主と共に過ごし歩む⑨【詩篇37:23】

2024年

人の歩みは主によって確かにされる。主はその人の道を喜ばれる。

詩篇37:23

この「主と共に過ごし歩む」は、長男の記録です。

前回の記録(⑧)で、韓国に居る長男が所属する教会を移るという事を書きました。

その続きです。

大学の教授が推薦して下さり、

今いる教会ではなく

他教会に学生の伝道師として所属し、

大学(神学校)に通いながら、

教会で奉仕をする…

そして学費と生活費を少し得る事ができるのです。

長男がこの話を聞いた時、

「…移ろう‼」と思い、私に連絡をしてきました。

そして祈り始めたのです。

移ろう‼と思った理由は、

「自分はもっと訓練を受けないといけない…」

「知る人がいない中、高校を卒業して韓国へ行き、

始めは不安だった。でも主の導きがあり、

今の教会の寮に住めるようになって、

家族のように僕を心配してくれる人たちにも会えた。

今が、凄く楽で楽しい…

教会に不満もない。教会の人たちとの関係も良好。

教会生活は色々あっても、楽しい。

何の問題もない…だからこのまま居てたらダメな気がする…

もっと厳しい環境に自分を置いて、

訓練を受けないとダメな気がする…」

と言うのです。

しかし、一度、他の教会で伝道師をすると言って教会を出て

万一、新しい教会で馴染めなかっても、

前の教会に戻る事は出来ません…

何の問題もない環境を手放す事への不安。

教会を移るという事は、

初めて韓国に行った時に感じた不安感と

同じ状態に自分を置くのです。

長男にとっては大きな決断をしなければなりません。

長男は「切実に祈って…‼」と。

私は「何て祈ったら良いんだろう…?」と考え、

「長男が主の導きを感じる事が出来ますように。

長男に分かるように心を動かして下さい」と祈りました。

祈っている中で、小さい頃の長男の姿を思い出したのです。

一緒にファミレスに行った姿。

長男はいつも、何を注文しようか凄く迷うのです。

私が「そんなに迷う必要はないよ」と言っても

長男「何か失敗したくない…」と答えていました。

私「失敗ってなに?このメニューの中に失敗ってないよ。

どれを選んでも正解!安心して選んで大丈夫!」と

言った会話を思い出したのです。

何に対しても、‟選ぶ” という事に慎重になる長男。

性格だと思うのですが。

その長男との会話を思い出し…

祈りの中で思い出した幼い長男の姿が、

主が私に与えられた「答え」だと感じました。

「長男が何を選んでも正解」

「長男が選んだものが主の中で正解となる」

「長男が自分で選ぶまで安心して見守って!」という答えです。

…そうなんです!

私たちは、目の前に道が2つあると、

どちらかが正解(御心)で、

どちらかが不正解(御心ではない)と思ってしまうのです。

しかし、主の答えは違うんだと思いました。

どちらを選んでも、主の中で正解になる…

という事は、選ぶ事が重要なのではなく、

選んだ後、誰と共に歩むか。過ごすか。が重要。

何を選ぶかに、私たちは注目し、

この選択が人生に影響すると考えがちです。

しかし、選ぶ事よりもっと重要視しないといけない事は、

誰と過ごすか。

誰と共に歩むか…です。

祈りの中で「そっか~ 長男は正解を選ぶんだ。選んだものが主の中で正解となるのか!」と

長男が自分で選ぶまで待つ事にしました。

とても迷う性格の長男。

だからこそ、長男が答えを出すまで

「長男の心がしっかり動くように!」と祈り続けました。

今、長男が一番尊敬している牧師先生が

今いる教会の青年部担当の副牧師だそうです。

この先生に「僕の将来を考えて、僕の立場に立って、話を聞いて欲しいです」と

相談したようです。(移るとなったら、まずこの先生に話すべき立場の先生)

そして心の内を全て話したようです。

この教会が好きである事。

今、教会で奉仕する事も喜びを感じれている事。

副牧師先生を一番尊敬していて、

先生から学びたいと思っている事。

ここを離れる事は、不安でしかない事。

しかし、厳しい環境に身を置くべきではないかと感じている事。

それらを全て聞いて下さり、

副牧師先生が

「学ぶという事は、学ぶ人の姿勢だけでなく、

教える人の姿勢も関わって来る。

その大きな教会に行って、一から教えてくれる人は誰もいない。

自分で習得していくしかない。

多くの教会は、育てよう!と思って伝道師を募集しているのではない。

準備出来た人を採用したいと思っている。

だから、行って学びたい…というのは

伝道師を求めている側(教会)からすれば、

君じゃない。

私は、君を本気で育てたいと思ってる。

私が持つ全てを、君に教えたいと思っている。

私が持つ全てを、君にあげたいと思っている。

私以上に君を育てたいと思っている牧師はいないと思う。」

と言ってもらったそうです。

…本当に感謝な先生と出会えた長男…

結果、今の教会に残る事になりました。

しかし、今の教会は経済的に余裕がなく、

伝道師として認めてもらい奉仕をしても、

生活費を得る事は出来ません。

経済的な事は、これはこれでまた祈って行こう‼と

思ったそうです。

長男のどこで伝道師をするか(牧師になる為に伝道師をする必要がある)と言う出来事を通して、

何を選択するかより、

誰と過ごすか…が一番大切‼

私たちが選択したものを、最高にして下さるのは主。

主は何とでも出来るお方だから…

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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