思い描いていた航路と導かれた航路【箴言16:9】

2025年

人は心に自分の道を思い巡らす。しかし、その人の歩みを確かなものにするのは主である。

箴言16:9

自分の人生に満足しているでしょうか?

「満足‼」と大きな声で答えれる人は少ないかも。

どのような人生を望んでいるのでしょうか。

〇歳で結婚して、こんな家庭を築きたい。

こんな仕事をしたい。こんな大学に入りたい。

こんな学びをしたい。お金に困る生活をしたくない。

私たちは、色々な思いや願いを持っています。

そしてその通りに道が開ければ「幸福」を感じ

自分の予期しない出来事、願いとは反対の出来事が生じると

「不幸」を感じ、心を痛めるのです。

まるで、

自分が思い描いていた航路と、導かれた航路。

自分が書いた脚本と、与えられた物語。

思いもせず、頑張ったのに希望の学校に進学できなかったり、

寝る時間も惜しんで取り組んだのに事業に失敗したり、

想像もした事がない病になる事もあります。

友達に騙されることもあります。

不慮の事故に遭う事も…。

願ってもない航路に導かれると言うのは

本当に嫌で避けたい事だけど、珍しい話ではない…。

聖書にも願っていない航路に導かれた人々は沢山います。

ヨセフも思ってもない想像もした事がない航路へと導かれました。

イスラエルの民も、エジプトの奴隷生活から

解放されると思ったのに、40年間も荒野を放浪したのです。

ダビデは油の注ぎを受けていたのにも関わらず、

7~10年間もサウル王に命を狙われ、

逃亡生活を余儀なく過ごしたのです。

モーセも、エジプトの王子として育つ環境が与えられたのに、

40年間も羊飼いとして荒野で静かに過ごす時間を歩んだのです。

ヨナも、自分の思いとは逆の方向に導かれた預言者。

パウロも…。キリスト教徒を迫害する人生を歩んでいた律法学者。

主に出会い、180度違う人生を歩むように導かれました。

私たちは、聖書を読み、この自分が願っていない航路に導びかれた人々が

どのような人生を歩んだのか知っています。

ヨセフも、ダビデも、モーセも、ヨナも、パウロも…

思ってもない航路を歩む人生。

しかし、皆、祝福の人生を歩んでいます。

思ってもない、導かれた航路は、

寂しく孤独であり、恐怖を感じたり寝れない夜を過ごす日々。

人から批判されたり、決して楽な人生ではないかもしれない。

しかし、その航路を歩まない限り、

体験出来ない主の祝福があるのです。

導かれた航路は、苦難だけではないのです。

導かれた航路でしか、頂くことが出来ない、

体験する事ができない祝福を準備されているのです。

ヨセフは理不尽な人生を強いられても、

信仰を投げ出さず、主を恐れ、罪から離れ、

与えられた仕事を懸命に生きました。

ダビデは謙遜な人物でありました。

にも拘らず、サウルの「嫉妬」が原因で40年も逃亡生活。

しかし、ダビデは自分の理不尽を嘆くのではなく、

主の前で正しくあろうとしました。

私は直ぐに「だって! 仕方ない!」「相手が悪い」

「誰が考えても…」という

自分の正義を中心に物事を考えてしまいます。

自分の願う航路を歩めなかったこの人物たち。

理不尽な人生であっても、自分の尺度で物事を判断しなかった。

彼らがした事は、与えられた航路で主を信じ続けた事。

どのような環境の中でも、主を恐れ生きたのです。

私は今。

自分の願っていない航路を歩んでいます。

理不尽な出来事が次から次へと起こっています。

私は、不平を言うのを辞めよう…!

ただ、主を信じよう。

願っていない航路でのみ受け取る事が出来る、

主の恵みを味わってみようと思います。

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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