主からの大切なメッセージ【ルカ9:13】

2022年

しかしイエスは、彼らに言われた。「あなたがたで、何か食べる物を上げなさい。」彼らは言った。「私たちには五つのパンと二匹の魚のほか何もありません。私たちが出かけて行って、この民全体のために食物を買うのでしょうか。」

ルカ9:13

最近、伝道している人がいます。子どもの学校の保護者、韓国の方Aさんです。

韓国で教会に通ったことがなく、日本に来て初めて教会に導かれました。

最近、Aさんが聖書を読んで「福音書に同じ話が出てくるのは何故か」と聞かれました。

マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネのそれぞれがイエス・キリストいついて記録しているので、ある福音書には書かれている事柄が、他の福音書には書かれていない場合もあるし、皆が記録してる場合がある。

それは、それぞれ記録する人が重要だと思う出来事を選び記録したから。

マタイとルカだけが記録し、マルコ・ヨハネには記録がない場合もある。(山上の説教)

他にも、福音書によって少し違いを感じる事もある。

例えば、盲目の人に出会い癒しを行われた話は、

マタイ・マルコ・ルカの3つの福音書に残っている。しかし、マタイだけ盲目の人数が2人で、マルコとルカは単数のように記録している。

これは、マルコとルカが誰にフォーカスしたか、と言う違いで生じる事であり、もしかしたら、もっと人が居たかもしれない。

というような話をしました。

家に帰ってから、ふと「4人が重要と思った事柄ってなんだろう?」(4つの福音書に書かれている出来事)と思い、調べてみました。

ユダの裏切り、ゲッセマネの祈り、ピラトの審問、バラバの釈放~十字架の死、埋葬、マリアたちの墓の確認など、イエスさまの生涯の後半は、4つの福音書に記録されている事柄が多いです。

これらは、十字架の死に関するものなので、4福音書に書かれているだろうなと思いました。

これ以外で目に留まったのは、「5つのパンと2匹の魚」です。

12弟子たちは、時刻も遅くなったので多くの群衆を解散させて、食事を各自とらせるようにした方が良いと言いました。これは弟子たちの意見で、みなが同じ意見を持っていました。

イエスさまの考えは弟子たちと違い、「あなたがたの手で食物をやりなさい」と言われました。

それに対して弟子たちは「わたしたちは、5つのパンと2匹の魚しかない」と言いました。「私たちにはあまりにも少なすぎる物しか持ち合わせていない」という返答でした。

子どものお弁当にすぎない「5つのパンと2匹の魚」だけで、5000人以上の人を満腹にされた主。

イエスさまの言葉に従った時、人間の常識や思い、考え、判断をはるかに超えた御業を体験出でき、「主の方法」を知る事が出来る・・という話です。

今日、この4つの福音書の同じ個所を改めて読むと、弟子たち凄いなと思いました。

イエスさまに無理難題を言われたのです。どう考えても不可能です。パッと見た感じ、大量の食糧を持ち合わせている人は目につかなかっただろうし・・

この時代、マイクも拡声器もなく、大声で一斉に群衆に向かって食べ物を持ち合わせている人が居るのか聞くことは不可能です。

もし、私が弟子だったら・・

何日も空腹だった訳ではないし一食ぐらい、お腹が減っても大丈夫じゃない?

それよりも群衆のニーズは、今の一食よりイエスさまから教えや癒しを受けたい!!と思ってるんじゃないかな・・とイエスさまが「あなたがたの手で食物をやりなさい」という言葉を流して聞いてしまいそう💦

食事よりも、望む群衆のニーズに早く答えてあげた方が、群衆は喜んで解散するのでは・・・と思ってしまいます。

もしくは、群衆は凄く疲労し空腹だったら、親に連れられ付いてきた子どもたちは空腹の泣いていたかもしれません。あちらこちらで子どもが泣いていたら・・・

一層、私の心は不可能だ!!と焦ってしまい、自分の許容量オーバーで問題に立ち向かう心が折れるかもしれません。自分の心を守ろうと、問題に対して心を閉ざす可能性があります。

仮に私が群衆の中に入り、食べ物を探し回ったとしても、小さなお弁当を持つ少年も見かけたら、見逃すと思います。

子どものお弁当一つです。「お腹減ったよね?ボクだけでも食べたら?」と思ってしまうと思います。

何の役にも立ちそうにもない「5つのパンと2匹の魚」を主の前に持って行ったからこそ、主の奇跡を見る事が出来たのです。

私たちは、見た目で比較し判断します。多いか少ないか。大きいか小さいか。価値があるかないか。この人はどの様なスペックをもっているか。どのような経歴を持っているか。どのような仕事をしているか。社会的地位はどうか。

この時、弟子たちは疲れ空腹でした。しかし、イエスさまに言われた事を成し遂げようと、5000人以上の群衆の中に入り調べたのです!

無意味だと思える小さなお弁当を見逃すことなく、イエスさまに差し出したのです。

私の持っている「5つのパンと2匹の魚」って何だろう?

人から見て価値がないかもしれないけど、自分にも何か「5つのパンと2匹の魚」があるはず・・・!!と思いました。

主は、私の「小ささ」や「弱さ」を用いられる方です。

自分の「5つのパンと2匹の魚」を主に差し出し、祝福してもらい、何倍、何十倍、何百倍と増やしてもらおう🥰 と思いました。

この話は、全ての福音書に記録されている神さまからのメッセージです。

凄く大切なメッセージなのです。

今日は、自分の持っている「5つのパンと2匹の魚」が何か、ありったけの「5つのパンと2匹の魚」を主の前に引き出そうと思いました。

私は今日、沢山の祝福を受けます!!(笑)

皆さんも、主に沢山の祝福を受ける一日となりますように!!!

 

参考: マタイ14:13-21, マルコ6:30-44, ルカ9:10-17, ヨハネ6:1-14

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