窮地に追い込まれた時の対処法【ピリピ4：6】

何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。

ピリピ4：6

先日、仕事で病院へ行った時、一室ずつ病室をチェックしていると、

見覚えがある名前がありました。

一度、退院されたけれど、また入院される方が時々いらっしゃいます。

その名前を見ながら「どんな人だったっけ？」と思いつつ、病室に入ってみると

あ～！思い出した… このAさんは、以前入院されていた時、手術を明日に控えていて、凄く凄く不安がって、涙ぐんでいた人だ…と思い出したのです。

「こんにちは～Aさん～(笑) 」と挨拶すると、

「あーーあなた！ 〇〇さん！ 私また入院しちゃったのよ～！」と以前とは違い、

明るく、雰囲気が違って感じました。

「またお会いしてしまいましたね～ 今回はどうされたんですか？」と聞くと、

明日また手術を受けるとの事。

しかし、以前と違って明るいのです。

「そうなんですか… 心配ですね…」というと、

「あ！ 前回はご心配かけてごめんね～ でも今回は大丈夫！ 先生が簡単な手術だって言ってたから！」と言うのです。

何てことない会話ですが、驚きました。

もし「今回の手術はかなり難しい。成功率は20％」と言えば、

誰でも不安になります。

しかし、手術をする先生が「簡単な手術だから」と言えば、

人はこんなにも安心して、執刀医に身を任せ手術に望めるのです。

失敗する可能性を持つお医者さんが「大丈夫」と言えば、大丈夫だと思えるのに、

全能なる神が「大丈夫」と言っても、私たちは心配するのです。

どうしてでしょうか。

私たち人間の目線で物事を見るからだと思います。

私と同じ人間であるお医者さんが「大丈夫」と言えば、大丈夫だと感じます。

しかし、自分の問題に対して、

自分の目で問題を見て、いくら試行錯誤しても解決方法がない…

自分の目に「不可能」だと感じ、

誰に相談しても解決法が分からない時…

窮地に追い込まれたかのように絶望を感じるのです。

私たちは、人間のレベルで解決方法を考えてしまうからです。

人間のレベルを超える解決方法を想像できないのです。

主は私たちの能力を遥かに超える方です。

なのにも拘らず、

自分たちに解決方法がない場合、

問題を乗り越える事は、絶対に不可能だと嘆くのです。

私たちは、主を私たち人間のレベルに引き下げて考えてしまうのです。

しかし、主にとっては全ての問題が「簡単だから大丈夫」なのです。

私たちは主を信じています。

主を信仰しているのです。

主はこの世を造られた神なのです。不可能がないのです。

全てが簡単なのです。

信仰とは、

主を自分のレベルに引き下げるのではなく、

私たちが主のレベルに引き上げて見るという事だと思います。

しかし、私たちは…

自分の人生に心配が尽きないのです💦

今日の御言葉を見ると、

「何も思い煩わないように」と書かれています。

聖書は「心配しなくて大丈夫」という個所がいくつもあります。

主は、私たちに「心配しなくて大丈夫」と何度も言われています。

私たちが「心配」を心から無くすのが難しい存在であるという事を、主はご存知なんだと思います。

だから、私が生まれるずっと前から

「あなたたちは、いつも心に心配を沢山詰め込んでいるだろうけど、心配しなくて大丈夫だからね！」と言われているように思います。

今日の御言葉を読むと、

私たちの全ての必要や思い煩いは心配する代わりに、

主に感謝の祈りをもって委ねる必要がある事が分かります。

しかし、心配を辞める！というのは、私たちにとっては難しいことです。

辞めようと思っても、心も頭も簡単に「心配」に支配されてしまうのです。

頭も心も空っぽには出来ないのです。

ですから、心配が鎮座している頭と心に、違うものを入れるのです。

「感謝の祈り」です。

心配するエネルギーを全力で「感謝の祈り」に変えるのです。

…問題を通して主に祈れることを感謝します。

…主が私の神であることを感謝します。

…自分には解決不可能な問題でも、主には不可能がない事を感謝します。

…主が私に働いて下さり、主の御業を体験できることを感謝します。

…主が問題を通して、私を呼んで下さっている事を感謝します。

…御言葉を通して、祈りを通して、賛美を通して、主が導いて下さる事を感謝します。

…主が今も生きておられる神であることを感謝します。

…今も生きておられ、全てを支配しておられる神に感謝します。

…主が問題を通して、私の信仰を強めようとして下っている事を感謝します。

…この問題が、主と深い関係を持てるきっかけとなる事を感謝します。

…もう既に、解決へと働いて下さっている事を感謝します。

…あなたは不可能な事がない神であることを感謝します。

…今日も、私を愛して下さって感謝します。

…私には何の方法もありませんが、この様な状態であっても主に期待できることを感謝します。

このような感謝を、何度も何度も祈るのです。

辛くて言葉が出ないなら、

泣きながら「主よ。感謝します」という言葉だけを繰り返し祈っても良いのです。

私たちの方法と主の方法は違います。

困った時に、何故「感謝」？と思うかもしれませんが、

それが主の方法です。

困った時にこそ、「感謝の祈り」です！！！

「主よ。あの土地が私たち（LOVE BIBLE）に与えられますように！」