信仰を成長させる方法【ローマ12:2】

2025年

この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。

ローマ12:2

電車に乗っている時に、

目の前に、凄ーく髭を長く蓄えたおじいさんが座っていました。

その方の髭をみて思い出した事があります。

昔、韓国に留学していた時、

教会に何十年間髭を剃った事がない、長髭のおじいさんが居られました。

幼稚園位の子どもがそのおじいさんに

「ねえねえ…おじいさんは寝る時、その髭を布団の中に入れて寝るの?

布団の外に出して寝るの?」と質問したのです。

私は、面白い質問をするな~。そんな事が気になるのか~と思っていました。

おじいさんの答えは「ははは…今日、寝て見て明日教えてあげるよ」と言ったのです。

どうやら、おじいさんも分からなかった様子。

次の日、おじいさんの答えは、

「昨日、寝ようと髭を布団に入れたら、何か落ち着かず、

布団から出してみても、どこかしっくり来ず…どのように寝ていたのか分からない」

「どうしてたんだろう…と考えれば考える程、眠れなくなった(笑)」と言われていたのを思い出したのです。

気にしなかった時は、何てことなかったのに

気にし始めると、どことなく不便さを感じる事ってあります。

高2の次男は、学校で「探求」という授業があります。

自分が何か気になる社会問題などを、

自分なりに調べ考え、それをプレゼンする授業。

例えば「食品ロス削減」「少子化問題」「地元の食材を全国に広めたい」など、

自分が考え調べ、行動を起こしたい…と思えるものが課題となるのです。

次男の探求課題は「多様性」です。

「多様性」という言葉を聞いて

「皆が仲良く差別なしで過ごせば問題ない…」と思いますが。

自分の中にある無意識の偏見や、自分のもつ常識。

社会の流れ、時と場合による問題などを例に挙げて考えていくのです。

面倒で時間のかかる授業なのです。

何故なら、探求課題に正解や答えは無い事が多く、

ずっと自分の課題として考え続けると言うもの。

多様性…というものを考え続ける。

再程の髭のおじいさんと同じで、

考え始める前は、おじいさんも次男も問題なく過ごせたのです。

しかし、考え始めると、分からなくなり、

もどかしく感じるのです。

「社会の多様性の問題」なんて、

考えなくても生きていけます。

しかし、考えるという事はとても大切なこと。

しかし、途轍もなく面倒な作業であり、

考え始めた人にとっては、

イライラを感じたり、途中で分からなくなり、辞めたくなったりします。

考え始める前は、何の問題も感じなかった事が

考え始めると、何かと面倒で、不便さを感じ始めてしまうのです。

でも、考える事ってとても大切です。

考える事を辞めれば、結局はその部分は自分から排除して生きていることになるのです。

マザーテレサは「愛の反対は無関心」と言われました。

関心を持つという事は、関係を持ち考えるという事。

信仰も同じだと思います。

単に聖書を読み「へーそうなんだ!」で終わるのではなく

主が喜ばれる事って何だろう

主は私に何を望まれているんだろう

自分のタラントは何だろう

主の御心は何だろう

どの様に御心を知る事ができるんだろう

どの様に祈っていけば良いんだろう

この様に、考えるという行動がある信仰と、ない信仰には

信仰の成長において大きな違いが生じると思います。

私は、いつまでも幼子の信仰ではいけない…

成長し続ける神の子になりたい…

今日も、聖書を読み、祈りつつ

主を黙想しよう…‼

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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