わたしが、あなたの神、主である。わたしはあなたをエジプトの地から連れ上った。あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。
詩篇81:10
自分についてどう思いますか?
自分ってどんな人間なんだろう…と考えたら、
肯定的な思いより、否定的な思いの方が多く思い浮かびませんか?
今の自分を造っているのは、過去の自分…
過去の経験や出来事、成功や失敗、人間関係を通して
沢山の感情が生じ、トラウマを経験したかもしれません。
それらが、今の自分の価値観や
自分のベースとなっているのではないでしょうか。
私は学生の時に読んだ本で
パナソニックの創始者である松下幸之助さん。
彼自身が自分の「成功した秘訣」を語っていました。
➀貧乏であったこと
②学歴がなかったこと
③体が弱かったこと
成功した理由としてこの3つを挙げられたのです。
自分は貧乏だったので、一生懸命働こうとしたし、
僅かな給料でも満足できた。
学歴がなかったので、他人の教えを素直に聞くことができた。
自分は身体が弱かったので、人を信じて任せる事ができた。
松下幸之助さんは、小学校中退です。
貧乏で学歴がなく、その上身体が弱かったら…
どうでしょうか…?
私なら、自分の生まれた環境に落胆すると思います。
自分は、ずっと貧しくても仕方ない。
だって、貧しい家で生まれたのだから。
自分は、人にバカにされたり無視されても仕方ない。
だって、学歴がないんだもの…
自分は、身体が弱く人生を謳歌できない…
だって、身体が弱いんだもの…何も出来ないよ…
私だったら…
ずっと「仕方ない」と自分に言い聞かせ、
仕方のない枠の中で生きていくと思います。
松下幸之助さんはキリスト者だった。彼はキリスト者ではなかった。
両方の情報がありますが、
少なくともキリスト教を知っておられ、
キリスト教の思想はあったようです。
…私たちは、自分の過去を変える事はできません。
しかし、過去に起きた出来事に意味を持たせるのは
今の自分です。
だったとしたら、過去の経験で自分を造らず、
今の自分が今の自分を造る事が出来る…
…主と共にです。
主を知らずに、難しい環境でも前向きに生きていく事も素晴らしいですが、
私たちは主を知っています。
主には、計画があるのです。
私たちの人生がいたずらに与えられているのではないのです。
自分の中にある辛い記憶、悲しい記憶、
消し去ってしまいたい記憶…
これらに蓋をせず、主の前に差し出し、
主の癒しを願い、主の計画に心と耳を傾けるべき。
今日は、私の好きな御言葉です。
わたしが、あなたの神、主である。わたしはあなたをエジプトの地から連れ上った。あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。
奴隷だったイスラエル人がエジプトから連れ出されたように、
私たちも、罪の奴隷だった処から連れ出されたのです。
そんな解放を受けた私たちに主は言われるのです。
「あなたの口を大きくあけよ。わたしが、それを満たそう。」
大きな口を開きなさいと言われています。
大胆に沢山の祝福を求めなさいという意味だと思います。
私たちは、過去のトラウマや傷、孤独から連れ出された者。
今からは、大きな口を開け、主の祝福を受ける時なのです。
PS. 今日も、心を込めて一言、心の中でお祈りお願いします。「主よ。あの土地が私たち(LOVE BIBLE)に与えられますように!」(ブログ2023.04.28~)