図太さがある信仰者になりたい【ローマ5:3-5】

2025年

そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、
忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。

ローマ5:3-5

今日、自転車でスーパーへ。

その帰り道、少し狭い住宅街の道路の前方に、

ハトが20羽ほど群がっていました。

何かを奪い合っているわけでもなく、

ただ静かに集まっているのです。

「餌かな?」とも思いましたが、そんな様子もなく、

道路にたたずんでいるように見えました。

私は自転車に乗っていたので、

「私が通ったらビックリして一斉に飛び立つかも…。

その方が私もビックリするかも…」と少し慎重になりました。

できるだけ音を立てず、

少し速度を落としてハトのすぐ横を通り過ぎました。

でも、不思議なことに一羽も飛びませんでした。

私の存在を確かに感じていたはずです。

私が通り過ぎる瞬間、何羽かの目と確かに合った気がします。

それでも、彼らは一歩も動かず、ただ静かに立っていました。

「あれ?ハトって、もっとビクビクしてなかったっけ?」

私はそう思いました。

人の気配や車の音に敏感に反応して、すぐに羽ばたき、

その姿に驚いたハトも羽ばたいて逃げていく

それがハトの姿だったはず。

でも今日出会ったハトたちは違いました。

人間に慣れていたのです。

私はその姿を見ながら、

「あぁ、このハトたちはたくさんの ‟ビックリ” を

何度も経験してきたんだな」と思いました。

子どもに追いかけられたり、猫に脅かされたり、

車の音や工事の騒音、時には人に怒られたりしながら、

何度も、何度も、驚きと緊張の中で暮らしてきたはず。

でも、その経験が積み重なることで、

本能的な怖がりさえも超えていくような

落ち着きと図太さを身につけたのです。

それを見て私は「なるほど…信仰も同じかもしれない」と思いました。

私たちも、人生の中でさまざまな試練に出会います。

苦しくて眠れない夜。心配ごとで胸が詰まる朝。

誰にも打ち明けられず、ひとり涙する夕暮れ。

「なんでこんなことが続くのだろう?」と問いたくなるような時間…。

でも、そうした一つひとつの出来事が、

経験となり、心を鍛え、信仰を深めてくれるのだと思うのです。

ただしそれは、単に「つらさに慣れる」という話ではありません。

大切なのは、その苦しみの中で「主と出会う」経験をすること。

苦しみの中でしか味わえない神の慰め、導き、平安を知ること。

その経験こそが、私たちの信仰を根から強くし、

揺るぎないものにしてくれる…。

だからこそ、試練のときには、

ただ「我慢」するだけではダメなんだと思います。

「主よ、あなたがこの困難の中にも共におられることを感謝します。

あなたが私に何を教えようとしておられるのか、悟ることができますように。

この苦しみの中でも、あなたの御顔を仰ぎ見ることができますように。」

そう祈りながら、主と共に試練を歩む経験を積んでいくのです。

ハトが自転車くらいではもう驚かなくなったように、

私たちもまた「神と共に苦しみをくぐり抜けた経験」を通して、

ちょっとしたトラブルに動じない、

落ち着きと、良い図太さ持ち構えた信仰者へと

成長していけるのだと思います。

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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