今すぐ、備えが必要です!【イザヤ30:15-18】

2022年

15 神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられれる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」しかし、あなたがたは、これを望まなかった。

16 あなたがたは言った。「いや、私たちは馬に乗って逃げよう。」それなら、あなたがたは逃げてみよ。「私たちは早馬に乗って。」それなら、あなたがたの追ってはなお速い。

17 ひとりのおどしによって千人が逃げ、五人のおどしによってあなたがたが逃げ、ついに、山の頂の旗ざお、丘の上の旗ぐらいしか残るまい。

18 それゆえ、主はあなたがたに恵もうと待っておられ、あなたがたをあわれもうと立ち上がられる。主は正義の神であるからだ。幸いなことよ。主を待ち望むすべての者は。

イザヤ30:15-18

今日のこの聖書の箇所・・・凄く考えさせられます。

ユダヤの人々は、他国民が攻め入って来た時、主は、預言者イザヤを通して「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る」と語られました。

しかし、民はエジプトに助けを求めてしまうのです。

民の耳には、主の言葉は耳に入らず、イザヤに隠して使いをエジプトに送り、保護を求めました。

ユダヤ人にとってエジプトはどの様な国でしょうか?

ユダヤ人にとって、エジプトは、奴隷として虐げられてきた国です。

苦役を虐げられ十分に食べる事も出来ず、自由を求めて、モーセと共に脱出してきた国なのです。

40年もの長い期間、荒野のさまよいを経て、やっと主が約束してくださった地に辿りついた所に、民は居ることが出来ているのに・・です。

また、虐げられたエジプトへと、戻って行こうとしているのです。

どうしてでしょうか?

ユダヤ人は、エジプトで苦役を課せられましたが、エジプトは強豪で豊かな国であると知っているのです。

他国民が攻め入ってくるという、目の前の恐怖や不安から、自らの知恵に頼り、とんでもない判断をしてしまうのです。

エジプト王に助けを求めようと、財宝を持たせ使いを送ってしまうのです。

主は、はっきりと「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」と語られたのに・・・

ユダヤ人の姿は、私たち、人間の姿です。

私たちは主イエスを悲しませる決断をよくしてしまいます。

目の前に恐れや不安が近づくと、目に見えるものだけに目を奪われて、自分の求めに従います。

私たちは、自分たちが求めている声だけに、耳を傾けてしまうのです。

 

私たちが今生きている時代・・・コロナもあり、戦争もある時代です。

戦争なんて、昔に起こったことで、現代には関係がない話ではないのです。

ウクライナも前日まで、明日戦争が起こるなんて、想像さえ出来なかったのです。

戦争の心配もせず、過ごしていたのに、ある日突然、巻き込まれるのです。

日本は地震もあります。予期できず起こってしまうのです。

何が起こるか分からない時代に生きているのです。

問題や困難が、自分の内側(心の問題)から起こるだけでなく、

外側(戦争、災害、食料危機、温暖化、エネルギー問題・・・)からも起こってくるのです。

私たちは、「備え」が必要です。

備えとは何でしょうか? もちろん防災グッズの様な者も必要ですが・・・

クリスチャンとして、どの様な備えが出来るでしょうか?

主は困難な時に、私たちを必ず助けて下さいます。

語りかけてくれるのです。自分の内なる声や聖書を通して、また牧師先生を通してかもしれません。

私たちは、目の前に想像を超える困難が降りかかった時、ユダヤ人のように、自らの知恵に頼り、逆の方向に向って走り出さないようにしないといけないのです。

ですから、今から! 準備をしましょう!

聖書を読んで、主との関係を深くするのです。

主の語りかけを体験するのです。聖書を読み、祈りが必要です。

物事を見た時に、反射的な祈りが出るように、霊的な成長が必要です。

主と深い関係、絆を持つのです。主はそれを望んで居られます。

困難を目にして、いきなり揺るがない信仰を持つのは難しすぎます。

今から、困難に備えるべきです!

主は必ず私を助けて下さる。という信仰を、今から固く持てるように!

今日から、始めましょう!

常に自分の中心に主を置く練習です!

私も、今日、主を何度も思い起こす練習をします!

良き一日となりますように・・・

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