結局のところ、もう全てが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとって全てである
伝道者の書12:13
ロシアやアフガニスタン、イスラエルやガザ…
被害に遭った方たちの映像を見ると、胸が痛みます。
ある日突然、始まった戦争。思いもしなかった日々を送る事になるのです。
そして大切な人を亡くしたりと…
そのような状況を目にする度に、どうして人間はいつまでもこんな事を行うんだろう…という疑問と。
何てことない平和な日常が、本当にありがたい日々であるという事を思い知らされます。
かと言っても、日本も日々色々なニュースはあります。
また日常生活の中でも戦いながら過ごしている方もいらっしゃると思います。
しかし、上記の戦争のような状況とまではいかない事が殆どだと思います。
良い事も良くない事もありますが、それも含めて日常生活です。
私たちは日常生活で「幸せ」を感じているでしょうか。
戦争下にある人々は、戦争前の日常生活を「幸せな日常」だと言われます。
想像しがたいですが、日本が上記の国のような状態になった場合、
日々の日常を思い出し「幸せな日常だった」「以前の平和で幸せな日常を取り戻したい!」と、私たちも切にそう感じると思います。
人間的な目で客観的に見て、私たちは幸せな日々を送っているのです。
…しかし、私たちの心はどうでしょうか。
幸せだ~~~!と感じているでしょうか。
ストレスも多く、日々辛さを感じたり、「満足できる日々」とは程遠い感じがします。
平和な日々のハズなのに、満たされない思いがあります。
また幸せでないと感じる方も多いようです。
そして、私たちは心のスキマのような物を埋めようと、色んな事にチャレンジしたり、
欲しいものを手に入れようと頑張るのです。
人間には沢山の「欲」があります。
献身者が気を付けないといけない欲があると聞いた事があります。
「名誉、お金、性問題に気を付けないといけない」と神学校で聞いた事があります。
献身者が道を外してしまう時、この欲が原因になる事が多いそうです。
そのことを思い出して…
あ、聖書でこの全てを手に入れた人物がいるという事を思い出しました。
ソロモンです。
ソロモンは、主に知恵を求め、賢い、英明な心を与えられ、そして富や栄光も与えられたのです。
主は「あなたの先にはあなたに並ぶ者がなく、あなたの後にもあなたに並ぶ者は起らない」と言われました。
またソロモンは、隣国と平和な関係を保つため政略結婚を続け、王妃が700人、そばめが300人いたのです。(Ⅰ列11:3)
まさに、名誉、お金、女性、そして知恵まで持ったのです。
ソロモンに並ぶ者が存在しないのですから、ソロモンが後にも先にも一番なのです。
人間が欲しがる欲を最高の水準まで持ち合わせたソロモン。
ソロモンは幸せだったのでしょうか。
ソロモンが書かれたと言われている、伝道者の書を見ると「空の空。すべては空」という言葉が目立ちます。
ソロモンは全ては空であり、人生の虚しさを語っています。
人間がある面、本能的に欲しがる欲を満たしたとしても、ソロモンはそれで幸せを手に入れる事は愚か、「全てが空」だというのです。
ソロモンが伝道者の書を通して私たちに語ろうとしていること。
神を抜きにしては、全てを手に入れても、それらは私たちを満たす事は出来ない…
全てを手にしたソロモンが私たちに教えたい事は…
「あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。わざわいの日が来ない内に、また、何の喜びもないという年月が近づく前に(伝12:1)」
「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとって全てである(伝12:13)」
少しでも早く、自分の創造者を信じなさい。
そして、主に立ち返り、主ありきの人生を送りなさい。
必ず、災いの日、喜びを感じられない日… 「死」がやってくるのです。
主を抜きにして、「死」にまで打ち勝てる平安や喜びを得る事が出来ない…という事だと思います。
私たちはどうしたら良いのでしょうか。
ソロモンが言う事が本当かどうか、
自分の欲を満たしてみて、「やっぱり、これら(名誉、お金、性)は、私を幸せに満たすものではなかった」と、自らが感じてから、主を信じるという選択をするのか。
もしくは、ソロモンの言葉を信じ、この世のものに満たしを求めず、主を信じ主と共に歩む道を選択するのか…
私たちが選択する事が出来るのです。
今日も、主と共に歩む道を選びましょう!!
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」