本当の感謝って【詩篇23:5】

2025年

私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。

詩篇23:5

ダビデって凄い…‼

ダビデの生涯において、聖書に記録されているものを読むと

大きく3度の試練があるように思います。

➀サウル王から迫害です。

若き日のダビデは、サウル王から命を狙われ、

逃亡生活を余儀なくされました。

この期間、ダビデは詩篇の中で神への信頼と救いを求める祈りを多く残しています。

②バト・シェバ事件

ダビデはバト・シェバとの不倫と、彼女の夫ウリヤを戦死させるという重大な罪を犯しました。

この罪に対して、預言者ナタンからの戒めを受け、

深く悔い改める姿がサムエル記下11章と12章に記されています。

特に、詩篇51篇はこの悔い改めの祈りとして知られています。

③息子アブサロムの反乱

ダビデの息子アブサロムは反乱を起こし、

ダビデは再び逃亡を余儀なくされました。

この出来事を通じて、彼は神の主権と計画を再認識し信仰を深めました。

ダビデの人生には、他にも沢山の試練がありました。

ダビデが凄いな~と思うのは、

このような大きな試練を通して、主と出会っているという事。

サウル王から逃亡していたのは、約10年から15年もの時間です。

私であれば、このような長期間、危険にさらされていれば、

一掃の事、捕まってこの緊張感から解放されたい…

という思考が生じそうな気がします。

ダビデの生涯に起きた試練は、耐えがたい試練です。

しかしダビデはそのような渦中に身を置きながらも

主への感謝を学んでいるのです。

私たちの常識で考えたら、感謝出来ることがらではありません。

一刻も早い主の介入を祈ると思います。

しかし、ダビデは主への感謝を忘れなかったのです。

何かが上手く解決したり、思ってもない良い事が起きたり

感謝しやすい事に感謝するのは簡単です。

ダビデの感謝は、

感謝しにくい状況、条件下での感謝なのです。

今日の御言葉を見ると

私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ…

とあります。

ダビデから主は敵を取り去っていないのです。

敵がいる状態。

私なら、敵が存在し続けている状態に

主に不平不満を言いそうです。

「いつまでですか?」「いつ私を解放してくれるのでしょうか?」と。

ダビデも敵からの解放を願ったはずです。

しかし、ダビデの置かれた状況に変わりはなかったのです。

状況に変わりがないにも拘らず

ダビデは「私の杯は、あふれています」と感謝しています。

ダビデは、主が与えられる恵みや祝福で

十分すぎるほど、豊かに溢れていると告白しているのです。

…これが本当の「感謝」ではないか…?

主への感謝とは、

状況によるものでもなく、条件によるものでもない。

私も…

ダビデのように「私の杯は、あふれています」という

感謝の告白を出来るキリスト者になりたい…

PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)

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