パウロの秘訣【ピリピ4:12-13】

2024年

私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです

ピリピ4:12-13

今日の御言葉はピリピ書であり、パウロが書いたものです。

とても素晴らしい、噛みしめたい御言葉です。

簡単に言えば、

「全ての状況の中にも道はある」という事だと思います。

貧しさの中にも道はあり、

豊かさの中にも道はある。

飽くことも飢えることにも道がある。

富むことにも乏しいことにも同じように道がある。

あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ている…

これを証明するかのように…

Ⅱテモテを思い出します、

Ⅱテモテは、パウロが書いた最後の手紙です。

テモテに対して励ましの手紙を書いたのです。

そしてパウロはこの手紙で「神に感謝している」と書いています。

パウロはこの時、ローマにある地下の獄中から手紙を書いていました。

パウロは、もうすぐ自分に死罪が下ると分かっていました。

もし私がこの時のパウロであれば、

「祈って下さい!!!」と、とりなしの祈りを大至急で頼むと思います。

今、自分の置かれた状況の説明に必死になると思います。

しかしパウロは自分の事はさて置き、

テモテを励まし、テモテの信仰が揺らぐ事なく、

主に仕える者として用いられるように手紙を書いているのです。

パウロは自分の命の心配より、

他の教会に仕える者を心配し励ましたのです。

パウロはどうしてこのような事が出来たのでしょうか。

パウロは、

あらゆる境遇に対処する「秘訣を心得て」と言っています。

どの様な境遇であっても、それに対処する「秘訣」があるというのです。

秘訣があるという事は、王道の道ではない、隠された方法があるという事。

ここで言う、王道の道とは、多くの人が感じる感情です。

こんな状況だから仕方ない…

どうして私だけ…

こんな事をされたんだから、

こんなひどい事を言われたんだから、

裏切られたんだから、

だから自分は幸せになれない。

だから自分はストレスを感じる。

だから自分は苦しみの中にいる。

だから自分の心がこんなにも痛む…

私たちは自分を取り囲む環境、

自分に降りかかる状況を

選ぶ事は出来ないのです。

だから多くの人は、その様な状況にいる自分に嘆くのです。

自分の置かれた環境によって

私たちは不幸にも幸せにもなるからです。

しかし、パウロは「どの様な境遇にも道がある」と言っています。

そしてそれは「秘訣」だというのです。

今日の御言葉の続きに

「私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです」と書かれています。

パウロの秘訣は「自分を強くして下さる方」が共にいるという事なのです。

主にあって、信仰により、

私たちはこの秘訣を使って、

状況に左右されない、満足感、幸福感、感謝に満たされる思いを持つ事が出来るのです。

聖書には、パウロを通して、

どの様な状況においても「秘訣」により

道がある(感謝出来る)と書かれているのです。

では、私たちがいずれこの世を去り、主に出会った時

「私はこのような問題に苛まれて、苦しい思いで一杯だった!」と言ったら…

主はどういわれるんだろう…

もしかしたら、

「どうして ‟苦しい思い” を選択したんだ?

あなたにはいつも ‟主の平安” で満たされていて欲しかった」と言われるかもしれません。

境遇、環境は避ける事はできない…

でも自分の心の在り方は、自分の選択。

自分の心が、目に見える状況に支配されていないか、

自分の心を探ってみようと思います。

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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