私たちの日常の始まり【創世記8:20】

2025年

ノアは、主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜と、すべてのきよい鳥のうちから幾つかを選び取って、祭壇の上で全焼のいけにえをささげた。

創世記8:20

自宅にいくつかのパズルが完成したものがあります。

コロナが始まった時、

賛美をしながら、話をしながら

毎日少しずつ楽しんだのです。

その中の1つで「ノアの箱舟」があります。

今朝、そのパズルの絵を見ながら…

ノアはこの時、どのように思ったんだろう?と思いました。

約1年間、箱舟で過ごしたのです。

いくら大きな箱舟と言えども、限られたスペースで、

動物たちの世話をしながら、環境も良くなかったはず。

箱舟から出たノアたちは何を思ったんだろう?

箱舟から出た日は、待ちに待った解放の日だと思っていました。

今朝、パズルの絵を見ながら、

本当にノアは「解放の日」だと喜んだんだろうか?

と思ったのです。

ノアたちが箱舟から降りることは、

解放と希望の瞬間であると同時に、

何もない地上でこれからどう生きていくかという

絶望の瞬間でもあったのではないか…と思ったのです。

世界を覆うほどの大洪水。

ノアの家族しかいないのです。

足を踏み入れた大地には、

かつての文明の痕跡はなく、

これから何もないところから生活を築き上げていかなければならない…。

絵を見ながら、

何処から手を付ければいいのかを考えたのではないか?

私だったら何をするだろう?

そう思いながら、聖書を開いてみました。

ノアは、動物たちを外にだし、

まず行った事は祭壇を築いたのです。

全焼のいけにえを捧げたのです…。

ノアが最初に手をつけたのは、

生活基盤を整えることでも、

安全を確保することでもなく、

「主に祭壇を築き、礼拝を捧げる」ことた。

これは、私たちにとっても、

非常に重要なメッセージだと思います。

私なら、とりあえず、舟から降りた周囲の状況を把握するために

散策を行ない、今日寝る所、今日食べるものを

考えてしまう…。

すべてを失い、これからどう生きていくかさえ

見えない状況の中で、

ノアはまず神への感謝と信頼を表したのです。

大洪水という未曽有の災いの中を

生き延びることができたのは、

主の恵み以外の何物でもない…。

ノアはそれを深く理解し、感謝を捧げた…。

ノアの礼拝は、

単なる、生き延びたことへの感謝だけでなく、

これから始まる新しい生活において、

主こそが自分の人生の主人であり、

導き手であることを告白したのです。

何もない地上で、主の助けなしには生きていけないという

切実な祈りが、

祭壇を築くという事を選択したのです。

…改めて、一日の始まりは礼拝だ…と思いました。

私たちは、今日という日がどの様な日か分かりません。

震災に見舞われるかもしれないし、

病気になるかもしれない。

事故に遭う可能性もあります。

私たちは先の見えない未来に向かって生きているのです。

ノアが箱舟を出て、何もない地に足を下ろした様に、

私たちも、今日、何が起こるか予想できない一日がスタートするのです。

ノアが箱舟を降りたように、

私も、毎日のスタートをノアのような思いでスタートさせたい。

主と共に今日も過ごしたい。

主だけが私の希望であり光。

今日も、私は主を信じよう…。

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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