどこ? どれぐらい日にちがかかるの?
約束の地はどのような土地?
すぐに私たちの生活をスタートできるの?
土は豊かなの? 水は十分な土地なの?
沢山の不安があったと思います。
道中も不安だし、行った先の土地に対しても。
奴隷の期間が満期となり、晴れて解放!
というような円満な解放ではありません。
モーセとアロンがエジプトに現われ、沢山の災いを通して
パロの心が動いたのです。
そして「エジプトは、民をせきたてて、強制的にその国から追い出した」のです。
急き立てて追い出されたのです。
幼い子どもがいる家庭も多かったに違いありません。
何を持って、そこを去ったのでしょうか。
とりあえず、
長い道のりになりそうだから、
まず思い浮かべるのは、水と食べ物…服?
そして、約束の地に行った先で生活する為に
使えそうなものを考えたのではないでしょうか?
しかし、主が言われた事は…
数日間の水やパンではなかったのです。
今日の御言葉にある通り、
「エジプトから銀の飾り、金の飾り、それに着物を求めた」のです。
金や銀というのは高価であっても…
まず、水と食べ物ではないでしょうか?
主は、どうして水と食べ物を、〇日分だけ準備しなさい…
と言うような事を言われなかったのでしょうか。
この時の金と銀は、
後に、イスラエルの民が約束の地カナンで
聖殿を建てた時に使われたのです。
本当に主は、私たちが考える事、
考えだせる事、ひねり出せる事…とは
違う考えをお持ちなのです。
今日の聖句を読んで、
「私には壮大な計画がある。
あなたたちがエジプトでの生活を忘れない為にも、
聖殿にエジプトの金と銀を使う。
あなたたちは、ただ私の声に聞き従いなさい。
そうすれば、私はのちのことは全て与えよう。
旅に必要な食べ物、飲み物、これらを私が与える」
と言われている様に感じます。
私たちは、直ぐに頭で考えます。
自分なりに論理的に、良い判断をしようと知恵を絞るのです。
しかし、主は違うのです。
今、あなたが理解できなかったとしても
全てを知り、全てを治める私の声に聞き従いなさい。
後のことは全て私に任せなさい…!
心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。(箴言3:5)
今日は、この御言葉を心に刻み、
一日を過ごそうと思います!
今日も、主と共に歩み、主の御声に従う一日をお過ごしください!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)