主の祝福を自分で制限しない【Ⅱ列王記4:3-4】

2022年

すると、彼は言った。「外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。

家に入ったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいになったものはわきに置きなさい。」

Ⅱ列王記4:3-4

ある預言者の妻が、エリシャに助けを求めた話です。

「自分の夫が死に、貸し主が2人の子どもを奴隷にしようとしている」と言いました。

当時は、借金を払わない代わりに、奴隷になることが習慣としてあったのです。

エリシャは、それを聞き「あなたの家に何があるか」と聞きました。やもめは「自分の家には何もなく、油のつぼが一つだけです」と答えました。

するとエリシャは「隣の人みなから出来るだけ多くの器を借りなさい」といいました。

やもめが集めた器の分だけ、油でいっぱいになり、その油を売り、負債返し、残りでやもめの家庭は暮らせた。と言う話です。

油がつぼからどんどん出てきて、「もう器はありません」と子どもが言うと、油が止まったのです。

この聖書の個所を読むと「信仰は、備えた分だけ祝福される」という事が分かります。

やもめはが持っていたものは僅かでした。

しかし、直面している問題は、やもめの能力を遥かに超えた大きな問題・・・

預言者は常識ではありえない、ばかげた事を言ったのです。

しかし、やもめは信じ沢山の器を集めたのです。信じて集めた分だけ、祝福されたのです。

この聖書の箇所を読んで、思い出した動画があります。

スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式のスピーチです。

知っている方も多いと思いますが、2005年にされたスピーチです。

私の長男が小学生の時に一緒にこの動画を見ました。

ジョブズは3つの話をしました。そのうちの一つ目の話「点と点を結ぶことの重要性」の要約はこうです。

ジョブズは大学を中退し、自分の興味が起きた「カリグラフィー(書体)」の授業だけを受けました。

しかし、今、自分がしている事がこれからの人生で、実際の仕事で用いられるだろうという希望は感じなかった。

ところが10年後、マッキントッシュのコンピューターを作った時に、美しい活字フォントを取り入れた初めてのコンピューターを作る事が出来た。

自分が大学を中退し、あの講義を受けていなかったら美しい自体を搭載したコンピューターは生まれてこなかった。

講義を受けていた時は、これが将来役に立つなど、思ってもしなかった。

当時は、将来を見据えて、今目の前で取り組んでいる事(点)とマッキントッシュを作る事(点)を結ぶことは出来ません。

後で振り返った時、点と点が結びついている事に気付く。

今は、点と点が将来結びつくと信じて取り組む必要がある。

今行っているもの(点)が、多くの人にとって役に立たないものであっても、将来、人とは違う大きな違いを見出すものとなる。

・・・という話です。

長男とこれを見て、「これから沢山の点を作った方が良いね」「沢山準備したものは神さまも用いて下さるから」という話をしました。

この動画は、長男の中で忘れられない教訓の様なものになりました。

興味を感じた事、良いなと思った事を沢山取り組んでいったのです。

以前、長男が取り組んだバスケと卓球の話をブログに書きました。

中学のクラブでは身長を伸ばすためにバスケ部に入り。教会では礼拝後に卓球を凄く楽しみました。それが今、長男にとって凄く役にたつツールの1つとなっています。

丁度、昨晩、その長男から電話がありました。「今から点を増やしたい」「こっちも良いし、あっちも良いし・・」という話でした。

私は心の中で、「凄いタイミング・・私も久しぶりに点を思い出してたのに・・」と思っていました。

電話を切り「まだ点の話を覚えていたのか~(笑)」と思い、「主よ。長男の点を祝福し、主が覚えて下さり、主に用いられますように」と短く祈りました。

その時「あなたは?」という声が心に響きました。

「え・・・・・・・・私?」

あ・・・私はずっと、子どもたちに対して「点を増やして主に用いられよう。備えをするものを主は用いられる」と言ってきました。

それはどこかで、子どもたちの人生はこれからで、全てが将来に向けての準備期間・・・と勝手に思っていたのです。

私は・・・? いつの間にか、自分の点について考えなくなっていました。

私もまだ人生が続くのに・・💦

数日前に、カーネル・サンダースは、65歳からお店を開き、それが「ケンタッキー・フライド・チキン」となった。という事を知りました。

その時「65歳から一つのお店を始めるだけでも凄いのに・・・それがKFCになっただなんて凄いな~! 私は65歳まで・・まだ時間あるな(笑)」と思っていました。

数日前に知ったカーネルサンダースの話は偶然に知ったのではなく、主が私に伝えたい事の前置きだったのです💦

そして、昨日、御言葉を通して「信仰は、備えた分だけ祝福される」という事を再確認して、ジョブズの動画を思い出し、長男の電話で、「あなたは子どもの点だけを気にして、自分の点は増やさないのか??」と言われたんだと分かりました💦

あ・・・いつからだろう・・・自分の点を増やそうとせず、「子育て」という母親の立場を盾に、自分を用いられるように準備を怠るようになったのは・・・💦💦

今日は沢山悔い改めの時間を持ちます。

そして、自分が今どの様な点を準備するべきか、又これからもずっと点を増やせて行けるように祈ります。

今日も、主に祝福され導かれる一日をお過ごしください・・・!!

 

スティーブ ・ジョブズ・スタンフォード大・卒業式スピーチ・2005年
C'est Si Pont#スティーブジョブズ#スタンフォード#卒業式関連・参考動画 改訂版・ スティーブ ・ジョブズ・スタンフォード大・卒業式スピーチ・2005年 卒業式スピーチ・その後・
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