どの様に人生を歩むか【Ⅱ列王記4:6】

2023年

器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言った。「もっと器を持って来なさい。」子どもが彼女に、「もう器はありません」と言うと、油は止まった。

Ⅱ列王記4:6

アメリカでの90歳以上の方への調査で、

「90年の人生を振り返って、唯一後悔している事は何か」というアンケートを目にしました。

アンケート結果は、断トツで「もっと冒険すれば良かった」が90%でした。

以前にも何度か、同類のアンケートを見た事があります。

その時も、断トツで「やりたいことをやらなかった」というような内容が一位でした。

どうしてこのような後悔をするのでしょうか。

私たちは、安定感や予測可能な状況を好み、安心して生活をすることを望む傾向があります。

ですから、リスクを避け、安定した選択肢を選んでしまう事が多いのです。

年を取れば、体力も気力も衰え事が多く、ますますその傾向が強くなると思います。

また人は忙しく毎日を過ごしています。

「やりたい事」より「やらなければならない事」に振り回されてしまうのかもしれません。

やりたいこと・・・って何でしょうか。

もっと仕事をすれば良かった。というような事ではないではないと思います。

人によってやりたい事は違うと思いますが、

やりたい事をするという事は、

自分の満足感や達成感を高めたいという思いがあると思います。

新しい挑戦や経験は、自己成長や自信の向上につながり、充実感を感じる人生を歩めるのかもしれません。

もっと自分は充実した人生を歩めたのではないだろうか。と考えるのではないでしょうか。

「もっと違った人生を歩めたかもしれない」

「理想の自分」に近づけなかった。

という思いが起きるのかもしれません。

私たちは、これらを参考にどの様な人生を歩むべきでしょうか。

聖書には「今持っているもので満足しなさい(へブル13:5)」という御言葉があります。

「もっと!」「もっと!」と終わりのない欲望に振り回されず、与えられているものに満足する・・

これは本当に大切だと思います。

私たちの欲望は終わりがなく、次から次へと湧き上がってくるのです。

「これさえ上手くいけば・・」を繰り返しています。

それと同時に、もう一つの御言葉を思い出します。

「油のつぼ」の話です。(Ⅱ列王記4:1-6)

夫が死に、残された2人の息子たちも奴隷として連れて行かれるという局面に立たされた女性。

預言者エリシャに助けを求め、

油のつぼ1つしか持たない女性に、エリシャは「出来る限り多くの器を借りて来なさい」と言いました。

「もう器はありません」と言うと、油は止まったのです。

この信仰も大切です。

「もういいです」

「もう限界です」

「やめます」

と「ここまで」と言えば、そこまでなのです。

どこまでなのかは自分が選ぶのです。

主に与えられているものに感謝をしつつ、主の恵みには貪欲になりたい・・

今日も暑いですね・・・

体調に気を付け、主の恵みに満たされた一日をお過ごしください!!

「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」

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