私たちがエジプトであなたに言ったことは、こうではありませんでしたか。『私たちのことはかまわないで、私たちをエジプトに仕えさせてください。』事実、エジプトに仕えるほうがこの荒野で死ぬよりも私たちには良かったのです。」
出エジプト14:12
信仰生活を送って…どうですか?
私を含め、人生の途中で主に出会った多くの人は、
大きく変えられ、今まで経験した事がない喜びに
満たされ、洗礼を受けた人が多いのではないでしょうか。
そして、月日が流れ… 今、どうですか?
洗礼を受けた時の様な、
喜びに満たされ続けているでしょうか。
それとも「あれ? あの時感じた喜びは、何処に行ったんだろう?」
「信仰を持ってるのか、持っていないのかも分からない」
「信仰がパッとしない…」
「主が共に居て下さっているって感じない…」
「信仰を持つと持たないのと差がわからない…」
もしかしたら、信仰を持つ事によって
日曜日は教会…と言う拘束さえも感じているかもしれません。
別に…神さまが居ても居なくても、同じかも。
だったら、もっと自由に良心に苛まれず生きて行く方がいいかも…
と昔の生活を懐かしむような事があるかもしれません。
これってどうなんでしょうか。
自分に甘えがあったり、
心がたるんでいるのでしょうか。
私は、この様に感じるのは、
人間としては普通の変化だと思います。
人間の心は、この様に変化してしまうものなのです。
イスラエルの民は、捕虜となりエジプトで430年もの間、
奴隷として暮らしました。
ある日、モーセが現われたのです。
そして、奴隷から解放するだけでなく、
故郷に帰れるというのです。
民は本当に? 信じられない!と言って喜んだのではないでしょうか。
これからは、奴隷としてではなく、
誰かに強いられた仕事ではなく、
自分の好きな仕事をする事が出来るし、
子どもも自由に育てる事が出来るのです。
人にこき使われたり、暴力を振るわれなくなるのです。
心底、喜び…
期待に胸を膨らませて、旅だったのではないでしょうか。
しかし、直ぐにエジプトの王パロが兵士をつれて追いかけて来た時、
目の前の海を見て「死」を感じたはずです。
そして、民は、体験したことがない、
常識では考えられない方法で、
主に助けられるという体験をしたのです。
しかし、のどが渇いたり、お腹が減ったり、
お肉が食べたくなったり…したのです。
そして民は言いました。
「エジプトにいた方が良かった!」と。
普通に考えたら、奴隷の方が良かったと思うはずはありません。
しかし、私たちは、目の前の事柄が上手くいかないと、
絶対に常識ではあり得ない、
感覚になってしまう事があるという事です。
民は何度も、問題に直面し、不満や不安を体験したのです。
その度に、間違った判断をしました。
パロの大軍が追って来なければ、
民は死を想像する思いを経験する事はありませんでした。
しかし、海を割りその道を歩くという奇跡も体験できなかったのです。
水が飲みたくなり、苦しい思いをしなければ、
岩から水が溢れ出るという体験を
目の当たりにする事はなかったのです。
お腹が減らなければ、
マナを食べる事もできませんでした。
つまり、一つひとつの困難は、
「私があなたの主である」
「私があなたを助ける」
「私を呼べ。そうすれば私は答える」
という語りかけ。
主は、私たちの想像や常識を超えた方法で、
私たちを導いて下さる。
民は、何度も何度も問題が生じる度に、
主に文句を言いました。
しかし、主の守りがあり、先に進む事が出来たのです。
出エジプトの記録は、私たちクリスチャンの人生のように感じます。
私たちも、罪や過ちから、ある日突然、主によって脱出できたのです。
そして約束の地(御国)に行くまでの道のりを
今、私たちは歩んでいるのです。
御国までの道中、色々な事が起きます。
主を知らない時の方が良かった…と呟いてしまう事もあるかもしれません。
文句を言う事もあるでしょう。
働くという代償なしにマナと言う食べ物が与えられているのに、
肉が食べたい…というように、
与えられているものに満足できず、
もっと違うものを求めてしまう事もあるんだと思います。
…主は、私たちに必要なものをいつも与えて下さっているのです。
雲の柱・火の柱のように、
私たちが認識出来ていない所でさえ、
主は働かれ、私たちを守り導いておられるのです。
一番大切な事は、約束の地にゴールする事です。
私たちは、人生で色々な事があっても
絶対に主の御国にゴールするべきです。
色々あって当然。
悩んだり、立ち止まっても当然。
自分だけがこのような弱い信仰ではないのです。
ただ、悩んでも立ち止まっても、
私たちは、主を選んで行きましょう!!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)