わが子よ。もしあなたが、私のことばを受け入れ、私の命令をあなたのうちにたくわえ、
あなたの耳を知恵に傾け、あなたの心を英知に向けるなら、
もしあなたが悟りを呼び求め、英知を求めて声をあげ、
銀のように、これを捜し、隠された宝のように、これを探り出すなら、
そのとき、あなたは、主を恐れることを悟り、神の知識を見いだそう。
主が知恵を与え、御口を通して知識と英知を与えられるからだ。
箴言2:1-6
新約聖書には、27の書物からなりたっており、その内13個がパウロが書いたものだそうです。
パウロは、キリスト教史上最も偉大な使徒の1人であり、
パウロは元々、熱心なユダヤ教徒で、律法に従わないキリスト教徒を敵視し迫害し、逮捕して投獄していました。
ですから、キリスト教徒からは恐れられる存在だったのです。
そのようなパウロが、主と出会い、180°人生が変わったのです。
まさしく「新しく生まれ変わった」と言える人生を歩みました。
パウロって不思議じゃないですか?
パウロはキリスト者としてのその後の人生は、苦労の連続です。
パウロは多くの苦難や迫害に遭い、何度も逮捕され、獄中に投獄されることがありました。
また、敵対的なユダヤ教徒や異教徒からの攻撃も受けました。
パウロはどうして数々の困難に屈せず、
信仰と使命に従って伝道を全う出来たのでしょうか。
投獄され、自分の身を案ずることなく、励ましの手紙を何通も書いているのです。
苦難な大きい程、パウロは強くなってるように感じます。
私はどことなく・・パウロは悪に一直線だった人だし、主によって変えられ使命に一直線になれたのではないか・・
パウロの性格が用いられたのではないか・・と思っていました。
しかし最近、聖書を読んでいて気付いた事があります。
パウロが書いた手紙の中に、「知っています」「知っているからです」という表現が多いように思います。
例えば、
そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。(ローマ5:3-4)
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを私たちは知っています。(ローマ8:28)
私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。信仰が試されると忍耐が生じるということを、あなたがたは知っているからです。(ヤコブ1:2-3)
主は、私たちの性格を用いられます。
パウロの性格も用いられたと思います。
しかし、パウロは「知っていた」のです。
主がどのようなお方なのか、知っていたのです。
苦しみの後に何が来るのか、知っていたのです。
全てが益に繋がっていると、知っていたのです。
今、目の前にある患難が忍耐を生み、忍耐が練られた品性を生み、練られた品性が希望を生み出すと知っていたのです。
怪我をした部分に消毒液を掛けるのは、痛みが伴います。
しかし、私たちは知っています。
痛みが伴うけれども、消毒液を掛けて殺菌した方が良いという事を。
痛みを感じたとしても、消毒液で殺菌をしないと、後でもっと苦労するという事を、
私たちは知っています。
だから、痛みを選ぶのです。
痛みを感じると分かっていながら、消毒液を探すのです。
お金を出して消毒液を買うのです。
痛みに勝る結果を、知っているからです。
小さな子どもは、消毒液を拒否します。
消毒液の効果を知らないからです。
そんな事を考えていると・・
私は、もっと主を知って行かなければいけないと思いました。
聖書を読み、祈りの時間を持ち、賛美をし、主と共に時間を過ごす必要があります。
主をもっと知って行く為に。
何が起きてもパウロのように「知っている」という平安を持てる為に。
患難さえも喜べるパウロ・・・
今ある艱難の結末を知っているから。
最強です・・・
その様な信仰を持ちたい・・
今日も、主と共に時間を過ごし、主を知っていく日となりますように!!
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」