すると、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の頂に立たせて、
言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにされる』と書いてありますから。」
イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない』とも書いてある。」
マタイ4:5-7
偶然、この画像をネットで見ました。
イエスさまがヨルダン川で洗礼を受けた後、聖霊さまに導かれ荒野に行かれました。
そして40日間の断食を終え、サタンの誘惑を受けた時の絵です。
3つの誘惑を受けられました。
石をパンに変えて見よ。
神殿から身を投げて見よ。
私にひれ伏せば全てを与える。
イエスさまは全ての誘惑に対し、御言葉を引用され勝利されました。
この絵をみながら、2つ目の「神殿から身を投げて見よ」と言う誘惑を思い出しました。
サタンも御言葉を用いて(詩編31:11-12)誘惑したのです。
もしも、イエスさまが神殿から身を投げ、聖書に書いてある通り、
御使いがやって来てイエスさまを助けイエスさまが怪我をしなかったら・・・
どうだろう・・・
神殿には常に沢山の人が集まっていました。一度に沢山の人がイエスさまの奇跡を目にするのです。
群衆は、天使が現われ、天使が助け支えるイエスさまが空から降臨するような姿を目にするのです。
群衆に対し ‟イエスさまは神の子だ” という事を、一目瞭然に分からせる事が出来ると思います。
「イエスよ。あなたは十字架なんて架かる必要はない! もっと簡単に神の子だと証明できる方法があるよ!
どうして、人に裏切られたり、辛く苦しい道を選ぶのだ。もっと楽な道があるじゃないか!」と言う誘惑のように感じました。
十字架と言う苦しい道を、わざわざ歩む必要がない・・
もっと簡単に証明できるのに。
どうしてあなたは、わざわざ、
人に裏切れ、人に罵倒され、傷つけられる道をえらぶのだ・・
そんな事をする必要はない。簡単な良い方法があるのに・・
イエスさまにとっても十字架は「血の汗を流す」ほど「取り去って欲しい杯」だったのです。
神殿で奇跡を起こせば、
獣の骨や金属の破片を付けた、先が3つに分かれた鞭で打たれることを避ける事ができたのです。
皮膚を割き、肉をえぐりととられるような鞭打ちを受けずに避ける方法があったのです。
いばらの冠をかぶらされ、侮辱を受けるような事を避ける方法があるのです。
傷ついた身体で、70-90㎏もある十字架を1.6㎞も運び、群衆から罵詈雑言を浴びる必要はないのです。
手足に釘を打たれ、十字架に架けられ、苦しむ必要はないのです。
自分に向かって罵詈雑言を浴びせる・・この人たちの為に、どうしてそのような苦しい道を選ぶのだ・・
どうしてお前はそのような道を選ぶのだ? 酷く恐ろしい十字架以外にも他に方法があるのに・・・
天の父は、イエスさまがサタンから誘惑を受ける為に、わざと荒野に導かれたのです。(マタイ4:1)
わざと、十字架以外の道もあることをサタンを通して語られたようにも感じます。
「それでも、、、あなたは十字架の道を選んでくれるか」と問われているように感じました。
私達・・ついつい目の前に楽な道、私たちの目に良い道が開ければ、‟主に感謝をして” 目の前の道を選んでしまいます。
でも本当にそれば、主の道なのか・・
立ち止まり、祈り、これを本当に手にして良いのだろうか、これは主が与えられた道なのだろうか・・と考える必要があるように感じました。
手にする前に、祈る・・主に伺う・・という習慣を持ちたいです。
今日も、主の道を選ぶ1日となりますように・・!!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。(ブログ2023.04.28~)
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」