主はこう考えられた。「わたしがしようとしていることを、アブラハムに隠しておくべきだろうか。
アブラハムは必ず大いなる強い国民となり、地のすべて国々は、彼によって祝福される。
わたしが彼を選び出したのは、彼がその子らと、彼の後の家族とに命じて主の道を守らせ、正義と公正とを行わせるため、主が、アブラハムについて約束したことを、彼の上に成就するためである。」
創世記18:17-19
今日は、とりなしの祈りについてです。
私は「とりなしの祈り」と考える時に、
主がソドムとゴモラを滅ぼすと言われた時、アブラハムがソドムにいるロト家族の為にとりなしをした箇所を思い出します。(創世記18:23-33)
今日の御言葉を見ると、主は、ソドムとゴモラを滅ぼす前に、アブラハムに主の心を隠すことなく分かち合いました。
主は、とりなす者を探しておられるのです。(イザヤ59:16)
祈るってどうですか?
良く祈れているでしょうか。
とりなしの祈り、または自分の祈りも含め、どの様に祈っていますか。
私はいつもこのアブラハムの祈りって凄いな・・この様な祈る者になりたい!と思います。
もし私がこの時のアブラハムだとして、主に「ソドムとゴモラを滅ぼそうと思ってる」と言われたら、
「え?ロトは? ロトの家族は正しい心を持つものですよ!!」「 ロトの家族を救ってください!」「ロトの家族を・・・」と、感情的に願いそうです。
アブラハムは、主の計画を聞き驚いたと思います。真っ先にロトを思い出したはずです。
アブラハムが一番最初に口にしたのが、
「あなたは本当に、正しい者を、悪い者と一緒に滅ぼし尽くされるのですか。」と言いました。
思い出して下さい・・あなたは正しいものまで滅ぼされる方ではないお方です!と訴えているのです。
そして恐る恐る、主にとりなすのです。
「50人正しい者がいるかもしれません。それでも滅ぼすのですか?」
「正しい者を悪い者と一緒に殺し、その為、正しい者と悪い者とが同じようになるというような事を、あなたがなさるはずがありません。とてもありえないことです。全世界をさばくお方は、公義を行うべきではありませんか。」
・・ここでも、主よ。思い出して下さい。あなたはそのようなお方ではないはずです・・と訴えるのです。
そして「私はちりや灰にすぎませんが、あえて主に申し上げるのをお許しください。」という前置きをし、
「正しいものが5人不足し45人かもしれない・・それでも滅ぼすのですか?」
アブラハムは自分が取るに足りない者であると、自分の立場を覚え、謙遜になりながら、
もう一層食らいついて主と交渉するのです。
「もしそこに40人見つかるかもしれません。」
「主よ。どうかお怒りにならないで、私に言わせてください。30人かもしれません・・」
「私があえて、主に申し上げるのをお許しください。20人かもしれません・・」
「主よ。どうかお怒りにならないで、今一度だけ私に言わせてください。10人かもしれません・・」
・・・アブラハムは、とりなしの祈りで主と「交渉」しているのです。
➀ アブラハムは、一方的に自分の「願い」だけを要求しませんでした。
アブラハムは自分の願いである「ロトの家族を救いたい」という一方的に自分の思いを願うのではなく、
「公義を行う」という主の主張も加味し、とりなしているのです。
② アブラハムは、自分の立場を十分に認めた上「謙虚」に願い出てるのです。
「わたしはちり灰に過ぎませんが…」「わが主よ、どうかお怒りにならないで…」
③ アブラハムは、「粘り強く」「諦めず」交渉したのです。
50→45→40→30→20→10
6回も言い直しをしています。
もっと言えば「6回も値切っている」のです!
アブラハムは、本当に素晴らしい「とりなしの祈り」が出来る人だと思います。
・・・アブラハムのような、「主の心を動かす」とりなし手になりたい・・!!
とりなしの祈りだけでなく、自分の祈りの課題も同じだと思います。
一方的に自分の願いを要求するのではなく、謙虚に、粘り強く・・・
どの様に祈っていくか・・が凄く大切!
主は、アブラハムにこれからご自分がされようとする事を、話す必要はなかったのです。
しかし、されようとする事をアブラハムに先に話しています。
これは「とりなし手」を探して居られるという事です。
私は実家近くの神社について祈っています。
日々、どのように祈っていくべきか、ずっと考えています。
今日も、主にどのように祈っていくのが、主に喜ばれ、主の心を動かせることが出来るのか・・・
「主よ。私はこの神社に対して、どの様に祈っていくべきでしょうか?」から祈っています。
私も、アブラハムが交渉したように、
とりなしの祈りをする者になりたい・・
もっと主の御心に沿った祈りをする者になりたい・・
今日も、主に喜ばれる祈りを捧げる1日となりますように・・!!
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。(ブログ2023.04.28~)
「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」