主と共に過ごし歩む⑧【ローマ8:28】

2024年
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神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを私たちは知っています。

ローマ8:28

長男の記録です。

月曜日に、韓国から帰って来ました。

大きな祈りの課題を持って。

今、長男は韓国の教会の寮で過ごしています。

そこで住み、大学に通い、教会で奉仕をしています。

通っている大学の教授から推薦をもらい、

教授の知り合いの牧師先生の教会で

「 4年生から伝道師にならないか?」と言われたそうです。

韓国では普通、牧師になる場合、

大学院まで卒業する必要があります。

大学院生になると、

学校に通いながら教会で伝道師として働くのです。

1年早く働かないか?と声をかけて頂いた様子。

祈った結果、今の教会を出て移ろうと言うのです。(韓国ではよくあること )

その話を聞いて、

忘れかけていた事を思い出しました。

コロナが始まった、2020年2月に長男は韓国へ行きました。

うちの子どもは2人共、日本生まれの日本育ち。

小学校〜高校まで韓国系の学校に通っています。

長男が高校2年の時に急に

「 韓国の大学に行きたい!」と言ったのです。

私は「 そーなんだ!」と答えながらも

内心、凄く心配しました。

私が韓国に留学していた時、

日韓の歴史的な事で苦労しました。

簡単に言えば、いじめや差別です。

毎日の様に泣いて過ごしました。

自分では解決出来ない問題を持って、

出会う人出会う人に、責められるのです。

また向こうで生活しながら、

韓国人の子どもであっても、

日本から帰国したと言うことで、いじめられてるのを何度も見ました。

うちの子どもはハーフです。( 最近はハーフとは言わ ‟ダブル” と言います!)

いじめられるのが目に見えていたのです。

韓国の友達も、私の子どもが韓国の大学進学を考えてると聞いて、

「 自分のアイデンティティをしっかり持って来るように」

「 辛かったら、いつでも日本に帰っておいでと言ってあげて」

「 韓国はまだまだ日本に対しての感情がある。

しっかり説明してから送ってあげて」と心配してくれてました。

私が経験したような事を、この子も経験するのかと思うと、悲しくなったのです。

韓国に留学に行く日、良く分からないコロナというものが始まった頃。

空港まで見送りに行って、最後にハグをした時、

急に心に声が響いたのです。

「 あなたはもう、この子と会えなくなるかも知れないよ。

あなたはこの子を、私に捧げる事ができるのか?」

私はびっくりして、

「 え? 韓国ですよ! 会えなくなるなんてありえますか?」とつぶやきました。

でもすぐに、主が「 今まではあなたの息子であったけど、

今からはあなたの息子ではない。私( 主)の息子になる」と言う

意味だと分かりました。

「 え、、そんな事を急に言われても、、

でも、私は今、この子の手を離さないといけないんですよね? 分かりました。あなたの子どもとして送ります」と答えたのです。

今、私は学校の問題で、在日の人や韓国の人に沢山、会います。

その中で何度も聞かれるのが

「 子どもをこの韓国系の学校に12年通わせてどうだった?」

「 韓国の大学に行って適応出来てるのか?いじめられてないのか?」いう質問です。

私「 本当に良かったと思っています。息子はこの学校で韓国も日本も肯定的に受け止め愛しています。

自分がダブルであると言うことに誇りを持っています。

韓国での生活は凄く楽しんでいます。

私もいじめられると凄く心配しました。

全くの引け目を感じていなく、

反対に、自分が韓国にも日本にもルーツを持ってる事を ‟売り” にしています。

だから、誰もイジメない。

この絶対的な自己肯定感は、この学校で育てられたと思っています」と答えます。

もちろん、この学校で育つよう主の導きがあって。です。

今の教会でも、本当に沢山の人に可愛がってもらっています。

長男が今回「 教会を移る」という話をした時、

「 自分で祈って得た答えなら大丈夫。

あなたは何処に行っても愛されるから、

何の心配もしなくていいよ」と言ったら、

「 自分でも分かってる(笑)

何処に行っても誰に会っても、愛して貰えると思ってる。

自分は何処に行っても、一生懸命、主に仕えるから」と言いました。

私は2020年2月に、

長男を手放し韓国に送った時、

ヨセフが異国の地に奴隷として売られた話を思い出しました。

もちろん、長男は奴隷として売られたのではありませんが、

私の心境はそうだったのです。

私の手が届かない所に、姿が見えない所へと主が連れて行かれたのです。

そして、送られたその場で懸命に主に仕えました。

そして今、次の所へと動くのです。

まるでヨセフが、次の主人の元に送られたように感じたのです。

そして、長男がこんなことを言ったのです。

「 僕は韓国ですっごく忙しい。現代人って( 同年代)教会で奉仕したがらない。

日曜に教会来て礼拝を捧げる事だけをしたがる。

奉仕がなすりつけ合いのようになり、

自分は奉仕なんて出来る余裕がないという主張ばかり。

それで、僕が神学生だと言うことで、

全ての奉仕が僕に回ってくる。

やることが本当に多くて、

毎日があっという間…💦

でも、自分が凄く主に愛されてるって感じる事ができる。

凄くストレスも感じるけれど、

ストレスを楽しめるようになってきた」と言うのです。

私はその言葉を聞いて、複雑な思いになりました。

信仰が成長していること。

主に守られ、愛され育っている事への感謝。

それと同時に「 ストレスを楽しめる」と言えるようになった長男。

これを言えるようになるまでに、

長男は沢山、主の前で泣く時間があったんだろうし、

沢山のストレスに潰れそうになりながらも、

主により頼む選択を何度もしてきたから、

この様に言えるんだろうな、、と思うと

悲しい思いにもなるのです。

主は目的を持って、ヨセフをエジプトに送った様に、

主は目的を持って、長男を韓国に呼ばれています。

全ては主の御手の中にある…

私たちに出来る事は、

主を信頼し、主を愛し、主に感謝しながら

日々を歩む。

もう一度、長男を主の息子として主に委ねます…

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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