人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。
マタイ10:19
私たちが人と、コミュニケーションを取る時に、言葉以上に影響を与えている物があります。
コミュニケーション能力・・・最近、「コミュリョク(力)」と言われていますが、
このコミュ力は、大きく分けて2つから成り立っています。
➀言語コミュニケーション
②非言語コミュニケーション
言語コミュニケーションは、字のごとく、言葉を使用してコミュニケーションを図る方法です。
そして、非言語コミュニケーションとは、「言葉や文字」以外を使用します。
身振りや手振りなどのジェスチャー、表情、視線、姿勢、声のトーンなどです。
人との対話に置いて、言語コミュニケーションは30%、残りの70%は、非言語コミュニケーションによって伝達されるそうです。
・・・という事を知った時、まず心に浮かんだのは、伝道をするうちの中学3年の次男です。
伝道・・・と思うと、何をどう伝えたら良いんだろう?と考えてしまいます。
考え出すと、一層難しく感じ、分からなくなって身構えてしまいます。
日本には、福音を全く聞いた事がない人が沢山います。聖書=イエスキリストという事は知っていても、それ以外の内容を知らない人が多いです。
韓国だと、教会に通っている人、通った事がある人、また家族の誰かがクリスチャンという事が多いので、クリスチャンでなくても何となくキリスト教がどういったものかという理解があります。
クリスチャンでなくても、ノアの箱舟や、アダムとエバ、イエスさまの十字架の死、イエスさまの誕生など、知っている人が多いです。
また韓国では成人男性は、兵役の義務があります。兵役中の訓練所にも教会があって(お寺もありますが)、兵役中に教会に通う人が多いのです。
ですから、成人男性はクリスチャンでなくても、讃美歌を知っていたりする確率が高いのです。
何となく福音を知っている人に対しての伝道より、日本のように全く知らない人への福音を伝えるのには、何となくハードルが高く感じてしまいます。
聖書には、不思議な信じがたい話が山ほどあるからです。
うちの次男は、学校の友達によく伝道します。そして教会へ連れてきます。
コロナがきっかけで朝の登校は、私が車で送っています。一駅違いで同じクラスの男の子(A君)が住んでいて、毎朝、迎えに行き一緒に登校します。
A君は、両親が韓国の方ですが、本人は日本生まれの日本育ち。福音は全く聞いた事がありません。
後部座席で2人はいつもクラスの話やゲームの話をしています。そして時折、次男が急に「なーなー教会ってどんなイメージ?」と唐突に聞いたり、「A君って、パウロみたい~」とか「聖書って何を書いてるか知ってる?」「ノアの箱舟の話って聞いた事ある?」「クリスマスの意味って知ってる?」とスッゴク自然に教会や聖書の話をします。
その姿を見ると、
「どのように話すか、何を話すか、心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示される」という御言葉が思い出されます。
コミュ力は、伝道についても当てはまるように思いました。
「何を話すか」という言語より、非言語の部分のコミュ力って大切だな~~と私は次男を通して学んでいます。
何をどの様に話すか・・・と考えるから、伝道する前から一人で勝手に難しさを覚えているように思いました。
次男が学校で伝道したり、教会に誘ったりします。そのお陰で、その保護者から私に電話が来たりLINEが来たりします。
連絡が来るので、私もその保護者たちに伝道します。次男をイメージしながら・・・(笑)
今、次男が誘った友達と、それを聞いて私に電話してきた保護者、親子で教会に通っています。
救いにあずかる事が出来ますように・・・!
今日も、主の中で豊かな一日をお過ごしください!