主を求めよ。お会いできる間に、近くおられるうちに、呼び求めよ。
イザヤ55：6
旧約聖書に「逃れの町」というのがあります。
イスラエルの中に６つ存在していました。
故意の殺人ではなく、
事故や過失によって人を殺してしまった場合でも、
以前では「目には目を」という、制裁を与えるのが決まりだったのです。
しかし、主はモーセに命じて「逃れの町」を約50キロ間隔に作らせたのです。
事故や過失の場合、逃れの町へ逃げる事が出来るようになったのです。
門はいつでも開いています。
そこに逃げ込めば、復讐しよと追って来る者は、
逃れの町に入った人を追いかける事は出来ないのです。
逃れの町に入り込み、相手を捕まえたり、
仕返しをする事が出来ないシステムだったのです。
この「逃れの町」にも決まりがありました。
逃げ入ったその当時の大祭司が死ぬと、
そこに留まっていた人は無罪放免となり、自分の故郷に帰る事が出来るのです。
…主は、私たちにも「逃れの町」を準備して下さっているのです。
私たちはいつでも、イエスキリストのもとに逃げ込む事が可能なのです。
私たちが、主のもとに逃れれば、
私たちは、自分の全ての罪も、咎も、失敗も、過ちも赦して下さいます。
これらに関する代償が、私たちを追いつめる事が出来なくなるのです。
この逃れの町の門は、いつも開かれています。
いつでも主は手を広げて、、
私たちが逃げ込むのを待っておられます。
イエスキリストという大祭司の死が
私たちの罪を赦されたのです。
しかし、この聖書に出ている「逃れの町」には
注意点があります。
この逃れの町、門は常に開いているのです。
いつでも「入る」事ができます。
しかし「出る」という選択も出来るのです。
大祭司が死ぬ前に、この逃れの町から自主的に出た場合…
復讐する者に捕まえられる可能性があります。
守りの外に出たからです。
私たちも、一度主という逃れの町に入っておきながら、
過去を懐かしみ、過去を恋い慕ってはいけないのです。
私たちが、イエスキリストという逃れの町から
出た瞬間、主に背を向けた選択をするという事になるのです。
私たちは、出エジプトの記録を読みながら、
民が約束の地に向かっている時、
「エジプトにいた時の方が良かった」と言いました。
私たちは「この人たち奴隷だったんだよ！ そんな訳ないでしょ！」と思います。
しかし、私たちの心は時に
「そんな訳がない選択」をしたくなるのです。
私たちはクリスチャンでありながらも、
昔の良くない習慣を持ち続けたり、
また一旦、信仰を持ち、主に満たされたにも関わらず、
もう一度その様な習慣を懐かしんだりするのです。
主を知らない友と共に、軽い気持ちで罪を犯したりもします。
聖書を読んで「そんな訳ない」と思えるような事…
私たちも往々にして「そんな訳ない」選択をしてしまうのです。
私たちが気を付ける事は、
逃れの町に「留まり続ける」という事です。
しかし、私たちの目には時折、過去が刺激的に見えたりするのです。
ですから、単に「留まり続ける」だけでなく、
主を知っていくという事に喜びを持つ事が大切なのです。
私たちは、自分の心を簡単に満たそうとする習慣があります。
そのような思いに答えるのが「この世のもの」なのです。
「この世のもの」は、直ぐに私たちに満足感を与えてくれます。
しかし、直ぐにその喜びは無くなってしまうのです。
目先の満足感を追い求め続けないで下さい！
また、信仰を持とうか迷っている方が居られるなら、
走って、イエスキリストという逃れの町に入る事を選択してください！
主は門を開いて、私たちの帰りを待っておられます！！
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち（LOVE BIBLE）に与えられますように！」（ブログ2023.04.28～）
