主と共に過ごし歩む③【Ⅱコリント12:9】

2023年

しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。

Ⅱコリント12:9

今日は長男の記録です。

最近、昔の信仰日記を振り返って読んでいます。

これは本当におススメです。

振り返って読むと「主の足跡」を見つける事が出来ます!

「あの時、こんな風に祈っていたのか・・忘れていたけど、願いが叶えられてた・・!」と気付くことが多いです。

あの時の凄くしんどかったけど、この時の為の準備だったのか・・など。色々な事が繋がったりします。

また祈りが正しくなかったな・・と感じる事が本当に多いです💦

今日も、振り返ってみて正しくない祈りを見つけました・・

長男が高校3年の時です。進学を希望しており、韓国の大学の神学部に決まりました。

決まった後は、留学に向けての準備があります。親として一番気になるのはお金です。

授業料、寮費、教科書も必要です・・お小遣いも必要です。物価は、韓国の方が高くなってきています。

考えただけで不安になりました。

牧師になる為には、大学(神学部)4年と大学院(神学部)2年・・6年間、通う事になるのです。(もしくは一般の学部4年と大学院(神学部)3年)

「主よ。感謝します。これからの6年間、どうぞ祝福してください。牧師となり主に仕える者と整えられるように、主が必要を満たして下さい。学費も寮費も必要です。」と祈っていました。

口ではこのように祈り、心の中では「主が責任を持って下さい!」と謙遜な思いというよりは、主に対して「どうするつもりですか? どのように学費を準備するのですか?」という思いでした。

長男は、牧師になりたいという思いが与えられていました。

しかし、大学は神学部ではない学部に進学しようとしていました。普通の学部を4年で卒業し、大学院で神学部3年にしようと考えており、実際に、行きたかった大学がありました。

その大学は、クリスチャン大学で全寮制。

学生は皆、信仰のある子どもたちが多く在籍し、賛美が物凄く豊かで、YouTubeでこの大学の賛美チームが凄く良い働きをしています。

この大学は、クリスチャンとして大きく社会で活躍する人を育てる事を目標にしていました。

そして学校のプログラムも他校とは違った新しい教育といった感じで、外国からの留学生も多く在学していました。

とても魅力的だと、子どもも私も感じていました。ただ、神学部はありませんでした。長男は、普通の学部で合格をし、合格と同時に「ここに行く!!」と決めていました。

韓国ではクリスチャンに人気の大学であり、入学するのも少し難しく韓国の友達たちは「えー!凄い!良かった!!神学部はいつでも行けるけど、その大学はなかなか行けない!」と言ってました。(長男は帰国子女枠なので合格しやすい・・)

韓国の大学を受験する前に、父親(私の夫)と約束してることがありました。「神学部を一つは受験する」です。受験だけを約束しそこに行くかどうかは自由・・という約束でした。

行きたい大学に合格し、「もう神学部、受験しなくていいんじゃない?」と長男。その時父親は韓国に居り不在。

私は「約束したから受験はした方が良い」と言い、長男は「でも絶対、あの大学行きたい!だから受けても受験料が無駄になりそう・・」と言いながら受験しました。

そして、神学部も合格。合格を貰った時も、「クリスチャンの大学に行きたい」と硬い決心がありました。

数日が過ぎ、最後の最後で一校に絞らないといけない時が来ました。

長男は「一応、祈ってみる・・」と言い、1人で部屋に入りました。数時間して「あれ?おかしい・・おかしくない?」と部屋から出てきました。

私は、どちらの大学を選んでも良いと思っていたのですが、魅力的なクリスチャンの大学を選ぶだろうな~と思っていました。

長男は「神学部が御心みたい・・・」と。「祈る前は100%、クリスチャンの大学と思ってたのに、今は神学部の方を選びたいという気持ちが湧き出て来た!」

「何か、クリスチャンの大学に行ったら、毎日賛美で満たされ、毎日が神さまと凄し凄く楽しい日々が待ってるように思う。

自分の信仰が凄く強められるような気がしてたし、強められると思う。それも凄く大切で魅力的。

でも僕はそれよりも伝える者になりたい・・という思いが湧いてきた。牧師として人を祝福の祈りをする人になりたいと思ってきた。これは間違えてない・・?」

私は内心凄く驚きながらも、

「クリスチャンの大学を選んでも、神学部を選んでも、どちらかが、間違いでどちらかが正解ではないと思う。

Aを選んだら、主はAから道を開いて下さるし、Bを選んだらBから道を開いて下さる神さまだから。安心して心が動いた方を選んで大丈夫」と言いました。

「じゃ・・・神学部にする!」と。

始め行きたかった大学を手放し、神学部の大学を選びました。

この長男の選択が、いつの間にか私の中で、

「主よ。長男は自分の希望、欲を捨ててあなたの道を選択したんです。だからあなたが責任を取って下さいますよね?!」という思いが私の中にあったのです・・・💦

長男の選択が、あたかも我慢や犠牲を払っているかのような思いが、私の心の隅にあったのです。

主が助けるのが当たり前で、助けてもらう事を自分の権利のように、正しい主張のような思いが、心のどこかにあったのです。

今、この様な過去の祈りを振り返ってみて・・・恥ずかしく思います💦

結局、神学部に進学しました。

そして入学前に一学期の学費を送金をしないといけないのですが、ある程度まとまったお金が必要です。

かき集め・・とりあえず一学期の間に祈りながら、主に2学期の学費を備えてもらおう・・という話になりました。

そして韓国に海外送金しようと銀行に行くと、エラーになるのです。「海外送金が出来ない口座になっている」と言われました。他の銀行、ネットでの送金も試しましたが、出来ませんでした。

大学に問い合わせると、この口座は特殊で国内からしか送金は出来ないとの事。

支払いのタイムリミットが近づいており、支払わないと入学が取り消されます。

「本当に申し訳ないんだけど・・」と韓国の友達にお願いしました。「急にまとまったお金で、ごめん!!直ぐに、あなたの口座に送金するから」と言い、友達の助けで送金できました。

一刻を急ぐのですぐに銀行へ振り込みをしてくれ、そして無事入金出来た事と、連絡が入りました。

「実は・・何カ月も教会に行けてなかった。夫が体調を大きく崩し、会社を退職し、転職に伴い引越しが伴ない、夫婦ともに大きく体調を崩していたの。そして最近やっと落ち着き始め、引越し先の教会に行き始めた所。」

「しばらく教会に行けていなっかった間の什一献金を、前の教会にするべきか、新しい教会にするべきか、もしくはどこかの宣教師にするべきか、祈っていたの。」

「あなたから連絡を貰って、学費を聞いてびっくりした。貯めた什一献金と同じ額だったから。夫に話し、未来の牧師に献金しようと決めたから。お金は大丈夫。」

思ってもなく、この友達を通して入学金と一学期分の学費が与えられました。

入学式が迫り、長男は父親と共に渡韓。韓国で住む為の色々な手続きや、スマホの契約などをしました。

そして、明日までに大学の寮費を払わないといけない日になりました。夫の実家は田舎で大学はソウル。寮という選択しかありません。

すると思ってもない人(韓国人の友達のお父さん)から長男に電話が。

え?友達でなく、お父さん?何回か会った事あるけど・・どうして?と思いながら、

長男「実は僕、韓国の大学に進学する事になって、今ソウルにいます。」と言うと、

「どこの大学? どこに住むの?」と聞かれ、

「丁度、自分が韓国にいた時に通っていた教会がその大学までアクセスが良い! しかもその教会には寮がある。入れるかどうか至急問合せするから、寮費をまだ払うな!」と言われたそうです。

そして一時間程して連絡があり、「至急、面接を受けに行ってこい!」と言われ・・・教会の寮に住まわせて頂く事になりました。(しかも寮費は無料です・・・)

無事に学費と住む所が与えられました。

入学して数ヶ月後に、後期の学費の支払いが来ました。

・・・振込額の100%、奨学金を頂くことが出来ました。

親の力では韓国に留学は出来なかったです。

主にお任せする・・という選択肢しかありませんでした。

私の祈りは、今振り返って見て、高慢な思いが心の隙間にギッシリとあったのが分かります。

それでも、主は祈りを聴いて下さり、道を開いて下さっています。

私たちは、沢山主に求める祈りをします。

しかしすぐに叶えられないと忘れてしまうのです。

そしてまた違った別の求める祈りが、次から次へと出てくるのです。

しかし、日記を通して振り返ると、自分の祈りを忘れていた事に気付きます。

そしていつの間にか祈りが聴かれているいる事にも気付きます。

また自分の心の片隅に、間違った思いがある事にも気付かされたり・・

主は私たちの小さな小さな祈りも、聞き逃さずに覚えていらっしゃるのを感じます。

日記は、主と共に歩む足跡を確認できます。

日記は、主の恵みを増やす事が出来ます。

「えーーこんな風に祈ってたのを忘れてたけど・・祈りが聞かれてる・・」という事が多いです。

信仰日記!!

凄く良いですよ~おススメです。

今日も主と共に歩み、祈る一日となりますように!!

「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」

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