機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。
ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。
また、酒に酔ってはいけません。そこには放蕩があるからです。御霊に満たされなさい。
詩と賛美と霊の歌をもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。
いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい。
エペソ5:16-20
昨日、霊的スランプについてブログを書いて、思い出したことがありました。
私は初めて韓国に行ったのは、母教会の青年部と一緒に行きました。
牧師先生と青年部。 私は当時、クリスチャンになる前、求道中でした。
「韓国ってキリスト教が多いんだよ」と聞き、付いて行きました。
色々教会中心の観光をしました。
その中で、ソウルにある「純福音教会」趙鏞基(チョー・ヨンギ)牧師先生が、担任牧師の教会に行きました。
「ここって世界一大きな教会なんだって!」「へースゴ~い!韓国にあるんだ~」と言いつつ中に入ると、おびただしい人の数!
礼拝堂がいくつもあって、本会堂に入れない人は、他の部屋で本会堂の礼拝をテレビで中継しているのを見ながら、礼拝を捧げていました。しかも一日に6-7回位礼拝があり、早朝から夕方まで礼拝が続くのです。
礼拝を捧げた後、牧師室に行かせて頂けました。当時、会員数が60万人だったと記憶しています。私の母教会の牧師先生が「60万人という数は、私が住んでいる市の3倍の数です・・・」と驚くと、チョーヨンギ先生は「先生が、本気で60万人の教会の牧会を望むのであれば、その市の人口を60万にすることも可能です。本気で望むなら、なんだって出来ます。」と言われていました。
ただただ、色んな教会へ行き、圧倒される韓国旅行でした。
当時、求道中の私は、「神さまっている?いない?」という考えを持っていましたが、言葉では説明しにくいですが、私の持つその思考が次元が違うというか、、、物理的に韓国で私が、主や聖霊さまを見た訳ではないのですが・・・ 主や聖霊さまの存在を見ました・・
次に韓国へ行ったのは、この青年部と行った旅行の数年後。
私は、この時、クリスチャンになっていました。
ある時期、実家にいるのが辛くなり、呼吸ができない状態に追い込まれた時期がありました。
何も考えられない状態になり、家出をするように、漂流したのが
「Youth With a Mission(YWAM)」という日本にある宣教団体でした。日本にいくつかあり、私が漂流したベース(自分の意志で行こう!!という感じではなく、身の避け処として導かれた場所)が、韓国人と日本人のチームでした。(他のベースは国際色豊か)
ここで、3カ月共に寝泊まりし、弟子訓練を受けます。霊的訓練、内的癒し、宣教に対してなどなど講義を受けます。そして次の3カ月は、弟子訓練を受けた生徒だけで(男女10名)伝道旅行です。韓国・ベトナム・カンボジアに行きました。
宣教旅行と言っても、私たちは、韓国語も英語もできません。だから言葉のない「福音を伝える劇」などを覚えて行きます。そして日本語や韓国語、英語の賛美を沢山覚えました。
伝道旅行の始めの1カ月は、韓国でした。
韓国にもYWAMが沢山あります。「日本から来たYWAM」という事で、礼拝の途中で前に出て、劇や賛美をします。1カ月教会を転々としながら、教会で寝泊まり(寝袋)し、沢山の教会の礼拝に行かせてもらったり、野外伝道をしたりしました。
今でも忘れられないのが、始めて、このベースのチームで初めて韓国へ行き、初めて韓国の礼拝に参加しました時、予定通りに教会に着いたのに、もう賛美が始まっていました。
静かに、みんなで席に着きました。座った瞬間、意味も分からなく、勝手に目から涙が溢れ落ちるのです。
10人いる内の6人が日本人、4人が韓国人のチームで、日本人6人が皆、号泣。
後で振り返って考えても、「どうしてあんなに泣いたのか、わからない」と皆声をそろえて言っていました。男の子も声を上げて泣いていました。
司会者の方が「日本から来られたYWAMチーム、前に出て下さい!」と、賛美をするように言われても、余りにも声を上げて6人が泣き続け、皆立つことも出来ず、、、
同じチームの韓国の子が「この友達たちは、今日、初めて韓国の礼拝に参加して、、、どうやら、6人全てが聖霊さまに触れられたようだ・・」と大声で言い、
教会に礼拝に来ていた多くの人たちが、もっと私たちが霊的に開放されるように、私たちを中心に置き、大声で賛美し祈ってくれました。
後日、私たち6人は、「聖霊さまに触れられるってこんな事になるのか・・・・💦」と。
凄く記憶に残る出来事でした。そして、聖霊さまって本当に存在するんだ! 聖霊さまに触れられたら、心も身体も変化が起こるんだ!!と思いました。
この伝道旅行で、本当に沢山の主の御業を体験できました。
この伝道旅行中に、ネーミングは悪いのですが「乞食伝道」という訓練を、韓国で受けました。
男女に別れ、2人か3人のチームに分かれ、(私は韓国人の女の子ジヨンと2人チーム)二人で祈って、伝道しに行く地域を決めます。
日本人は、地名も何も知らないので、祈ってどの様なイメージの地に行くように与えられたかで、行く場所を決めるのです。
私はジヨンと祈って「京都」のようなイメージを貰いました。そして二人で慶州(キョンジュ)という所の片道切符代だけを持って3泊4日、伝道旅行に行くのです。(地図を見て下さい!ソウルから慶州まで結構離れてます)
泊る所も、帰りの交通費も、食べ物も、着替えも持たず、聖書だけを持って行きます。
伝道する行き先も、祈って祈って決めるのです。お腹が減ったら食事が与えられるように祈るのです。泊る所も。
1つ決まりがあり、出会う人に誰にも、私たちが今、「乞食伝道」をしているといってはいけないし、お金がない事、私たちから食事の要求、宿泊の助けを求めてはいけないのです。
そして、主が本当に私たちを3泊4日、伝道するべき人に出会えるようにしてくれるのか、泊る所が与えられるのか、食事を与えてもらえるのか、ちゃんと帰るべき場所に帰って来れるのか、、、主の導きを体験するのです。
4日後の夕方までに帰ってくるようにとだけ言われました(笑)
当時は、携帯もない時代・・・
「すっごい事するな~」と思いつつ、ワクワクしていました。
もちろん、一食も欠けることなく、全然知らない人がご飯を食べさせてくれたり、泊めてくれたり。
私は韓国語が出来なかったので、各チームにいる韓国人の子が通訳しながら伝道します。
不思議と色んな話を聞いてくれます。「ご飯まだでしょ? 一緒に食べましょう!」と、伝道した相手、ノンクリスチャンの方が急に食事をご馳走してくれたり、伝道してると通りすがりの人が、果物やお菓子を下さる人もいました。「クリスチャンですか?」と聞いたら「教会は行かないよ!」と言いながら去って行きました。
下さった人が、クリスチャンの人であるなら、「あー暑い中、伝道ごくろうさま!」という思いで、何か差し入れかな?と、理解できますが・・・
ソウルに帰る日は、私たち二人にお揃いのTシャツをプレゼントしてくれた人もいました!
もちろん、帰りの交通費も与えられました。
4日後のソウルに向かう道中、私とジヨンは「私たちが一番恵まれたよね~絶対!!」「みんなどうしてるんだろう・・本当にみんな無事に帰って来るかな・・」と言いながら、ソウルに到着。
4チーム全てがその日に帰って来ることが出来ました。
その日の夜は、4チームの証し合戦でした。
皆が口を揃えて言うのは「自分のチームが、絶対に!絶対に!一番恵まれた!!」です。
そうなんです。
主は、ひとり1人にとって、一番良いものを下さるのです!
主は、人と比べてではなく「私」が、満足するものを与えて下さる神さまなのです!
祈りって凄い・・・ というのを凄く感じました。
この乞食伝道をするにあたって、弟子訓練を受けている10人は、何日もスッゴク祈って望みましたし、弟子訓練を支えてくれているYWAMのスタッフの方たちも、乞食伝道を含め、この6ヵ月の訓練で私たちの心が癒され、伝道する者に変えられるように、私たちの訓練が始まる前から、凄く祈りで準備して下さっていました。
祈りって凄いです・・・
これを書きながら・・・最近、私の祈りはタスクっぽいな・・・と反省💦
今日は、賛美を思いっきりして、思いっきり泣いて、思いっきりお祈りの時間を持ちたいと思います。
皆さんも、主の中で恵みに満ちた一日となりますように!!