聖書の中に自分の姿がありました【ルカ22:21-24】

2024年

21 しかし、見なさい。わたしを裏切る者の手が、わたしとともに食卓にあります。
22 人の子は、定められたとおりに去って行きます。しかし、人の子を裏切るような人間はわざわいです。」
23 そこで弟子たちは、そんなことをしようとしている者は、いったいこの中のだれなのかと、互いに議論をし始めた。
24 また、彼らの間には、この中でだれが一番偉いだろうかという議論も起こった。

ルカ22:21-24

今日の聖書の箇所は、最後の晩餐での場面です。

この中に裏切り者がいる…とイエスさまが話されたのです。

当然「え?この中に?それは誰ですか!?」となります。

しかし次の節では、

「この中でだれが一番偉いだろうか」という議論をしていたのです。

初めてこの個所を読んだ時、

私は、そんな話の展開ってある?と思いました。

弟子たちは、イエスさまの十字架が近付いてきいると、

はっきりとは分からなかったにしろ、

イエスさまは時折、不可解な事を言われる。

あまり「それはどういう意味ですか?」と聞きたくない事を言われていたのです。

これから何が起こるのだろう…という

イエスさまの身を案じる雰囲気ではあったのではと思います。

そしてこの晩餐の席で、

「私を裏切る者がこの中にいる」と言われたのです。

普通であれば、それは誰か?問いただすでしょうし、

もしこの場でそれがユダだと分かれば、

皆がユダを諭すのではないでしょうか?

イエスさまのこの発言に気が動転したにしろ…

議題が飛び過ぎです。

多分、普段から議論されていたのか、

弟子たちの心の中に「この中で誰が一番…」と思う考えがあったんだと思います。

このような雰囲気の中、

12人の内に裏切り者がいると言われている中、

よくこんな話ができたな~と思っていました。

そして今朝、聖書を読んでいると、この24節が心に留まったのです。

「これって私の姿じゃない?」と…

今、私たちが住んでいるこの時代に、

色々な事が起こっています。

ロシア・ウクライナの戦争だけでなく、

イスラエルとガザ

ミャンマーやイエメン、シリアでも内戦が起こっており、

世界のあちらこちらで、地震や洪水の被害…

またコロナで世界中でロックダウンされたり

そんな中でも北朝鮮はロケットを発射し続けています。

イエスさまの再臨を思させるような世界の動き…

このような世界の動きを、私たちはネットやテレビで知ることが出来ます。

横目でその様なニュースを見ながら、ため息をつくのです。

私は今日、この御言葉を読みながら、

私は今日、起きてから今までの間、

主に何を祈っただろう…と思ったのです。

戦争や自然災害により、愛する人を亡くした人が多くいるはずです。

大きな怪我をして絶望感に苛まれている人もいるはずです。

家族を全て失い独りぼっちになった人もいるはずです。

自国から身を避け、1人海外で故郷を思いながら生きている人もいるはずです。

家を失くし、呆然とするしかない人もいるはずです。

…私は今日、何を祈ったんだろう…

自分の事です。

自分に関するお願いです。

私は、この時の弟子たちと同じです。

自分のこと、自分の安全、自分の未来しか考えていないのです。

私は今まで、悲惨なニュースを見て、

彼らを思い祈るより、ため息で終わらせている事が多かった…

見なくてはならない現実を直視せずに…

ため息は祈りではない…

世界のあちらこちらで、痛み、苦しみ、悲鳴を上げてる人が多い中、

私はその横で、自分の願いを祈っているのです。

主は、私の祈る姿を見て、涙を流されていたのではないか…と思います。

私は主の悲しい思いを、更に悲しくさせていたんだと思います。

主よ。ごめんなさい…

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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