主ご自身があなたの先に進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。
申命記31:8
先日、仕事で病院へ行きました。
毎回、祈ってから仕事に入っています。
業務で失敗する事がありませんように。患者さんや看護師さんと良き交わりを持てますように。主がここで私に教えようとする事を漏らさず学ぶ事が出来ますように。
私は夜勤業務なので、仕事の日は17時に入り、翌朝9時に上がります。
いつも仕事に入ると、20時まで勤務の看護師さんたちに「これ手伝って」「あれして欲しい」とよく呼ばれます。
そしてあるA看護師さんに、「ちょっとこれ、一緒に手伝ってもらえますか?」と聞かれました。
「はい!もちろん!」と答え、2人で作業をしていました。
Aさんとは時々話をしますが、基本的に仕事中は忙しいので、私用の話は余り出来ません。
一緒に作業をしている時に、
私が急に「Aさんはどうして看護師になられたのですか?」と聞きました。
私は今まで、Aさんに対して、どうして看護師になったのだろう?という疑問を持っていませんでした。
同じ病棟にいる看護師さんたちに対しても、そのような疑問を持ったこともありませんでした。
なのに、急に私の口からそのような質問がでました。
私は質問しながら「あれ?どうしてこんなこと聞いてるんだろう?(笑)」と思っていました。
するとAさんが「ほとんどの看護師は、何か心動かされた経験があって看護師になると思うんですけど、私には一切そういった思いがないんですよ…」と話しだし、
どうして看護師になったのか。
自分がどのような親の元で育ったのかを話し始めました。
多分、Aさんも誰かに聞いてもらいたいとか、話そうと思って話した訳ではなく、
話し始めて、思いもよらずに沢山話してしまったような感じ。
一通り聞きながら20代半ばの女の子が、小さい時から沢山の悲しい思いや傷を受けて今まで生きて来たんだと感じ、私は胸がすごく苦しくなりました。
そして気が付くと、私はこのAさんをハグしながら、
「今まで辛かったね。こんな小さい体で、沢山の事を受け止めてきて… 頑張って生きて来たね。」
「私の息子と同じぐらいの年齢なのに、こんなに立派に大きくなってくれてありがとうね」と言っていました。
この時も、少し自分の意志とは違い、「私は何を話してるんだろう…」という思いと、
多分、主がこのAさんに伝えたい事を、私が代わりに伝えてるのかもしれない…と感じました。
すると、Aさんがボロボロと泣きだし…
Aさんも思いもよらない言葉を聞いたからか「え…何かすみません…」と言いながら泣いていました。
「Aさんは親から沢山の悲しい思いをさせられた被害者。でもね多分、Aさんの親もちゃんとした愛情を受けて育つ事が出来なかった被害者…」
「Aさんは、これから誰かと出会って結婚していくだろうし、この良くない連鎖、Aさんが断ち切って欲しいな…」
と話していると、
私がハグをしている姿を、他の看護師さんが見かけて
「えーと、お二人は何をしてるんですか??(笑)」と…。
その後は、バタバタと仕事をし、気が付けば20時を超えていてAさんの姿がありませんでした。
「あー挨拶できなかったな~」と思い仕事をしていると、
私服に着替えたAさんが病棟に戻って来られて
「あの…また話し聞いてもらっても良いですか?」と言いに来てくれました。
…なんとも言えない不思議な時間でした。
自分の意志とはちょっと違い、話をしている自分がいました。
次にいつAさんと話が出来る機会が与えられるか分かりませんが、
次に備えてAさんの救いを祈っていこう!!と思う出来事でした。
主が、Aさんの心と霊を開いて下さり、神の子とされますように…
Aさんが、主から ‟生ける水” を得る事ができますように!!
今晩も、主の平安に包まれお過ごしください!!
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」