主は私に答えて言われた。幻を板の上に書いて確認せよ。これを読む者が急使として走るために。
この幻は、定めの時について証言しており、終わりについて告げ、まやかしを言ってはいない。もしおそくなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れることはない。
見よ。彼の心はうぬぼれていて、まっすぐでない。しかし、正しい人はその信仰によって生きる。ハバクク2：2-4
今日はハバクク書を黙想したいです。
ハバククという人は、南ユダの預言者です。
基本的に預言者が出現している時代は問題が多い時代…
ハバククの時代も国が混乱しており偶像礼拝と不正がまかり通り、
正しい者が虐げられている時代だったようです。
ハバククは、主に対して２つの質問をしています。
まず、「神さまどこにいらっしゃいますか？」という質問です。
神さまが本当にいるならば、どうして神の民はこの様に堕落してくのでしょうか。
主が本当に私たちを愛して下さるなら、どうしてリバイバルが起きないのでしょうか。
主が私たちを忘れず記憶されているならば、どうして私たちの国は堕落をし続けるのでしょうか。
私の声を聞かれていますか？
私を覚えて下さっていますか？
私はいつまで叫び求めれば良いのでしょうか？
という訴えです。
この訴えに対して主は
「私は民の堕落を知っている。彼らに裁きを起こすため、バビロンの軍隊を準備している」と答えられたのです。
バビロン帝国にイスラエルを滅ぼさせると言われたのです。
それを聞いたハバククは、２つ目の質問をします。
「バビロンは異邦人であり、イスラエルより悪い国なのです。どうしてそのような国に、あなたの民が滅ぼされるのでしょうか？ 」
ハバククは、それはあってはならない事だと主張するのです。
バビロンは自分たちの軍事力を神格化しており、人間を動物のように扱っていたのです。
そのような国に、神の民が滅ぼされるなんて！！
そんなことあってはならない事だし、間違えている！という主張。
これに対して主は、
「待ちなさい。今は理解できなくても、今は納得できなくても、私を信頼して待ちなさい」と言われたのです。
私たちもこのハバククの時代と同じようだと思います。
私たちはずっと「日本にリバイバルが起こるように！」と祈っています。
しかし、目に目る私たちの現状はどうでしょうか。
今年に入り、元旦に能登半島地震が起き、
羽田空港で日本航空機と海上保安庁機が衝突しました。
そして、ロシアとウクライナの戦争は終わりを見せず
イスラエルとガザ地区の戦争も激しくなるばかりです。
中国と台湾の関係も不安定です。
このまま、戦争が増え地震が続くのでしょうか。
また、LGBTQなどが認められる社会となって来ています。
世界の多くの教会で、同性愛について聖書に基づいた事を伝えても、問題視される時代となったのです。
聖書の真理を、真理として伝えることが難しい世の中なのです。
日本の教会は、牧師が居ない無牧の教会が増え続けています。
私たちは、リバイバルを求めているのに、
それに背を向けて進んでいる様に感じるのです。
ハバククから学ぶ事は、
ハバククの常識的な考えでは、
イスラエルの民を戒めるのは、主が直接介入して下さる事を望むのです。
もしくは、イスラエルの中で何かが起こり、人々が悟る事を望むのです。
イスラエルの民が、敵のような堕落した国に介入されるなんて、
それは「正しくない」と思ってしまします。
私たちにもあり得る話なのです。
祈っている事の解決となる糸口が、同じクリスチャン同士から得るのではなく、
他の宗教、罪人、嫌いな人、子どもなど、
想像も付かない切り口を、主が用いられることもあるという事です。
また、自分の目には「どうして？」「何故？」と
理解できない事があっても「待ち望む」という事です。
いつまで…？
主の時が来るまでです。
私たちがこの世界を見る事が出来るのは、たかが100年なのです。
私たちが考えるタイムラインと、主のタイムラインは違うのです。
主の時はもっと遥かに長いのです。
主は、私たちが考える目先の問題だけではなく、
全てを治める壮大な計画を持っておられるのです。
主を信頼し待つ…
神さまの御業が成されるまで待ち続ける者…
「信仰を持つ」とは、「主を待ち続ける事」だと言えると思います。
今日も、主を信頼し主を待ちましょう。
主は、
今、私たちが理解できなくても、
今、私たちが納得できなくても、
私を信頼して待ちなさいと言われています。
日本のリバイバル。諦めてはダメです…
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち（LOVE BIBLE）に与えられますように！」（ブログ2023.04.28～）
