「わたしの思いは、あなたがたの思いと異なり、わたしの道は、あなたがたの道と異なるからだ。―主の御告げ―
天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い。イザヤ55:8-9
「主と共に過ごし歩む」は長男の記録です。
長男は、今、韓国の大学で神学部に通っています。
そして韓国の教会の寮で住んでいます。
2020年から韓国へ行き、もうすぐ丸5年になります。
今年の夏ごろから、今所属している教会ではなく
他教会で「伝道師」として働かないか?とお話を頂いていました。
しかし、色々あり…
そして今いる教会の担任牧師先生から
「伝道師として働かないか?」と声をかけて頂いたのです。
他教会で伝道師となれば、学費と給料が発生します。
しかし、今所属している教会では、学費は頂けるのですが
給料はない…という条件…
しかも伝道師になればバイトも出来ないのです。
長男は、祈った結果、留まる事にしたのです。
そして伝道師として正式に礼拝中に任命されるのが
「送旧迎新礼拝」という、12/31の夜遅くから始まり
礼拝中に新年を迎える礼拝があります。
その時に正式に伝道師として任命される予定でした。
伝道師となれば、自由に日本に帰ったりは出来なくなるのです。
会社員のように「休暇」と言うものがあり
夏などに10日ほど休暇があり、
それ以外自由に帰国はできなくなります。
ですから、伝道師になる前に
年末に長男が5日間ほど日本に帰って来る予定でした。
帰ってきても、日本にいる殆どの時間は、
次男と一緒に国内のアウトリーチ(伝道旅行)に行く予定だったのですが。
先日、長男から電話がありました。
「日本に帰れなくなった」と。
教会の都合で、伝道師となるのが早まった。
「12/15の礼拝から幼稚部のメッセージを頼まれた」と言うのです。
顔を見れないのは残念ですが、
色々と大変だな…。
韓国は教会だけでなく、韓国の社会は
凄く流動的というか、
予定がバンバンと変わる事が多い…
長男も帰って来れない事に残念がっていましたが、
その後にこんな事を話し始めました。
「最近、ずっとしんどかった」と。
長男は我慢強いタイプ。
しんどい、辛いというのは、長男の口から出ない限り、
私は気が付かない…
そしていつも「しんどかった」と過去形なのです。
今回もその言葉にドキッとしました。
伝道師になるという事は、
今までの友達関係がなくなるのです。
前日までの友達は、伝道師になった日を境に互いに敬語で話ます。
そして今までのように個人的に会ったり、
遊んだり、ご飯を食べたり…も、なくなるのです。
教会の中では公人のような扱い。
「一人で韓国に来て約5年間、沢山の友達を作った。
でも友達の殆どは教会の中の人。
伝道師になると、友達がゼロになる…
主は、僕に…友達も手放して欲しいと言われた…」というのです。
あ… 私は気が付いていませんでした。
今までのように、冗談を言ったり、遊びに行ったり
愚痴を言ったり、時には悩みを話したり…
など、できる人がいなくなるのです。
長男は、それが凄く寂しいようで
「5年かけて作った友達を手放さないといけませんか?」と
祈ったら…
「お前、全てを主に捧げます!とかって言ってなかった?(笑)」と
声が心に響いたそうです。
寂しさと不安の中にいた長男は
この軽い口調?の問いかけに「クスッ」と笑い、
「あ~ そうでした(笑) 分かりました。友達も捧げます!」
と返事をしたそうです。
何かが振り切れた感じで
「友達ゼロで始める!」と言っていました。
主に捧げる…
主にお返しする…
自分が思っている以上に、
私たちは自分の手の中に握っているものが多い…
今、この長男の決断は主は喜ばれていると思います。
主は、長男の苦しい思いや寂しさ、不安など
全てをご存知。
ご存知でありながら「これも捧げてね」と言われる。
長男!
この決心は、のちのち大きな祝福となって返ってきます。
必ず返ってきます。
期待して主に従おう!!
のちのち、自分の人生を振り返って、
あの時、友達も捧げるという決心をして本当に良かった!!と
思える日が必ず来ます。
苦しい時、寂しい時、辛い時…
多分、1人でいつもの祈りの公園に行って
祈りの時間を持っているんだろうな…
母も同じ。
韓国で1人で泣きながらどれ程祈ったか…
でも主は全てをご存知で、全てを記憶されています。
主に期待しながら、楽しんで前進して下さい!!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)